Delivery, 801XH/806XH/807
Goatskin Sport Jacket/Size 40/Stock
Goatskin Sport Jacket, Size 40
https://e-workers.stores.jp/items/65811b81b5a959002a64addf
秋口に作ったGoatskin Sport Jacket。
作り終えて、工場さんから「あと一着だけ作れる革がある」と連絡をもらい、在庫を作りました。サイズは40。WORKERSで通常、シャツ15-16あたりを着られる方。中にシャツ+ジョンスメぐらいの薄手ニットは着られます。
ラムニットもタイトな物を選んでもらえればギリギリ。シェットランドニットはちょっときついか?
タイトすぎない、でもビッグシルエットとも違う。適度なゆとりのある、リラックスして着られるレザージャケットです。
Lounge Jacket w/Sleeve Lining
-FC Knit, Turtle
-Lot 802 Slim Tapered Black
-Paraboots, William
A Foggy Day Coat, Harris Tweed, Green x ATODUKE Patka
-A Foggy Day Coat, Harris Tweed Green
-ATODUKE Parka, Oatmeal
-Lot 801 Straight Jeans
-New Balance, 2002R
今年作った膝丈のステンカラーコート、A Foggy Day Coat。
全然Foggyな日ではありませんが、朝寒かったので後付けパーカーの上に羽織ってきました。車運転するのも、この丈ならギリギリOK。
本来ジャケットの上に着る用のコート。でも、そのゆったりしたサイズ感は後付けパーカーのような極厚スウェットとか、シャツ+厚手ニット上とか、合わせるものを選びません。Gジャンの上に着てもOK。
テイストもクロージングに合わせても良し、カジュアルに合わせても良し。
ハリスツイードの柄も地味。格子柄が見えるような、見えないような。マドラスでいうダークマドラスのように、わかるようなわからないような柄が私は好きなのです。
アウトドアの中綿ジャケットやダウンを着てしまっても良いのでしょうが、そればっかりじゃつまらない。たまにはこういう、冬らしい重くて、ゴワっとして。着こんで、柔らかくなってと育てるコートも一着ぐらいどうでしょう?
ボタンダウンとトレーナー
丸首のスウェット、あえてトレーナーと書いてみました。
ボタンダウンにスウェット。「今のご時世、こんな格好するのうちぐらいや!」と元エビスジーンズの社長さんが書かれていましたが、うちもやってます。
ただあちらはアイビーリアルタイム世代、私は後追いです。
ボタンダウン+スウェットは今はユニクロに居る元POPEYE編集長、木下さんが一時期よくしていました。
ちょうどTodd Snyder+Championがちょっとはやって、合わせていたのかな?
シャツ、スウェット、ステンカラーコートにジーンズといったすっきりした組み合わせでJ.Crewかな?ブルックスかな?のビデオに出ていて。そりゃ、ユニクロも目をつけるよなという、ベーシックなアイテムなのにグッと来るコーディネートで。
今年、ゆる~いスウェットを作ったのは、この中にシャツを着る事考えて。私自身、いつもはシャツ+セーターが多いですが、たまにはスウェットも良い物です。ただ靴が困る。
ブーツもなんだし、結局スニーカー。これはNIKEのIDじゃない、今はBy Youか。あれで作ったDUNK。Georgetownの配色は永久不滅。ネイビー/グレー、私の大好きな組み合わせ。
ちらっと見えるセルビッジは801Black。冬はついブラックジーンズに手が出ます。
3月納品予定製品、詳細をアップしました
3月納品予定製品の詳細と予約ページをアップしました。
今月は
・オープンカラー、初めて作る長袖バージョン。夏の軽いアウターとしても使えます。
・10年ぶり?サイドに2ポケットのM43
・W&Gモチーフのベスト、今回はヘビーベンタイルで
というラインナップ。オープンカラー、半そでばかり作って長袖を作ったことがありませんでした。素材が、春によく羽織りもので使うリネンなので「これで長袖なら羽織りものとしても使えるな」と作ってみたところ、卸先様からは好評です。(これが実売するかは、また出荷してみないとわからないのが怖いところ)
TROUSERS, HERRINGBONE TWILL、通称M43。なぜM43なのかはよくわかりませんが、古着業界中心にニックネームが無いと物を識別できないのでつけられたのでしょうね。
今回、久しぶりに作るのでもう一度型紙をトレースしてみると・・・恐ろしいぐらい、TROUSERS, COTTON SATEEN、いわゆるベーカーパンツと原型が似ている。
よく考えれば、似たような用途に使われるトラウザーズタイプのワークパンツなので原型パターンがおそらく同じなのではないかなと。素材が変わり、ポケット配置も変わるのでイメージはがらっと変わります。
今回、ヘリンボン+ベーカーでおなじみのバックサテンでも作ってみました。
ベストは24SSはW&Gタイプ。裏地が前半分しかついていないので春・夏の暑い時期には最適。Tシャツの上に一枚あるとバック要らずです。
Prisoner Coat + Lot 802 Black
このシリーズ、自分の写真を撮って編集するのがつらくなってきたのでそろそろ終わります。
最後はやっと着られる時期になったPrisoner Coat。
残りが38だけになってしまいましたが、在庫も絶賛販売中です。
https://e-workers.stores.jp/items/65408f9ba932bf002c77767a
展示会には生地だけしか出していなかったCamel。
今年のPrisoner Coatはシルエットがゆったり。袖のねじりを少なく。ハンガーに吊った時の見栄えより着た時のゆったりしているけれど動きやすい寸法感を大事にしました。
この寸法感を出す元ネタはアウトドアウェアの中綿系ジャケット。あまりストレッチの入っていない、固めのシェル+中綿で厚みがある、でも動きやすい。そんな服の寸法を調べているうちに「適度にゆったり、大きすぎない。でも動きやすい」寸法感がわかってきて、それをPrisoner Coatの型紙に活かしました。
中はRAF SweaterのWhite。いわゆる「トックリセーター」に見えますがRAF Sweaterは素材が綿。なので、私のような首にウールが思いっきり触れるとチクチクするという人に最適。Tシャツの上に着られて、普通に洗えるのも使いやすいポイント。
で、ボトムが802 Black。ジャケット着ようと、スウェット着ようと、ミリタリーのOD着ようと、ウールアウター着ようと。何も考えないで着られる証明はできたかな?
ここから、本日の余談。生地の硬さの違い。
801/802のインディゴ/ブラック、そして一回だけ作ったホワイト。どれも素材は同じ、糸の打ち込み本数も同じですが硬さが違います。
ブラックが一番柔らかい、インディゴが真ん中、ホワイトが一番硬い。
打ち込み本数は同じと言え、織機が違うのも関係してますが、一番は染色方法の違いではないかと思います。染色が違う→物性(物の特性)が変わる。
タテの色糸部分の染め方が
ブラックはチーズ染色硫化染め
インディゴはロープ染色合成インディゴ
ホワイトはブリーチで真っ白に
と違いがあります。ヨコは同じ生成りの糸。推測ですが、ブリーチは糸が締まるだろうな。チーズ硫化は糸の中まで染料が入っているからそれが繊維をほぐすような役割があるのか???
あくまで経験論とか推測でしかないのですが、WORKERSで作っているデニムは色によって硬さが違う・・・というお話でした。
P-47 Mod Jacket+Lot 802 Black
「802Blackはミリタリーにも合います!」と言ったからにはやってみましょう。
-P-47 Mod Jacket, Herringbone, 23SS
-ATOZUKE Parka, Oatmeal, 23FW
-Lot 802 Slim Tapered Jeans
-New Balance 2002R(家人にスニーカー買いに連れて行けと2週間粘られているので「自分だけまた買いやがって」と怒られること必死)
今年の春に作ったP-47。なんでもない三つポケットのカバーオール。ゆったりしたシルエットなので、これまたゆったりした後付けパーカーの上にも着られます。
ビンテージのスポーツウェアとミリタリー。それにスニーカー。もちろんセルビッジが見える用折る!我々が子供の頃に強烈にたたき込まれた「基本」ですね。
これにインディゴのジーンズももちろん良いというか、そちらが定番です。が、これをブラックにすると今も通用する、かつオッサンが着てもOKな何かがあると思うのです。モノトーン+OD。最近の自分が何となく好きな組み合わせです。
ここから本日の余談が始まりますので、コーディネート見たかった方はここまでで。
今思えば、子供の頃、自分にとってリアルな服は中田商店のミリタリーだったり、LLBeanのカタログで買えるシャツやフリースだったり、アメ横でB品が並んでいたリーバイスの現行ジーンズだったり。ビンテージはあこがれるけど買えない。その後、ビンテージ「的」な服をUltimate Seekerで買うのがせいぜいでした。
アイビーとかトラッドなんか、私の周りに実在はほぼしていませんでした。いや、していたのだろうけど、興味がないから見てなかったのか?
唯一覚えているのは付属の小学校から上がってきた今思えば名家だった友人。
学生時代、私が酔いつぶれて、初夏とはいえ寒い中、路上で寝ていました。寒かろうと友人がブルックスのシャツを着せてくれて、そのまま翌朝帰って来て母から
「M君はこういうちゃんとした格好しているのに、あんたは尻の出るスウェットに革ジャンだGジャンだ・・・」と小言を言われたのが昨日の事のようです。
ブルックスもこの時に胸のマーク見て「これ何?」と聞いたぐらい。
20代も後半になると、毎日フライトジャケット・カバーオール・Gジャンの繰り返しでは・・・と思い、ボタンダウンに手を出し、いきなりテーラーケイドでジャケットをオーダーし・・・という無茶なトライをしていました。人に歴史あり。毎シーズンのようにボタンダウンやジャケットを作ってますが、いきなりそこにたどり着いたわけではないのです。
Corduroy Jacket, Lot 802 Black
「802 Blackはジャケットにも合います!」と言ったからにはやってみましょう。
-Lounge Jacket, Corduroy, 2018FW
-Modified BD, Supima OX Stripe
-Woolen Tie
-Lot 802 Slim Tapered Black
-Alden Cap Toe Blucher
もう3年は穿いている802。さすがに、破れにくいWORKERSの柔らかいデニム生地とは言え股下の角が若干すれてきました。昨日、その部分は手縫いで補修。これだけ穿いてもヒゲがほとんど出ていない。ミミのアタリはボチボチ。ぱっと見、単なるグレーのトラウザーズ。でもよく見るとセルビッジが!それが狙いです。
コーデュロイのジャケット、気持ちとしてはMr Ripleyのマットデイモンです。コーデュロイ、映画ではよく貧乏学生とか、ラフ&ラギッドなスタイルを好む人とか、反体制とか。そういう象徴で使われるイメージ。
が、自分が着るとシルエットがハンプティダンプティか貴景勝にしか見えないのが惜しいですね。
Lot 801 Straight Black/ Lot 802 Slim Tapered Black 再入荷しました
再生産しなくては・・・と思ってから早・・・10か月???
やっと順番が回ってきて801/802のブラックを再生産できました。
WORKERS、秋冬の定番。ヒゲがほぼ出ない、徐々にグレーに変化していくブラックデニム。タテ糸を硫化染めするときに芯まで染めているのでヒゲが出ない。
ブラックジーンズというよりは、グレーのトラウザーズ的にジャケットに合わせたくて作ったジーンズ。あまり激しいヒゲがつくと綺麗に合わせづらい。そこで、あえてヒゲが出ないようにタテ糸を芯まで染めたわけです。
でも、ミミ・セルビッジのアタリはある程度出てきます。ここはデコボコがはっきりしているので、色差がある程度でるので。
「え~、ヒゲが出ないジーンズなんて面白くない!」と思わないで一度穿いてみてください。実に、組み合わせが楽。上にジャケットをはじめ、インディゴのGジャン、ミリタリー系のOD色したブルゾン。レザージャケット、A-2。およそ何を合わせてもばっちりです。
Lot 802 Slim Tapered
2月納品予定製品・ご予約受付中
2月納品予定の製品、詳細をアップしてただいまご予約受付中です。
今月は
・ハリントンジャケットを夏用に、リネンの一重バージョン
・定番Modified BD、また新しいストライプ生地やインディゴシャンブレー/デニムなど、生地バリエーション豊富に
・ボーダーはワッペンがつきました
・フロントタック入りのRL Fit Chino
・新型、丈の短いCAT DAY Coverall
というラインナップ。
個人的には、持っているRL Fit Chino以外、全部欲しい色や柄があります。10年以上やってて、いまだに自分の作る製品を着たいと思えているのが嬉しい半分「もう、腐るぐらい着るものあるだろうに」半分。
でも、やっぱり短い時間でも良いから、作ったものは自分用のサイズを着てみないと気づけないことがあるのです。
「今回のこれで良し!」となることもあれば「もう少しここを変えても良いかな?」となることもあります。作った時も、何とか試着してこれ以上、変えるべきところは無いか?検討はします。それでも、時間が経って、着ているうちに感じることもある。
どちらが正解という訳ではないケースも多々あります。が、そういう微妙な「こっちかな?」「あっちかな?」を繰り返し、徐々に変えていくのが私の服作りです。
在庫たっぷりWORKERS Store
いつになったら冬物が着られるのか・・・
朝晩はだいぶ寒いですが昼間はまだ暑い!ただ、自分が最初に展示会をやった2012年の秋もこんな感じでした。実際に寒いのって12-2月なので、もう少ししたら嫌でも着るのですが。
生地がほとんど無くてサンプルを作らなかったA Foggy Day Coatのハリスツイード Mix Brown。展示会で生地だけ展示していたBrown Harris Tweedより混ざっている色数が多い。でも全体としては無地に近い、地味な色目です。
https://e-workers.stores.jp/items/65408f4890c419002992c6c3
もう一つ、こちらも生地だけで展示していたCamel色のメルトン、Prisoner Coat。
https://e-workers.stores.jp/items/65408f9ba932bf002c77767a
プリズナーというとネービーメルトンですが、私のように猫が家に居る方は「う!」っとなるでしょう。そんな方に、猫毛が目立たないCamel!ただ、黒猫の毛はかえって目立つか?
今年のPrisoner Coatはゆったり。以前のタイトな物とはシルエットが全く違います。ゆったりふわっとしている分、生地の重さ・固さを感じにくい。実際にはガッチガチの生地ですが。そのガチガチが、服になった時にいわゆる「仕立て映え」するのです。
その分縫うのは大変で、あちこち中に切り込みを入れて縫い代を割ったり、軽くたたいて厚みを抑えたり。お直しやさんに持って行くと「この厚みは無理!」と言われるかもしれないです。袖口はだいぶ薄く作ったつもりですが。