東京展示会、ご来場ありがとうございました


先週は東京での展示会にご来場ありがとうございました。
お客様から多く言われたのが「WORKERSも作るものが一味変わってきた」と。

私自身も感じていて、初期は、レプリカであり、アメリカンワークウェアであり。
パーツをオリジナルで作ったり、生地が特殊であったり、できる限り綿糸で縫ったり、縫うミシンを選んだりという、いわゆる「作りこみ」を維持しつつ、より現代にあった服にそれを落とし込むようにしています。

それが、Maple Leaf Jacketであり、Royal Mountain Parkaであり、Cruiser Shirt、Padded Deck Vestなのだと思います。

今週は、岡山展頑張ります。





出張のお供はMessenger Bag。最初、寒かったのでコートを持って行きました。
日中はこのようにストラップに挟んで移動。
やはり、私はこのバッグが好きなようで、外ポケットが無いのを差し引いてもやはり自分持ちランキングでは上位に入ります。

この身頃をベルトが回るスタイルも好きですし、バッグがベルトでホールドされる、つぶれ具合も好きなのです。

普段はあまり、たすき掛けはしないのですが、このバッグだけはフロントのストラップをしめてたすき掛けが好みです。

在庫分も、今日には出来上がってきますのでストックにアップしました。ぜひご覧ください。

http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

展示会・搬入完了


さっそく、805を恩年68歳のモデルにはいてもらいました(父です)
なかなか似合っているのが悔しいうえに「細身のパンツが欲しいんだよ!」というあたり、今の60代は若々しい。

この秋冬は、805のMaple Leaf Jacket、そしてRoyal Mountain Parkaがおすすめだそうです。

では、明日から本番、がんばります。

Update, 近況報告

7月納品分の製品、ご注文ありがとうございました。
今、職だしが終わりました。

集計して、もともと手配していた生地が不足しないか再確認して、部品を数数えて出したり、注文するものは注文したりと、もっとも地味な作業です。

が、これで間違えると数通り作れないのでアウトです。

正直、これほどメンズに向いていない仕事は無いのですが(やはり、女性は細やかな仕事は得意です) WORKERSは一人ですのでやるしかありません。

そして、明日は搬入。今週は、東京の展示会場で僕とあくしゅ!(後楽園遊園地、今は名前もかわってるでしょうが、ヒーローショーは今でもやってるんですかね?)




画像はまったく関係なく、ケーブルカークロージャーというトラッドショップの3ピースのジャケットです。
最近、WORKERS本来の、服やアドを紹介するのが全くできていません。展示会が終わって一段落したら、またいくつか紹介していく予定です。


自分の場合、洋服を着たり、映画を見たり、街中の歩く人を見たり、雑誌を見て今のトレンド?を知ったりだけでは服を作るには弱く、それにプラスして資料にあたります。

常に、興味を持って、かといって「ネタはないか!」とギラギラした目で探すと、洋服の神様はどこかに行ってしまうので楽しむ気持ちを第一に、探し、考え続けます。

このジャケットも、確か3-4年前、アメリカントラッドとは何か、どんな典型的仕様があるのか、素材は、形は、と考えていたときに手に入れました。

パッチ&フラップ+箱という、実はありそうであんまりメジャーでは無い仕様。
三つボタン段返り、それもラペルのロールとかそういう感覚を吹き飛ばす「ばきーん」と折れたラペル、ホールは黒糸!

1904 JacketやMaple Leaf Jacketができるまでには、こういうものを着てみたり(実際着られるサイズです)、見てみたりしてきたわけです。

で、ジャケットを着るとコートが必要なので、昨年作ったバルカラーコート、今年のマウンテンパーカーと広がってきました。

と言う事で、今年の秋冬製品も今できる精一杯の製品を作りました。どうぞ、展示会場で何でも聞いてください。(あ、それはあまり深く考えないでその仕様にしました・・・というのもあるのですが)

Delivery









Classic Work Shirt
Baker Short
Buckle Back Shorts
Lot200/206
Messenger Bag

一昨日完成・発送いたしました。
下記店舗様でも取扱予定です。

早速自分でもバッグを使ってみています。来週の展示会にもこのバッグで臨みます。

品番は、店舗様により違いますのでお問い合わせください。
北海道
Dempsey Clothing
札幌市中央区南3条西1丁目12-19 エルムビル2F #203
011-219-7355
関東
Junky Style
東京都墨田区両国4-37-6 中ビル1F
03-3631-8121
SUPER MAX
東京都町田市森野1-37-8 今村ビル1F
042-722-3204
Pheb International
東京都杉並区高円寺南4-24-11-103
03-5929-9757
Rhythm
神奈川県横浜市西区南幸2-10-4望月ビル1F
045-412-6488
Make Time For Time
千葉県千葉市中央区登戸3-1-2登戸ビル101
043-441-6919
Mr OLDMAN
群馬県前橋市南町3-48-9
027-289-0153
東海
Spiral
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1385
053-925-6001
HI-DEE'S
静岡県沼津市新宿町7-1
055-925-5857
BLISSWEAR CLOTHING
静岡県静岡市葵区鷹匠1丁目4-1-1F
054-653-4750
GREAT
愛知県名古屋市中区大須 4-1-6
052-241-7567
Cell Number Eight
愛知県名古屋市中区栄3-20-14 住吉ビル2F
052-242-3888
北陸
SUGAR VALLEY
新潟県長岡市城内町2-6-29
0258-38-6252
matin
富山県魚津市上口一丁目4-21 
0765-22-9221
CARGO
富山県富山市山室27
076-422-5755
近畿
Uncle John
和歌山県和歌山市狐島601 シマハイツ1F
073-460-9727
pastime
京都府京都市中京区海老屋町324岡本ビル1F
075-708-5443
Move Clothing
滋賀県彦根市中央町1−8
0749-24-9981
ERUPTION
兵庫県西宮市門戸荘17-64
0798-52-0880
TAKE OFF
兵庫県神戸市須磨区前池町3丁目4-1 ビバタウン板宿内1F
078-735-0820
中国
ROOSTER
広島県広島市中区吉島西1-1-4
082-245-1045
四国
gage
香川県高松市御坊町1-15東側
087-823-6766
INSIST-STACK
愛媛県松山市三番町2-3-5 CIEL BL'D 2F
089-947-5446
RADICAL
高知県高知市秦南町1-3-12 ジョージハウス1F東
088-873-5270
九州
TURRET 14
福岡県北九州市小倉北区馬借1-3-20-201
093-551-2775
gigile
熊本県熊本市西梶尾町451-1西嶋第2ビル102
096-245-3866
GOOD NEIGHBORS
鹿児島県鹿児島市住吉町7-1
099-801-8114
United States
INVENTORY Newyork Store
12 Extra Place, New York, NY, USA
+1 (212) 420 8900
Canada
INVENTORY Vancouver Store
45 Powell St., Vancouver, BC
V6A 1E9 Canada
+1 (604) 568 5889

Royal Mountain Parkaの素材




ありがたいことに、多数お問い合わせをいただきましたのでお答えいたします。

Royal Mountain Parkaの素材は綿100%。60番手の細い糸を超高密度に平織りします。
ベンタイルですか?というお問い合わせを頂きましたが、違います。
ベンタイルは商標も規格もあり、サプライヤーも決まっています。作り方・考え方としては同じ方向性のものですが、ベンタイルとは呼ぶ事はできません。

話を戻して、細い糸を高密度に織る、この段階で遮風性は増し、ある程度のはっ水性も出ます。同じ綿生地でもポプリンと呼ばれる、細番手・高密度が紙のような風合いで、シャンブレーはその逆である事を想像してください。

さらに、この高密度平織り生地に、樹脂により撥水加工を施しています。
樹脂といっても、はがれたりするような風合いでは無く、高温・高圧で浸透させています。

ここまで言うと、良い事ずくめのような生地ですが、縫製が非常に難しいのです。
高密度生地を縫うと、まず一度穴があいてしまうと縫い直す事ができません。

また、ある程度密度を高く縫わないと強度が出ない、しかし密度高く縫うと裂けてしまう。
糸・針もできる限り細く、しかし強度は維持。そこで、今回WORKERSでは初めて化学繊維の糸を使いました。これならば、細番手でも強度が保てます。

どうしてそこまで糸を細くしたいのか、それは、針を細く、さらにどぶ板と呼ばれる、針が通って行く穴を小さくしたいからです。この針を細く、どぶ板の穴を小さくすることで生地へのダメージを最小限にします。






さらに、工場にお願いして針の太さ・糸の太さ・ボタンホールやカンドメの目数を調整して部分縫いを作ってもらい、強度が一番高くなる設定を探します。

このミシンも、最新のコンピュータ制御のホール/カンドメ機を使ってもらいました。

機械式のミシンでも、ギアやカムを変えればこのような形状・目数の変化はできます。
ただ、現実問題、多数の生地・糸があるなかでフレキシブルに変えようと思えば、最新のコンピュータ制御ミシンにはかないません。

WORKERSでは、超クラシカルな機械式ミシンを使ってもらう製品もあれば、超最新のコンピュータ制御ミシンを使ってもらう場合もあります。

どちらも、最終的に思い通りの製品が出来た時にはうれしく、こういう部分を工場さんと話するのが私には実は一番楽しい時間なのです。
「え~、そのミシン買ったの!持ってるの!じゃぁ、こんな仕様ができますね!」みたいな感じです。

だいぶ話がマニアックに行ってしまいましたが、展示会ではこの見本も持って行きます。
日本のど根性物作りの一端をご覧ください。