Days






来週からは岡山で展示会です。職場を片付けていると・・・来た!春に出るので予約してから早数か月。やっと70-200/F2.8がきました。
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TCBの井上君に「撮影の仕方教えて!」と言われて教えたのが数年前。その後、彼はさすが日々撮影するだけに単焦点だけでなく、この70-200/F2.8での撮影を覚えてすごくきれいに撮るようになってました。そこで、私も真似してFマウント時代に買ったのですが、基本的に室内で撮影する私には使う用途が少なすぎる。
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その後、自撮りするのにアプリが一歩進んでいたCanonをこの70-200で試してみたりしましたが、やっぱり使いづらい。自撮りはZマウント+105ミリや85ミリに落ち着き、結局、Fマウントの70-200は持ってても使わないままでした。
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が、この秋は販売店に伺ってWORKERSや、そのお店で扱われている製品を着てもらって撮影しようと計画しています。そこで、105ミリメソッドだけでなく、70-200ももう一度トライだ!!!という事で仕入れた機材です。
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展示会の準備やら、その後の生産に向けて生地・型紙・部品の用意。9月の出荷。10月以降の製品ページの用意と色々、目の前の仕事に追われつつ、ず~っと考えているのは来秋冬の製品。
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すでに生地はいくつか作り出していて、次は形。一番の懸案がジャケット。毎シーズン、裏無しのLounge Jacket、裏ありのMaple LeafやKing Porter Jacketと、2本柱でやってきましたが、21FWは後者をいわゆるラペルジャケットではないものにしたい。そうなると、Boardwalk jacketや古くからのTeds Jacketがありますが、あれをもう一段、「使い勝手」に振り切って仕様・デザインを考え直そう。数か月考え続け、やっと昨晩、寝る前にそうまとまりました。そうなると、今朝も会社までの車で「ポケットはわりきってこうする」「作りは裏地つけるとして、流すか、地縫いして返すか?生地はこういうのだから、返すにはゆるいか?控えるか?返しが増えすぎると工賃高くなりすぎないか?」などなど、ずっと考えます。我ながら、よく飽きないなと思います。
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方向性が決まるまでは小骨が引っかかってる感じでちょっと辛いのですが、それを乗り越えればあとは想像を膨らませるだけです。でも、まだまだ目の前の仕事をしつつ、次のサンプル作りまでアイデアを広げておきます。

WORKERS 2020SS展示会&久しぶりに販売もします

 9月の展示会のご案内です。







今回も、土日はエンドユーザー様向けです。例によって、来春夏の製品は買えるわけでもなく、ただ「試着だけ」なのでまったりお越しください。
が!今回は販売もちょろっとします。以前から作りためてきたジャケットやコート。WORKERSのいつもの通販だと試着も出来ないし、カード使えないし。「一回ぐらい、このたまった製品をちゃんと見てもらいたいよな」と思いたちました。
画像二枚目以降のようなジャケット、コート36/38サイズがメインですが、一部、Bal Collar Coatの過去作って販売し忘れた分、自分が着ようと思って結局着なかった42サイズのジャケットも持っていきます。
「42はサイズ展開があるだけで販売店で見つからないじゃないか!!!」といつも思っておられるお客様、今回はありますのでぜひお立ち寄りください。逆に来てもらえないと「なんだ結局要らないんかい!」とへそを曲げるので、ぜひお立ち寄りください(気持ちが強いので繰り返しました)

卸先様向けの展示会も、9月2週/3週と行います。既存の卸先様にはご案内をお送りしています。ご新規様向けにDMは・・・なんか、今回は送る気持ちに成らないので検討中です。
先日、Amazonのレンタルでバーグドルフグッドマンの映画を見ました。新人から中堅デザイナーがバイヤーに必死に手紙書いてバイヤーに来てもらって・・・でも取り扱いには成らない。一方で、全く営業活動していないデザイナーでもバーグドルフグッドマンが買い付けにきたり。
営業活動も大事だとは思うのですが、結局は、エンドユーザー様が「欲しい!」と思ってもらえるようなものを作れているか。そう思ってもらえるよう、説明は出来ているか?写真は?もしかしたら動画なのか?
そういう製品なり、アプローチができていれば取り扱いは自然と増えると思うのです。そもそも、最近のWORKERSの「取扱件数は微減、でも卸先様一店舗当たりの取扱量が増えている」という今の状況も悪くないと思うのです。それだけ、お店とエンドユーザー様との関係性が広がっている・深くなっていると言事だと思うので。
私自身も、見てみたいなと思ったブランドの取り扱いがあると聞いてお店に行く。そこで、色々見られれば良いのですが「これだけ!?」と思うことがあります。かといって、今度はお店に買っていただく立場に成った時に、無理に「バリエーション多く買ってください!」とは言えません。だって、仕入れてもらっても売れるかわからないから。
そうやって考え続けると、結局は「お客様が良いな、欲しいな、買いたいな」と思ってもらえるものを作るのが私の仕事。そうやって、製品が売れればお店も自然と多く取り扱ってくれるようになる。
お店に仕入れてもらう、つまりメーカーとしては「お店に売れれば終わり」ではないと思うのです。どうしても、「営業」目線が強くなるとその傾向が強くなる。そうじゃなくて、エンドユーザー様に興味を持つ、見てみたい、そして「買いたい!」「着たい!」と思ってもらえるものを作ることが、まわりまわって一番の「営業」になるのではないかと。だから、DM送るのやめようかなという話でした。

2021SS Catalog & Look

 


気の早い話ですが、2021SSのカタログとLookが出来上がりました。
印刷バージョンは、今週中に閲覧用を取扱店様に発送予定です。
PDFバージョンは下記にアップしました。
お盆のお暇な時に眺めてみてください。ipadで見てもらうとほぼ印刷そのままです。

カタログ

Look

Delivery in August

 





8月納品予定製品、金曜日に取扱店舗様に発送しました。
製品の詳細はこちらをご覧ください。

http://www.e-workers.net/store/202008/top.htm

お探しの製品があれば、色・サイズをご指定の上お問い合わせください。取り扱い店舗をご案内いたします。

http://www.e-workers.net/contact/top.htm

WORKERSに直接ご注文のお客様には今週、木曜日あたりに発送作業行います。今週はお盆で帰省中のお客様も多いと思いますので。

今月、自分用はPullover Shirtのデニムとオーバーオールをオーダーしました。オーバーオールは今でも着られる雰囲気です。

オーバーオールの肩掛けが独特な金具で、

「外れないとサイズ調節できない、でもスカスカだと外れる」

現状、良い感じに「外れるけど、簡単に抜けない」ぐらいに軽くペンチでかしめてあります。
一度着て、体系に合わせて長さを決めてしまえば、もう少しかしめるとさらに抜けづらくなります。調整&固定が微妙というか、コツがあるのでTCBさんに使い方とかしめ方を教えてもらいました。



11月納品製品・更新







http://www.e-workers.net/store/202011/top.htm

2020FW最終納期製品の詳細をアップしました。
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作り終えた時は「シンプルすぎるかな」と思ったM-65 Mod。見ているうちに段々良くなってきて今は自分も欲しい!
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私がアウターを着るのはたいてい冬場の出張。ジャケットの上に着るのでゆったり目じゃないと着られない。以前はマウンテンパーカ、最近はBal Collar CoatからM-1948 Modをよく着ていました。
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マウンパ、機能的ではあるけれど大型フードがちょっと邪魔に感じるときもある。そこで、脱着フードのBal Collar Coat。ただ、ボタンが糸付けだとリュックしょったり雑に扱うとちょっと強度が心配。そこで、M-1948 Mod。これも良いけど、やっぱりフードが無い、もう少し丈の短いアウターも欲しい。
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そこで今年作ったのがM-65 Mod。収納フード、マジックテープは省いて、でも腰のスピンドルやバックのアクションプリーツのような「らしさ」がある部分は残して。ぱっと見でわかりづらいのは、袖裏と身頃の裏地を別生地にしたこと。オリジナルは綿ポリっぽい裏地が全面ですが、WORKERS版は袖裏はナイロン100にしました。やはり以前作ったWeather Comfort JacketやParkaがこの仕様で、袖通りが良くて着やすかったので。
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アウターは生地の種類が多い、切って縫う工程も非常に多い。工程が多い分、試行錯誤も必要で、ファーストサンプル、下手するとセカンドサンプルと、最終サンプルまでに試作の回数も必要。結果、値段が高くなり数も出ない。「経営」だけ考えると、やらないのが正解でしょう。シャツとチノパンとラウンジジャケットだけ作ってれば、WORKERSの利益率は上がると思います。でも、自分自身でも着る必要があるし、そもそも、利益率だけ考えたらこんな仕事はしていない。好きだからやってるんだし。毎期、作りながら「苦労を買ってでもする、夢追い品番だな」と我ながら思うのがアウターです。