11月納品製品・更新







http://www.e-workers.net/store/202011/top.htm

2020FW最終納期製品の詳細をアップしました。
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作り終えた時は「シンプルすぎるかな」と思ったM-65 Mod。見ているうちに段々良くなってきて今は自分も欲しい!
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私がアウターを着るのはたいてい冬場の出張。ジャケットの上に着るのでゆったり目じゃないと着られない。以前はマウンテンパーカ、最近はBal Collar CoatからM-1948 Modをよく着ていました。
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マウンパ、機能的ではあるけれど大型フードがちょっと邪魔に感じるときもある。そこで、脱着フードのBal Collar Coat。ただ、ボタンが糸付けだとリュックしょったり雑に扱うとちょっと強度が心配。そこで、M-1948 Mod。これも良いけど、やっぱりフードが無い、もう少し丈の短いアウターも欲しい。
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そこで今年作ったのがM-65 Mod。収納フード、マジックテープは省いて、でも腰のスピンドルやバックのアクションプリーツのような「らしさ」がある部分は残して。ぱっと見でわかりづらいのは、袖裏と身頃の裏地を別生地にしたこと。オリジナルは綿ポリっぽい裏地が全面ですが、WORKERS版は袖裏はナイロン100にしました。やはり以前作ったWeather Comfort JacketやParkaがこの仕様で、袖通りが良くて着やすかったので。
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アウターは生地の種類が多い、切って縫う工程も非常に多い。工程が多い分、試行錯誤も必要で、ファーストサンプル、下手するとセカンドサンプルと、最終サンプルまでに試作の回数も必要。結果、値段が高くなり数も出ない。「経営」だけ考えると、やらないのが正解でしょう。シャツとチノパンとラウンジジャケットだけ作ってれば、WORKERSの利益率は上がると思います。でも、自分自身でも着る必要があるし、そもそも、利益率だけ考えたらこんな仕事はしていない。好きだからやってるんだし。毎期、作りながら「苦労を買ってでもする、夢追い品番だな」と我ながら思うのがアウターです。