WORKERS エンドユーザー様向けの土曜/日曜 展示は行いません


 


2021年9月に行うWORKERS、2022春夏商品の展示会。通常であれば、土曜日・日曜日はエンドユーザー様に製品をご覧いただけるよう会場を開放しておりますが、今般の情勢を鑑み、今回は行わない事といたします。

私自身、普段、工場に行かない限りほとんど人に会わずに一人で仕事をしているので、半年に一度、エンドユーザー様に製品をご覧抱き、直接反応をいただけるのはとても励みになります。そのため、開催するか最後まで悩んでいたのですが、展示会場で複数人が集まるのはいかに、窓を開けようと、サーキュレーターで空気を循環させようと、現在の状況では良いわけが無いので今回は中止します。

展示会を毎回見ていただけていたのも、当たり前の事じゃないのだなと痛感しています。また、ご来場いただける状況になりましたら是非、お立ち寄りください。まずは、それまでWORKERSを続けられるよう、自身の健康に留意してまいります。という事で、本日、私はワクチン1回目。東京行く頃には、まだ大して抗体は出来ていないでしょうから気休め程度ですが。


製品の詳細は、下記カタログ、また、9月以降製品詳細を毎月掲載いたしますのでそちらをご覧ください。


カタログ
https://firestorage.com/download/f8a61deaf2d767c08ec3d9ccfc31fcb300f1eff0

Look
https://firestorage.com/download/9648b4f51db398ff8c356e74f68eb0c4bfaa3eea


Web版の製品一覧とルックはこちらに。

製品一覧
http://www.e-workers.net/store/2022ss.html

Look
http://www.e-workers.net/store/2022sslook.htm

French Cargo Pants

 









https://e-workers.stores.jp/

French Cargo Pants, Herringbone, \30,800(tax in)

French Cargo Pants, OD Kersey, \30,800(tax in)

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フレンチカーゴパンツ、今回はもう二度と作れないかもという想いで在庫作りました。S/M/L/XLサイズあります。着用写真、誰も気づかないけどベルトと時計が元ネタへのオマージュですね。このベルト、たまたま質屋で見つけてうちのモデルにぴったりのサイズだったので嬉しかったです。二重巻がどうやってやるのか最初はわからないで、ああでもないこうでも、通してみたのが懐かしい。このトラウザーズの後ろ、中心から左右に二つベルトがあるのも「そうか、こういう風にも使えるわけか」と納得しました。


WORKERS 2022SS

 



例によってものすごく気の早い話ですが、2022年春夏、来年の春夏のカタログとルック、PDFでアップしました。

カタログ
https://firestorage.com/download/f8a61deaf2d767c08ec3d9ccfc31fcb300f1eff0

Look
https://firestorage.com/download/9648b4f51db398ff8c356e74f68eb0c4bfaa3eea


Web版の製品一覧とルックはこちらに。

製品一覧
http://www.e-workers.net/store/2022ss.html

Look
http://www.e-workers.net/store/2022sslook.htm


もう少し抑え気味にするつもりが「この色も増やしたい」「ポロシャツも作りたい」「こっちの生地はどうだろう」「久しぶりに短パンも」「Royal Navy Smockをもう一度」「井上君、ボーダーまた欲しいって言ってたよな」「お客様がヘラクレスパンツ話してたよな」

とやってるうちに、ものすごい点数になってしまいました。これでも、2023SSにスライドして棚上げしたサンプルもあるぐらいです。マーチャンダイジング的には失敗。まぁ、WORKERSは食べてはいかないといけないけれど、半分は私の趣味兼思い出作りなので。増えるときには増えても仕方が無い。

そのかわり、作りたいものが無ければ品番は減っていくのですが、今のところそういう兆しはなく。昨日も、2022FWのFCニットベストのサンプル型紙作ってたぐらいなので。

気持ちの問題だけでなく、目先の製品売れ行きが悪くなれば当然、作れる品番数が減ったり、展示会の日数が減ったりするのですが、それも今のところはありません。でも、一寸先は闇です。「WORKERSの次の製品も見たいな」と思っていただいたお客様は、ぜひ、お近くの取り扱い様、また通販でもかまいませんので、何かお買い求めください。

こんなに直接的に「買って!」って言うメーカーも聞いたことないですが、本当のところなので。

8月デリバリー

 






WORKERS 8月製品、各店舗様へ発送いたしました。

http://www.e-workers.net/store/202108/top.htm

取扱製品は店舗により違いますので、お探しの製品がありましたら、色・サイズをご指定の上お問い合わせください。

http://www.e-workers.net/contact2/captmail.cgi


今月は、French Cargo PantsのBlack色でB品が発生し、まだ完納していないので気持ちも晴れません。こちらは、不良分の再生産中です。10月にはお送りいたしますので、ご注文いただいたお客様は今しばらくお待ちください。

WORKERSに直接ご注文いただいたお客様には、今週末頃発送作業をいたします。お盆明け頃に到着予定です。

French Cargo Pants, Black Kersey 製造中の不良発生と納期遅延

大変申し訳ありません、納期遅延のご連絡です。

French Cargo Pants、Black Kerseyで、洗い後にピンホールが発生しました。

原因は判明し、再生産するのですが生地が全く在庫が無く、新しい納期が10月中旬~下旬になります。


不良の発生はブラックで、他色は納期通りの出荷になります。

WORKERSのご注文いただいたお客様、また取り扱い予定の販売店様には個別にご連絡いたしました。販売店でご予約いただいているお客様には、こちらからの連絡ができません。申し訳ありませんが、詳細はご予約いただいた店舗様もしくは弊社までお問い合わせください。

http://www.e-workers.net/contact/top.htm



不良部分の画像:



目打ちの先部分が問題のピンホール
裾ボタンの横が一番多く、まったく別の個所でもボタンが当たったところに発生しています。


・原因と対策

ワンウォッシュをする際、生地に折り筋が出てしまわないよう、パンツを裏返してから洗いをかけます。

その時に、「パンツ返し」や「袖返し」と呼ばれる、圧縮空気を使ってズボンをひっくり返す機械を使うのですが、今回のトラウザーズがかなり生地がごついので最強設定で返しをしました。その力が強すぎて、裾のボタンが返し機の中で暴れ、パンツ本体に当たってしまいました。

そのため、不良の多くは裾のボタンの横が2-3ミリ、傷がついている状態です。
ただ、あまりの引っ張りに機械の中でボタンが取れたケースもあり、この分は、まったく別の個所に傷があるものもありました。


原因が分かったため、その後のOD Kerseyは手でひっくり返し、洗い・乾燥しましたが傷は発生していません。
ブラックの再生産も、手でひっくり返してから洗いを行います。


今回は、納期遅延でご不便をおかけし大変申し訳ありません。

金属パーツ、特にバックルのつく製品は洗い後につけたり、そもそも工場で大型の洗い機械には耐えない場合はノンウォッシュでの納品をするようにしていましたが

今回のFrench Cargo Pantsはサンプル時の洗いで問題が発生せず気づくことができませんでした。

今後は、このノウハウを生かし再び不良が発生しないよう努めてまいります。
重ねまして、申し訳ありませんでした。

株式会社WORKERS
〒701-1352
岡山市北区小山99-7
086-250-9875
舘野 高史

ダッフルコート型紙の工夫

 




久しぶりに超マニアックというか「誰が知りたいんだよ、そんなこと」という話。

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ダッフルコートの型紙、身頃にヨークが乗っかります。ビンテージを見ると、ヨークは前・後ろがくっついた長い形をしている。理由は肩部分。異様なまでに厚みのある生地なので、身頃の肩部分の縫い割りと、ヨークの縫い割りを重ねたくなかったのでしょう。

では、WORKERSも同じことができるか?といえばダメ。身頃にしっかりタテストライプ状に柄がある。これで、ビンテージと同じ型紙にしてしまうと、後ろ身頃はストライプの方向が合うけど、前は合わない。という事で、最初は真ん中の型紙。身頃も、ヨークも、同じように割って作ってみました。が・・・なんとか縫えてるけど、サイドネックと呼ばれる、首と肩線の当たる位置が、異様な厚みでゴリゴリとなんとも着づらい。

そこで考える事しばし。何とか、この身頃の肩縫い目線を移動できないか・・・過去作った製品で肩線の無い製品は無かったか・・・あった!フットボールTだ!

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どんでもないところから身頃のアイデアを持ってきました。でも作ってみるとばっちり。

肩部分は厚みが減る。身頃をつなぐのは後ろ中心と、その少し下部分。ちょうど、上に乗るヨークできれいに隠れる。身頃の縫い目もしっかりアイロンで割って、押さえのステッチをかければデコボコした感じもしない。固さもない。

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自分で服を作る時は、過去の様々な製品を見て、合理的だったり綺麗だったり、良い作り方は真似ます。でも今回のは珍しくそういう真似ではない、我ながらよくぞ考えついたなという方法でした。世の中のダッフルコートヨーク地の目問題で悩まれているパタンナーさん、この展開方法はお勧めです。

WORKERSのボタンダウンシャツができるまで

デザインの過程・古着、現行品の研究から・・・

WORKERSのボタンダウンシャツ。今では定番に成っていますが、それをどうやって形にしていったかのお話。
ボタンダウンシャツ。ある意味、デザインが完成され過ぎてしまっているので、何をどうデザインしてよいのか、最初はわかりませんでした。
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そのため、一番最初に作ったボタンダウンは最初から飛び道具でフロントラウンドデザインの隠しボタンダウン。「デザイン」というのが、「寸法」「色」「素材」「縫製」「パターン」すべてに及び、もっと言えば、販売したい数量とか、販売方法とか、そこまで全部まとめて「デザイン」だというのがわかっているようで今よりはわかっていなかった。だから、まずは「形」とか「ディテール」から手を付けて行ったのだと思います。

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当時は製品を作りながら勉強も続けていました。(今もですが)デザインするためには、まずその物自体を良く知る事が大事だと考え、王道のブルックスやハサウェイ。さらに、現行品でもインディビジュアライズドシャツ、ギットマン、アイクベーハー、トムブラウン、バンドオブアウトサイダーズ、ビリーリード。とにかく、「アメリカ製」のボタンダウンをかたっぱしから購入。現物から感じる雰囲気、自分で着た感覚、縫製方法、各部の寸法、ボタンの風合いなどなど。
比較検討して、自分にとって「これは良いな」と思う生地は何か?縫製は何か?寸法は何か?といったように、「良いな」と感じる部分はどんな「規格(スペック)」なのか、検討を続けていきました。
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そうして、徐々にぱっと見は「普通のボタンダウン」。でもWORKERSらしいデザインが随所に込められたシャツが徐々にできていきます。
ただあくまでこれは「その時に良いな」と思ったデザイン。時とともに良いなと感じる寸法も、ディテールも変わる。特に寸法は「時代を感じさせるフィッティング」を実現させる寸法(具体的には当時はタイトフィッティング全盛だったので肩幅が狭く、丈も短い)と「機能として必要な寸法」のせめぎあいでした。


縫製仕様も今以上に「ワークウェアと言えばWORKERS」「WORKERSらしさ」を大事にしたいと思い、脇は細幅の巻縫い。最近定番の極細折伏せ縫いのやり方がまだわかってなかったのもあります。

縫製仕様は工場の設備の制約でもあり、逆にそれがデザインにも感じられる部分。服作りは、単純に「ここは端から何ミリステッチで」と指示するのではなく、「この部分はこのミシンで縫う。この工場には何ミリ幅のミシンがある。製品の品質・テイストにも合致するからこの仕様でいこう」といったように、単純なデザインではない。服作りの文法と私は昔よく考えていました。最初はその文法がわからないから、なぜ古着が、現行品が、そこをそう縫っているのかわからない。
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わからないなりに、自分自身でこのミシンを使うのか?あのミシンなら縫えるのか?この金具を使えば?結局は自分で縫って、わからなければ周りに聞いて聞いて聞いて。でも聞いても中々すんなり答えは見つかりませんでした。というのも、目指しているのはアメリカ製の大量生産的な製品。それに対し、日本・岡山は似たミシンはあっても作る量が全く違う。だから、完全にそれ専用の機械やラインを作るのではなく、ある部分はアイロンしたり、ある部分は金具を使わないで見えない部分をとめて置いたり。「見た目は似ている」けれど「本来の作り方とはちょっと違う」ことも多かったです。
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当時は「なんだ、イミテーションか!」って憤ったりしましたが、今考えると、条件が違い過ぎるから作り方も違って当たり前。
昔だったら大量に作ったから、そのためだけにミシンも、金具も用意できた。
求められる品質も今と違って、金具や専用ミシンを使った結果、多少よれようと何しようとOKな部分も多々。(ただ、現代では出来ないぐらい本当にきれいに縫えてるものもあります。昔のものは何でもかんでもへたくそというのは間違いです)
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デザインは繰り返し同じものを作りながら、徐々に変わっていくものです。
というより変わらないと、時代に合わなくなる。だから、WORKERSのボタンダウンは今でも同じようで変わり続ける。それはパターンも、縫製も、使う生地も。できるまでと言いながら、結局、完成は無いのがデザインなのかもしれません。