WORKERS、8月納期製品、卸先様に出荷しました。
製品詳細
http://www.e-workers.net/store/202208/top.htm
WORKERSに直接ご注文いただいているお客様には8/16、岡山より出荷予定です。発送次第、送り状番号をご連絡いたします。
WORKERS、8月納期製品、卸先様に出荷しました。
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WORKERS、何とか10年持ちました&人生やりのこしが無いように企画。一度はやってみたかったレザージャケットです。
以前からタンナー見学行ったり、縫製屋さん探したり。何回もトライはしたけど「これ!」というアイデアが見つからなかったレザージャケット。
ホースハイドでスポジャケ?う~ん、他のメーカーの二番煎じだ。
カウ?いや、特別思い入れ無いし。で、長年棚上げしていたのですが、たまたま手に入れた、アメリカ製のゴートスキンライダースを触って
「ゴートってこんなにがっしりして、かつしなやかになるのか!」と驚きました。
さらにたまたま、東京でレザーの縫製をされている人をネットで見つけ、会いに行ってみると・・・良い人でした。もともと、タンナーにお勤めだったので革の事も当然よく知っている。
革は最初に決めていたゴートスキン。1.5ミリ厚でかなりしっかり。それを、要所はすいてますが、ベタすきはしないでジャケットにしています。
パキスタン産のゴート。産地で最初の下鞣し(これも渋)だけされて日本へ。昔は産地で鞣せなくて塩漬けして日本で最初から鞣すのもあったそうです。が、塩漬けはどうしても一部腐る。「だから昔の国産革は材料の段階でハンデがあったわけよ」とボナーの松本さんが言っていたのがわかります。
ドイツで塩漬けから鞣していたぺリンガーも「真夏は腐りやすいから休むし、塩漬けが入荷したらすぐ下鞣しする」と言ってました。やはり、ヨーロッパ内で原皮が手に入るからできる事なのでしょうね。
下鞣しで入って来た革は日本で、チェスナットやミモザから作られる植物性タンニンでさらになめす。その時、油も入れる。「カラ打ち」と呼ばれる、液体の入ってないタイコ(なめすための大きな洗濯機みたいな機械)で回したり。バタ振り(革を挟んで振る)、揉むなどなど。そうやって、この表面のシボ感と柔らかさを出しています。
いわゆる「茶芯」で表面は染料+顔料を吹き付けて黒。だから、革のサイドや裏から見ると茶色が見えます。着こんでいくと、ただのブラックじゃなく茶がのぞいてくる・・・はずです。
形はベーシックなスポーツジャケット。が、サイズ感がアメカジメーカーさんが作るのとは違います。ゆったり、でも現代のビッグシルエットとも違います。このあたりのサイズ感は、セラファンとかエルメスとか、おっちゃんが着るレザージャケットの寸法から導き出しました。自分でも、色々試してみたのです。
「アメリカ的ながっしり、でもしなやかなゴート」
「デザインはクラシック・アメリカ・ビンテージなスポジャケ」
「ヨーロッパのおじさんが着る革ジャンのゆったりサイズ感」
を目指しました。
販売は、9/10-11の展示会で対面販売予定です。38サイズと、サイズサンプルで40/42サイズを布バージョン用意。お支払いはカード。お値段なんと・・・20万+TAXです。すいません、これでも無理やりの価格です。9月にはネットに詳細も出します。試着無しで買うぜ!って勇気のあるお客様はお問い合わせください。(さすがにカード使えるようにします)
卸先さんは・・・これまた展示会でお問い合わせください。
納期は12月末予定です。
ただいま、23年春夏のサンプルが出来上がり単価見積中です。
で、恐ろしく値上がりしているので頭を抱えてTCBさんに電話したら
「いつものWORKERSらしく、理由をきちっと説明してください」と言われたのでやってみます。
1、原材料価格の高騰
福島のお客様、お久しぶりにWORKERSをお取り扱いいただくお店です。
Select Shop Sunday
〒960-8041
福島県福島市大町9−12
まずはWORKERSの定番、Officer Trosuersからお取り扱いいただきます。
ボトムはどうしても試着しないと寸法だけではサイズ感がわかりづらい。
特に、Slim Fitは人により「この裾幅がすっきりしてでも窮屈でなくてよい!」という方もいれば「好きだけどふくらはぎが・・・」という方もおられます。
お近くのお客様は是非、お立ち寄りいただきご試着と、気に入ったらお買い求めください。
チノパンを縫ってもらってる工場さんにチノパンのトップ部分、ボタン付けのさらに良い方法が無いか、検討に行ってきました。
チノパンのトップ部分、ホール側に生地厚があるのでボタンに足をつけるようにしています。今では、縫製仕様を工夫して中の生地をそいで、かなりホール側が薄く仕上げられるようになりましたが、それでもトップは根巻したほうがやりやすいなという事でいまだにその仕様。
画像は根巻を何回するか、何本糸でするか、針を最初にどちらからいくかといった確認。
今までも大まかに仕様はあってのですが、再度確認と、より早く・必要十分な強度になるのはどのぐらいか検討している画像です。
WORKERSは基本、昔からの知り合いの工場さんにお願いしています。だから、こういう細かな部分も作業してくれる人と相談して、ベストなやり方を探す事ができます。
「アパレルブランドなんだから当たり前だろう」と思われるかもしれません。が、そうでも無いのです。
多いのは、間に「振り屋さん」と呼ばれる、アパレルから「こんなもの作りたい」という依頼を受け、工場の手配、時には生地の手配、パターンの手配までする業者さんがおられるのです。
一口に「アパレルブランド」といっても、WORKERSみたいな産地直送!というやり方もいれば、もっと店舗運営や企画・広報に力を使っている方もいます。後者で、生産管理部門を外部委託するようなケースもあるわけです。
どちらが良い・悪いではなくそれぞれにメリット・デメリットがあります。
私みたいに直接やると、時間も手間もかかります。でも、私はその「手間」の中にこそ、アパレルブランドが「似たようだけど他と違う物が作れる」強みがあると思うのです。
実際、工場さんで作ってもらうにはどうやったらやりやすいか検討したり。やり始めて問題が出れば、それをどうしたら乗り越えられるか。そこでノウハウがたまり、次の企画をするときに「だったらこうやれば」「あの工場さんのこの技術でこれ作れるな」とかつながっていきます。
というより、私はこの七転八倒するやり方しか知らないから、今「絵型だけ描いて生地決めてデザインして」と言われても出来ない話なのですが。
-3 PLY T, Shoe Print
-Baker Trousers, MIL-838D, Reversed Sateen, 2-Tone
-J.M.Weston Golf
-Belt, Coming next 2023SS
3 PLY T、生地がしっかりしていますがアメリカ製のヘビー系Tシャツとは違う。しなやかだけどしっかりとでもいうのか。妙に体系補正効果?があるのか、私の事を学生時代から知っている文化服装学院の同級生が
「たての君、やせたね!」と連絡がきてました。痩せてません。というより、当時より太ってます。
文化の授業でどの先生だったか・・・当時、
「もし、あなたがベッカムみたいな超かっこいい体系だったら下着一枚が一番セクシー。そうではない体系だから、それをよりよく見せる服を作る」とか
「女の子は今が一番きれいなのだから、下品に成らない程度に肌を見せるのは良い事よ」
とか言ってました。
当時の私は「Ultimte Seeker」ですから「それより綿糸をどこで買ったら良いんだ!糸の色がビンテージと現行は違うんだ!」とかそんな事ばっかり気にしていて、先生達の言われてる事は全く理解していませんでした。
今になるとよくわかりますし、結局自分が作りたい服はすっきりして、その人自身が引き立つような服なのだと思います。ただ、その源流が「Ultimate Seeker」だからアイテムとしては「レプリカ」とか「アメカジ」っぽい部分もあるのだと思います。