出張終了、Leichtfried


やっと今月のバタバタが終了しました。
オーストリアのウィーンへ行ってきました。さらに、ウィーンから電車で3時間ほど。ローデンクロスを作っているLeichtfriedへの訪問が目的。詳しくはまた、来週まとめますが、原料のウールを仕入れ、糸にして、織って、最終の仕上げ加工まで。全部一か所で、それも超小規模で行っている珍しい会社でした。

WORKERSご注文分の出荷は明後日頃に出荷作業しますのでしばしお待ちください。


10年ほど前のウェストバージニアから始まり、サンフランシスコ、ニューヨーク、ニューオリンズ・・・海外も国内も。WORKERSを始めてからは色々行っていますが、私自身、正直、旅はそれほど好きではありません。学生時代も全くと言っていいぐらい、どこにも行きませんでした。(ビンテージショップ見に埼玉から名古屋まで行ったのが一番遠いぐらい)
研究?というか、当時は趣味もあって服を買うので精一杯。どこか行くほど予算が無かったのもありますが、私の性分で自分のスペースでちまちま作業しているのが好きなのです。今は、私が職場にいない間に何か起こっても対応できないのもイライラするし。

そんな私ですら、ウィーンはまたいつか、仕事じゃなくて行きたいなと思うほど
良い街でした。治安も良さ「そう」(実際はわかりません)、食べ物もおいしい、街は建物と言い衛生面と言い綺麗。歩き&電車で行ける距離にコンパクトにまとまっている。電車も乗車券さえ買えば、改札も無く乗りやすい。

そんなこと言っても、次行けるのは仕事辞めてからでしょうから、30年後ぐらいかな?
まだあと数か所、素材に関係して見に行きたい場所もあるし。

10月納品分&最近のバタバタ理由










http://www.e-workers.net/store/201910/top.htm

今シーズンの大物たち、ただいま受注中です。
「いや、さすがに値段的に現物見ないと!」というお客様は、探している色、サイズを教えていただければ取扱店もご案内いたします。
今月は、後のスケジュール都合で受注が7/7日曜日までです。WORKERSにオーダーいただく場合はお早めにお願いいたします。

それと、いつものスケジュールだと来月受注のBal Collar CoatはWORKERS受注はしません。生地がギリギリ過ぎる&諸事情(工場が「早く投入して早く縫う代わりにやる」という約束)ですでに裁断が進行しているからです。今から「この色のこのサイズ」と言われても、無い、でも他のサイズはある・・・といったケースがあるのでWORKERSでの受注は無し。在庫ができた場合は、また販売します。

シルクストール・手捺染中
最近バタバタの理由は出張続きで、先日は日帰りで山形までシルクストールの手捺染現場を見に行ってきました。
これは見ないとわからない。柄はしゃっきりでないといけない、でも裏まで抜けるぐらい、強い圧力でプリントしないといけない。当然台は汚れる。でもその汚れは絶対、次についてはいけない。作業は早くないといけない、でも、台が汚れて洗って、乾かないうちに次は乗せられない・・・といったようもう、相反する作業を次々と、人間がチームになって行う手捺染は独特の工程でした。

ちなみに、翌日にまた、別の工場でお願いしているバンダナ&コットンサテンストールの試験擦りは見事うまくいかず!ただいま、別のやり方で模索しています。
前とまったく同じバンダナならすぐにできるのですが、もうちょっとベースになる布に厚みが欲しい、だから糸の番手を変えて・・・なんてトライしたら、今までと同じやり方では裏まで色が抜けきらない。抜染に変えると、今度は柄が出ない・・・とか、苦心しています。

Work in progress progress progress


ただいま、2019FWの量産を進行しながら、2020SSのサンプルをとりあえず、各工場に依頼が終わり仕上がり待ち。で、少しづつ上がってきてるのがこのあたりです。

そう、来期はRAF PARKAはやりませんので、RAF PARKAが欲しい!というお客様は19FWでご検討ください。


以前からやりたかったシルクのストール

私自身、いわゆる「ビンテージ」と呼ばれるアメリカの古い服から受けた影響はいまだにあります。おなじみ、Stifelの抜染柄もそれで、その柄を他の何かに活かしてみたい。そんな思いで、シルクのストールを作成しました。9月の展示会では、現物を見ていただき、久しぶりに販売もしようか・・・と考えているうちに、作ってもらってる山形で地震がありました。うちの製品、特にこういう在庫を作るものは出来た日が納期で良いので、うちの仕事は後に回してくださいと伝えたのですが、被害もそれほどなく、製造はそのままのスケジュールで行けそうだそうです。近日、その量産工程の見学に岡山から日帰りで行ってきます。



もう一つ出来上がって来たサンプル。一度やってみたかった、13.5-14.5オンスクラスのデニムでワークジャケット。このオンスだとGジャンが多いですが、あえてワークジャケットをやってみたかったのです。右胸がちょっとシンプルすぎるかな・・・
セカンドサンプルで検討します。

このように、2020SSのサンプルは出来つつあるのですが、20FWの生地も一部始めてしまったり、19FWの生地見学にオーストリア行く予定があったり、我ながら頭がゴチャゴチャしています。が、サンプルが上がってくると霧も晴れてくるので、もう少しの辛抱で頑張ります。

bagjack ”cobra 25mm belt POST78別注(アイデア from WORKERS

一年ほどかかって勝手に別注?というかアイデア出したベルトが完成

やっぱりCobraのバックルはかっこいい

矢印の部分、通常は入っている固いポリエステルの骨を無くしています

長さも少し長めで垂れるように。
長すぎる!という人はカットしてライターであぶればOK
https://www.store.post78.net/category/item/itemgenre/mensbrand/bagjack/

完全に趣味の世界、WORKERSの製品でもなく、他のメーカーさんの製品のご紹介。
bagjack、ドイツのベルトや鞄のメーカーで、私も個人的に好きでWORKERSの取扱店でもあるPOST78さんで買って使っていました。

こういったベルト、夏場に涼しくて良いのです。(同じようにO-というブランドのSee to beltというナイロンベルトも良いです。今年の数字が入ってるのがまたかっこいい!)
真夏に革のベルトは、湿気で革にもよろしくないし、していても暑い。

で、探して、このbagjackを使っていたのですが、太ってる私にはちょっと短い。
そして、通常品の中に入っているポリエステルコア(とメーカーでは言ってます)、これがギアとしてはあった方が良いのですが、真夏の暑さを避けるには無くても良い。

で、さっそく、自分で買った一本から、そのポリエステルコアを抜いて使ってみると・・・良いのです。ベルトの本体に使われているテープ。これが中々、日本で簡単に手に入るくたくたのと違って、適度な厚み、固さがある。だから、ポリエステルのコアが無くても二重だと強度やハリが保たれる。
ナイロンベルトでくたくたで、使ってるとテープがクシャっとなるのは嫌です。
この「コアは無いけどテープは二重」がポイントなのです。


これはあまりにも良すぎる!で、何とかこれを自分の改造品じゃなくてメーカー品で欲しい!ということでPOST78さん経由して代理店さんからメーカーに頼んでもらい、晴れて、POSTさんの別注ということで形になりました。ipadは去年、私が書いて送ったメモ。指示通り、ポリエステルのコアは抜いてくれて、テープは二重。ばっちりです。

短パンに、チノパンに、ジーンズにも。アメトラじゃなく、ちょっとミリタリーより、カジュアルに。ベルトを変えるだけでもぐっと全体の雰囲気が変わるのでお勧めです。

Lot 801/802 在庫 is back

普通のストレート、801
802ちょっとスリムでテーパード、また上も801よりはちょい浅い

http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

801/802、またフルサイズでそろいました!
といっても、これから真夏なので今は・・・と言われそうですが。

何も足さない、何も引かない。この2品番は、変えずに続けていきます。
買いたい時に買えて、サイズも豊富。簡単なことで大事だけど、一番続けるのが難しい品番。
時々に合わせて、ディテールやシルエット、生地を変えれれば新しい切り口とか、需要もあるのですが、ジーンズだけはそうもいかない定番が必要なのです。

結果、ベーシック中のベーシック
・米綿100%で、ビンテージのムラ形状・撚りを参考に作った糸
・インディゴ100%の染め
・ちょっと弱テンションでふわっとした縮み、でも少し伸びる生地
・この生地だから着ていて楽
・綿糸で食い込み気味で縫うことで、綿糸縫製どくとくの味は出る、でも生地に食い込んでるから摩耗に強い

最初出来上がった時は
「柔らかいし、いかにも別注で頑張って作りました感0だな」と思いましたが、実際穿いていて気づいたのは
「穿いていて楽だからこそジーンズがここまで広まったのではないか?」という事です。

デッドストックのジーンズを見ても、正直、それが新品の時にどのような状態で、どのように着用されたかはわかりません。わかりませんが、推測として
「ジーンズが固い、着づらいばかりだったらここまで広く一般的にはならなかっただろう」と思います。

柔らかく、穿きやすいジーンズに成ったのは結果論ですが、私が求めている「ベーシック」としては正解の答えだったなと思います。くたくたですぐに穴が開くのはダメですが、しっかり14オンス前後あり、そのうえで加工を何もしないでも柔らかくはきやすい素材は私は好きな素材です。
でも、ジーンズにもっとハードな素材感や表情を求める人には物足りないと思います。それはそれで、そういう方向を目指しているメーカーさんや製品がありますので、そちらはそちらに任せて、WORKERSはWORKERSらしいジーンズをこれからも作っていきます。

ついにNew Orleans四天王が・・・

勝手に四天王というか、そもそも、その四人以外だとMortonぐらいしかよく知らないのですが。

Dr Johnがついに亡くなりました。これでAllen Toussaint、Professor Longhair、James Bookerと、勝手にニューオリンズ四天王と思っていた人たちは皆亡くなってしまいました。さぞや、向こうのTipitinaは盛り上がっている事でしょう。(Jame Bookerは一人Maple Leaf Barで弾いてそうですが)




ただジャケットがかっこいい!という理由で買ったバビロン。でも、中身からいうとやっぱりガンボ、In the right place。あと、弾き語りのDr John plays Mac Rebennackが1/2両方ともいいです。

2017年の5月にニューオリンズに行ったのですが、その年の12/31にTipitinaでDr Johnのライブがある!金ないんだけどな~と思いながら、何とか工面してTipitinaのチケット、航空券も取って3泊5日の超強硬スケジュールで行く予定にしていたのですが、12/29の朝にキャンセルがSNSで伝わりました。それ以来、表舞台に出てこないのである程度分かってはいましたが、それでも、いざその時が来るとショックです。


このDorothyはDr John自身が出した教則本があるので練習しましたが、まったく弾けませんでした。音自体はさして複雑じゃないのですが、左手のリズムが右手と合わさると全く弾けない。(あと、Dr Johnは手がでかすぎる!とんでもない遠い和音、平気で弾きます)
Tipitinaにしても、Dr Johnは転がりまくりでオリジナルのProfessor Longhairとは全然違います。

音楽家は曲が残り、現代は幸いなことに演奏も残ります。これからも、Dr Johnの演奏を聴いて楽しみます。ああ、でも見たかった・・・もう少し早くニューオリンズに行く機会があれば。

MIX Modified BD

2020SSではModified BDの型紙を調整します
どこかは、また展示会でご案内します

毎回、型紙を微調整したり、昔作った型紙をスキャンして全部の線を描きなおしたり・・・
そういう作業をしていてはっと思いました。
そうです、あの名盤、KRAFTWERKのMIXとやっていることは同じです。(もちろん、KRAFTWERK神の域にはまだまだ達せませんが)

KRAFTWERKにとって、AUTOBAHNがあり、Robotがあるように、WORKERSにもWork Shirtがあり、Modified BDがあり、Officer Trousersがあるのです。
さすがに、WORKERSはKRAFTWERK神の領域には達せないのでいまだ、新作を出していますが。

かつて、アナログ機材で作られたレパートリーをデジタルの機材で作り直したMIXというアルバム。それが、いまだに機材を更新しながら、フレーズを切ったり、張ったり、伸ばしたり、短くしたり。ベースを上げたり、リズムを強化したり。(たいてい、強化の方向が多いですが)
さすが、自分たちを音楽家よりは「音楽の労働者」と言うだけあります。

もちろん、今回も見に行きました
サンプル作りが佳境に入ってくると、たいていこんな感じで頭がどうかしてきます。
本日も、TEEと風街ろまん聴きながら頑張ります。