Officer Trousers, Regular Fit, Type2

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Officer Trousers, Regular Fit, Type2を再生産しました。

作った理由、もう2度とこの価格で作れないので最後に残っていた過去に作った・仕入れた生地で再生産しました。

あまり短いスパンで再生産はしないWORKERSですが、さすがに1年ぶりに作れば毎回定価を1000円~2000円上げないといけない現状に頭を悩ませて、「今のうちに」と再生産の予定を組みました。

Regular Fitは裾幅21センチ近辺。

Slimの18センチは狭い、Vintageの24センチは太い。その間をついた「ごふ普通のシルエット」です。



USMC Khaki


White Beige
(前回はLight Beigeで色名が変わっただけ)

ベージュがあまりにトーンが多くて色名に悩んで変えてみました。
大別すると
「USMC Khakiは濃いめ、カジュアル目」
「White Beigeはいわゆるベージュ。オフィスカジュアルに使いやすい色目」

自分は前回USMC Khakiを買ったので、今のうちにもう1色買っておこうかと考えていたのですが、自分サイズが売れてしまいました。残念。

来春のトラウザーズはRegularを展開しないので、お探しの方は是非ご覧ください。

9月納品予定製品・詳細をアップしました

 








9月納品予定製品の詳細をアップしました。

http://www.e-workers.net/store/202309/top.htm


今月は

・新型のプルオーバーワークシャツ

・もう一つ新型のボタンダウン、Contry BD

・L-2Bの型紙を元に作ったL-2 Liner

・前はセットイン、後ろはラグランのスプリットラグラン。A Foggy Day Coat


といったラインナップです。

どれも新型なので、元型を作る時にそれぞれ思い出はあります。

仕様で悩んだのがL-2 Liner。最初はL-2Bのように中綿は全く無しで作りましたがペラペラすぎる。そこでワタを入れ直しもう一度作り直し。結果、ばっちりの上がり。


型紙、特にグレーディングで悩んだのがスプリットラグランのA Foddy Day Coat。前はセットイン、後ろはラグラン。正直、グレーディングはパズルの世界です。

ただ、ベストな方法も見つかったのでOK。型紙の変な作りは是非詳細でご覧ください。

Lot 801/802 Indigo/Black 製造予定

 中々サイズがバシッとそろわない801/802シリーズ。

やっと生地が出来上がり製造予定が立ち始めました。

まず7月頃の出来上がりで801/802のインディゴが各サイズ出来上がります。

続いて、10月末の出来上がりで801/802のブラックが出来上がる予定です。

で、次回の生産からワタのロットが変わる=単価が上がってしまうため+2000円の予定です。
次ロットが出来上がったタイミングで順次、値上げになります。


801 Indigo


802 Indigo


801BK


802BK
イマイチシルエットがわかりづらいので、次回、撮影時に撮りなおします

8月納品予定製品・詳細アップしました

8月納品予定製品の詳細をアップしました。

今月は

・Modified BDの羽襟をワイドスプレッドに変えた、Modified Wide Spread Shirt

・オックスをメインに、いつものModofied BDのシルエットをバンドカラーに

・おなじみ、ベーカーパンツ。硫化染料の種類が変わりどす黒いODに。24SSはお休みするので、お探しの方は今のうちに。

・クルーザーベストをコットンサテン/コットンフランネル/ツイード

・RAF PARKAはシルエットがゆったりと、よりアウターとして着やすいパターン

・Queen of the road、ベーシックなカバーオールをデニム/ブラックダック/ヒッコリーで


といったラインナップです。

一点だけ変更点で、RAF PARKAの袖口タブ、サンプルは袖の内側というか、手のひら側についていますが、量産は逆側。袖の外側に変更します。ちょうどシャツのカフスを閉めた時と同じあたりの位置。

これ、自分で色々な服を着ていてやっと気づきました。袖口の内側に調整具があると、タックを取った生地が手首の内側に当たって気になるような気がする。多分、どっちでも良いよ!という方もいるでしょうが、私は気になったので修正します。









Store、更新しました

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4月納品製品、在庫を更新しました。

来年は半そでBDと半そでOpen Collarは作らない予定なので、お探しの方は今年のうちにどうぞ。

4月Delivery・大変お待たせしました

 大変お待たせして申し訳ありません。

やっと、4月分の製品納品できました。

製品詳細、詳しくはこちらもご覧ください。

http://www.e-workers.net/store/202304/top.htm


今月は半そでのModified BDとかなりゆったり作ったOpen Collar Shirtのシャツ2型。

Tシャツは今回で最後の3PLY。3本撚りの糸で斜行(生地が斜めによれる事)を抑え、スムースな表面。一枚でも着ても、がっしりして体がきれいに見える、本当に良いTシャツだと我ながら思います。が、さすがに来年作ると、もう価格が1万円を超えてしまうので今回でラストにしました。
Slim/Regular/Roomyとフィットや丈違いが3種類。
ブルゾン合わせはSlim、腰丈やシャツにはRegular、Roomyといった丈合わせがおすすめ。

最後は、昨年好評だったIZ POLO。後身が長い「IZ」な仕様。

ポロと言っても「あくまでシャツとしてデザインしたらどうなるだろう?」と考えるとすんなりデザインが決まりました。胸はポケット。ロゴワッペンではなく控え目にWの刺繍。

是非、真夏の暑い時期にどうぞ。在庫もあるのでそちらはまた、明日アップします。







グレーディング・日々の仕事

本日はグレーディング。
いつも「小さいサイズはコインポケットが入らなくて苦しい!」とか言ってる作業がどんなものかというと・・・


画像1:これがパターンの原型。前身頃に必要な部品をすべて重ねて描いています。



画像2:それぞれの頂点部分に型紙を大きくしたり・小さくしたりする「グレーディング」に必要なポイントを入れます。気が遠くなりますが、これを全パーツ・全ポイントに入れます。



画像3:ここがいつも苦しい苦しい言っている部分。ポケットの幅/ループの位置/コインポケットの幅、それぞれが違う物を基準に私は動かします。「私は」と強調したのは、ここは人によって違うから。

私の考え方は
・8146、ポケットの幅は使い勝手+ウェストが小さくなった時は使い勝手犠牲にしても前の比翼に引っかからないようにしないといけない/ポケット口の位置を基準に自分で決めた任意の数値で動かす

・8145、ループの位置はウェスト中心からの距離。ウェストが大きいからと言ってあまり脇には持って行きたくない。でも前中心から全く同じもバランスがおかしい。下カンヌキが袋にかかり補強になるのもある程度は大事だが、それにとらわれ過ぎたくは無い。

・8152、コインポケットの幅はループの下には潜ってはNG。右側の「81」と見えている逆側のコインポケット幅を基準に任意の数値を入力して動かす。小さくなる時はループ下にもぐらないように、大きくなる時は巾一定。

3本の線が、それぞれ違う所を基準に動く。かつ、それぞれは「どことかぶってはいけない」「バランス考えるとこう」「機能性考えるとこう」と動きを決める要素がたくさんあるので悩むのです。



画像4:そんなこんなで動かすとこうなります。サイズ30-38まで重ねがきでわかりづらいので・・・





画像5:30と32サイズだけ重ねつつ、脇線で合わせてみました。先ほど、それぞれ違う所を基準に動かしたポケットの幅・ループ・コインポケット。
ポケット幅は比翼にひっからない。ループはポケット幅より若干少ない動き。コインポケットはループにかからないように。希望通りになりました。

このように、それぞれに点を入れ、動きを指定し、動きの寸法を指定し、それが30-32、32-34といったように小さく・大きくでうまく動いているか、チェックしては数値を変え・・・を繰り返します。

う~ん、作業は慣れているのでそれほど時間はかかりませんが、集中してやらないと間違えるのでいつも緊張します。