WORKERS新作デニム・インディゴ硫化のS801/S806について

お客様からお問い合わせが多いのでご案内します。

WORKERSでは今まで、米綿100%+インディゴ100%染の13.75オンスデニムを定番として展開してきました。

青みの強い生地で好評でしたが、もう少し黒っぽいデニムも作ってみたいという気持ちが沸き起こりました。


そんな時に、青田 充弘氏のWAR DENIMを読み、大戦期のデニムは黒っぽいという神話。大戦期のデニムの経糸・インディゴ染め部分から硫黄が検出された部分を見て思い出したました。

10年ほど前、WORKERSオリジナルデニムの染色を相談しに行ったときに染色メーカーさんが

「レプリカジーンズ華やかな90年代はメーカーから様々な年代のジーンズが持ち込まれ、染めにどのような物質が使われていたか調べてほしい依頼が多かった。ほとんど分かったことはなかったが、唯一、大戦期と思われるデニムからは硫化染をしたであろう痕跡が見つかった。ただ、硫化染がインディゴ染めの後・前、どちらに行われたかはわからなかった」という話。

ただ、硫黄が出た=硫化染とはなりません。その点はWAR DENIMでも可能性の一つとしてして触れられているだけです。

もっと突っ込むと、JIS L1065という試験方法で硫化の同定もできるのですが、はがき大の生地が必要かつ、JIS L1065でも、特定の試薬で色が出た→硫黄が検出されるか、の二段階で硫化染を同定します。カケンという検査場のご担当者からも「セルロースを染める染料は多種多様だが、現実、流通している・ポピュラーであるという条件を考えれば、硫黄が出れば、ほぼ硫化染でよいのでは」という意見でした。


ということで、インディゴ+硫化で染めた今回の生地。出来上がったので、本当に硫化染をすると硫黄が出るのか?を岡山県工業技術センターでX線分析顕微鏡を使って検査をしてもらうと・・・



Sが元素記号硫黄。下のグラフ、スケールが違うのでピークで出ている物質(シリコンだったかな)の高さが違いますが、左のインディゴ硫化はS(硫黄)が明らかにふれている。それに対し、右側のインディゴ100はS部分の山がほとんどない。

確かに、インディゴ硫化は硫黄が反応する。インディゴ100はほとんど反応しないという結果にはなりました。

あくまで、状況証拠から「大戦デニムが黒い」という噂を硫化染ではないか?という推測で作り出したのが今回のインディゴ硫化生地です。

「今、すべての真実が明らかに!」みたいに言っちゃえばカンタンなのですが、あくまで、書籍や現物で、生地の経糸から硫黄の反応が出た、というところまでなので言い切りません。

想像すると、

・インディゴ染めの回数を減らす
・インディゴの還元浴の染まり具合が悪くなってきて通常の限界以上に長時間使う
こういった理由から、インディゴの色調を濃くする目的で硫化染を加えたのではないか?という推測はできます。ただ、文章が出てこないので、あくまで「推測」です。


で、長々話したこのデニムでただいまサンプル作成中です。

新生地の為、収縮率が完全にはわかりません。ジーンズS801とデニムジャケットS806を作成する予定ですが、これらは受注は取らず、最初のロットはこちらで在庫として作成予定です。

まだ、サンプル中なので量産時期も未定です。今年中に作れれば・・・という状況です。






WORKERS 26FW展示会予定・カタログ・ルック

 


Catalog

https://firestorage.jp/download/2d494a53a5fcf1c698f7cf507338155399f43a23


Look

https://firestorage.jp/download/3bf7a10780b13c56757a7b0f4adb924441a380c4


お待たせしました、26FWのカタログ&ルック、完成しました。

合わせて展示会のご案内。3/7-8。いつものごとく、来期の製品は展示のみ。カタログ配布します。ご予約は要りませんので、随時お越しください。

場所はいつものレンタルスペースさくら中目黒。今回もB品セールやります。






Deluxe Tote Bag








 

https://e-workers.stores.jp/


デラックストート、2回目。

やっと出来上がり予定が立ちました。3月上旬発送予定です。

Red Body x Navy Handle、Navy Body x Red Handle が新しい色。472-475gほど。

Dark Navy Body x Green Handle は前回も作ったのですが、実はベースのネイビーがよりダークな色合いに。かつ、ボディがこちらは4号。その分、552gでちょっと重い。

どちらもしっかり自立します。


地味ですが変更点が一つ。持ち手のテープがアクリルから綿スフ(綿レーヨン)の力織機テープ、今まで以上に分厚いものに変わりました。 おなじみ「探しに探す」で、産元さんを見つけました。今まで、付属屋さんでわからなかった部分がスッキリわかりました。一口に「テープ」といっても、設備の違い、糸の違いでかなり風合いが変わる。 付属屋さんだと「同じ」範囲内でも、実は織機が違う。今回のテープ、過去一ごついです。 「綿・スフ」のスフは「ステープルファイバー」の略で、「スパン・レーヨン」とか、「短繊維のレーヨン」だそうです。

Lot 806, T-back納期遅延のご案内




まことに申し訳ありません。
806XH_T Backに仕様間違いがあり、本日から作り直しをいたします。

幸い、部材はすべてあり、おそらく3月末までには再生産できる予定です。

WORKERSにご注文いただきましたお客様、卸先様にはご連絡いたしました。
卸先様に予約注文いただいているお客様には、直接ご連絡ができず大変申し訳ありません。


仕様間違いは、本来、Tバックで作るところフルバック(背面に割りが無い)で出来上がってしまいました。

原因は、グレーディング(型紙を大きくする)際、ベースの型紙が背面割りが無いタイプでした。

それを、最後に手作業で割り・縫いしろをつけをするところ、し忘れました。
いつものように、寸法・縫い代チェックはしたのですが、そもそもの肝心な仕様がすっかり頭から抜け落ちていました。言い訳のしようがありません。

工場でも気づけず、検品作業中に自分で見て、気づいた次第です。


実はサンプル時も型紙はフルバックで、おそらく工場さんからひと言電話をもらって、先方がパターンを直してくれました。サンプルは間違いなくTバックで出来上がっていたので。
ただ、その後、こちらでTバックに直したつもりが直らず。

毎回、パターンの量産修正について、コメントはもらって確認するのですが、今回の件はあまりにも「わかるだろう」という内容だったのでコメントに書かれず。また、おそらく私自身、電話を受けていつものようにその場で直した「つもり」になっていたのだと思います。

今後、直したときは必ずコメントに記載してもらう事と、そもそも、私自身がもう一度気を引き締めて間違いのないように努めます。


昔の46サイズ、Tバックがあったり、フルバックがあったりする理由がわかった気がします。
今日から裁断始めた人が、他のサイズと同じつもりでフルバックにしてしまう。あったと思います。

奇跡?まさか?の復活、Tool Bag

 




ハンドルの長さ、お好みをインスタグラムでアンケート中です。ぜひ、ご協力お願いします。


10年ほど前に作っていたツールバッグ。

当初はリベット打ちタイプ。箭田のおばちゃん二人に縫ってもらい、Mさん、Hさんにリベットを打ってもらっていました。が、おばちゃん達に縫ってもらうには生地も硬すぎて申し訳ない&リベット打ち機が安全装置がなくて危ない。

ということで、その後、シャツ工場さんの別ラインで縫製バージョンを縫ってもらいました。

が、悪貨は良貨を駆逐する。当時、大量に「それっぽいバッグ」が世の中に広まりました。それこそ、雑誌の付録にも似たようなデザインのバッグがつく。セカンドストリートのオリジナル商品で、脇の縫い方は全然違うけれど、ぱっと見は似たような物を3800円で売っている。

ということで、当時は単純に「売れなくなった」から製造をあきらめざるを得ませんでした。

よく「製造背景の問題で!」とかかっこつけがちですが、単純に売れなくなったのです。当時は。


それから早10年近く。私は諦めが悪い。

当時のシャツ工場さんはバッグラインはもうやっていない。

生地も、当初別注した生地屋さんは廃業。

リベット打ち機はスクラップに出した。

それでも、もう一度作りたい。ということで、


・生地も前回の耳付きではなく、耳無し。でも、以前以上にガッチガチに仕上がる脇を折り込む縫製

・地獄のように固い脇部分を縫える新たな工場さんを探し、3回行ってやっと社長にWORKERSを覚えてもらい(たぶん、もう忘れているから、今年も行く予定)

・テープもまた新たに、ガッチガチの綿レーヨンテープを産元さんまで探し(なんと近所にあった)

・ネームも同じデザインだが、ベース布をよりしっかりした生地で作り直し


と、見た目は同じでも、材料から工場さんまで、すべて新たに。全体的に「超しっかり・ちゃんとできている」。ビンテージ感、いい加減感は無いです。ガッチガチ。

同じようで同じではない、新たなツールバッグ。今年中には作成予定です。どうぞ、ご期待ください。

WORKERS 5月納品予定製品

 






Workers Store、5月納品予定製品の詳細をアップしました。

https://www.e-workers.net/store/202605/top.html

・Modified Fit、適度にフィットしつつゆとりもある。WORKERS定番(といいつつ時代に合わせて変わり続ける)ボタンダウンのショートスリーブバージョン

・定番のベーカーパンツ。バックサテンと真夏用の薄手ポプリン。さらにショーツも作成。

・体にフィットしたModified Fit、超ゆったり目のBIG Fit。二種類のポロシャツ

・裾幅24センチ、極太のOfficer Trousers Vintage Fit、チノパン


を販売します。


どれも定番、半定番ではあるのですが、毎シーズンサンプルは作り変えて微調整を続けています。

時代に合わせる意味が半分、量産してみて気づいた「ここが、もう少しこういう線のほうが安定して作れるな」といった修正半分。

来年以降も、今回作った製品は作るはずですが、値段がぐっと上がる予定です。今回の製品までは、昨年の8月ごろ見積したもの。お仕事で見積もりをする方はわかってもらえると思います、半年ごとに見積もりするたびに値段が上がる!!!

ということで、この価格で買えるのは今が最後。「WORKERSは定番っぽいから、まぁいつでも良いか」と思わず、今の値段で買えるうちに買ってください。

よろしくお願いいたします。

Restock, Lot 801 Straight Jeans




お待たせしました、WORKERS、今や唯一の定番ジーンズ。

801ストレートジーンズ、再生産が出来上がりました。

https://e-workers.stores.jp/items/5f03bc464adba034f5bf2fe8

最近、セルビッジデニムの需要が高まりすぎて、今注文したら生地上がりが2年待ちという状態です。

実際、今回使った生地も発注したのは1年以上前。生地ができる日が全く読めないので、縫製も生地が出来上がってから順番待ち。

今回は、802を廃番にして倉庫のスペースを空け、それなりに多めに作りました。これで、秋ぐらいまで持ってくれる・・・はず。

青い、柔らかい、動きやすい。だから、股ずれができにくく、つい毎日穿いちゃう。(あんまりゴリゴリのひげはできないけど)

801はそんなデイリーウェアに最適なジーンズです。