ツールバッグ・オールブラックとパンダカラー






オールブラックのツールバッグ。

以前、製品染でブラックを作りましたが今回はすべて部品から作りました。
ネームも黒用。黒いベース布を用意してホワイトでプリント。最初は逆版でやろうとしましたが、黒部分が多すぎてうまくできないということで、黒のベース布を用意。

テープが大変で反応染で染めました。コットンスフ(ステープルファイバー・レーヨンです)の極厚テープ。

生地も染。すべてのパーツが染めで高い!!!だから生成りベースと微妙にお値段が違います。

白×黒、いわゆるパンダーカラー。最初、テープも黒にしてみましたがちょっとデザインしすぎに見えました。ということで、いつもの、ボトムカラーに。ステッチがあえて黒に白なのがポイント。

2027SS チノパンは久しぶりにType1です

 




2027SSのチノパン。

久しぶりにType1、脇が割りのチノパンが作れました。

前身頃の袋布が後ろの縫い代にのっかって止めている。裏から見るときれいなつくり。古着のチノパンで見て以来、私は好きな仕様です。

が、これは、確かに手間というか、慣れた人で無いと嫌がるというか。(見えない部分なので、凝らなくても良いだろうという意見もわかります)

来シーズンから作れた理由は工場さんを変更したから。お願いする工場さんは、人数が多く、工程数多い製品が出来る。かつ、工場を見られている奥様がこういう仕様、得意なのです。


工場が変わった理由・・・

元々、チノパンを頼んでいた工場さんが、基本的にジーンズに特化していきたいと。どうしても、カラー物と呼ばれる、ジーンズ以外の場合、ロットがものすごく厳しい&超チャージアップを求められました。

今は、いくらでもジーンズ縫製の仕事があるから、まぁビジネスとしてはわかります。

ただ、こちらとしても、なんでもかんでも条件を飲んで「はい、チノパンが4万になります!」とはいえないので、新しい工場さんを探したという話です。


昔作っていたType1はどうやっていたか・・・

もっと前、マタギ仕様のチノパンを作っていた時代はいつも上着をお願いしている工場さんに縫ってもらっていました。

が、数年前、このマタギ始末がどうにも手間がかかりすぎるのでやめてほしいと。

そもそも、普段上着を縫われている工場さんなので、パンツはどうしても時間がかかってコスト高になる。だったら、得意な上着に特化してもらおう。
そういう事情があって、Officer Trousers Type 1や、IVY Trousersといった、ドレス系のパンツは今は作らなくなりました。


WORKERSのものつくりの考え方・・・

大前提は私が作りたいものを作る。でも、工場さんが何が出来るか考えて企画する。さらにその縫製工賃に「競争力」があるかが大事。

アメリカで物を作られている方がインスタで「コストがcompetitiveであるかどうか」でものつくりがアメリカに残るか、残らないかが決まると書かれていて「確かになぁ」と思いました。

そう、作れる作れないじゃないのです。作ろうと思えば、何だって、少量なら作れるのです。適切な量を、競争力ある価格とか、affordable(手ごろな価格)で作れるかが問題なのです。

別に、めちゃくちゃ安く作りたい!とかそういう話ではないのです。作る側の理論も私は痛いほどわかります。でも、買う側にも限度はある。

数年たてばわかりませんが、今日の段階ではチノパンが3万も4万もするなら、私は作らないという判断しかできません。

デザインや品質と、価格のバランス。これが、WORKERSのものつくりには永遠のテーマです。

27SS撮影しながら考え中

 


27SSの製品撮影中。Lot202 Coat, Shadow Stripe

少し厚手の抜染シャドーストライプ。ギザギザの入ったチェンジボタン。タックボタンもギザギザ入り。ネームはHEADLIGHT風でも軽トラ。自分なりに今できる最高を目指しました。


この1年ほど、「果たして自分にどこまで出来るか、今まで以上に力を出し切りたい」と考えて製品を作ってきました。

結果、自分なりに納得いくものはできているのです。ただ、今後が怖い。


手を抜いたつもりがなくても、過去自分が作ったものを超えていけなければ、お客様からは

「あ、手を抜いてるな」

「置きにきているな」

と思われます。


「客はそこまで見てないよ」なんて言う人も居ました。過去に、取扱希望されたお店の人に言われ、頭にきて断りました。見ています。お客様には伝わります。(と信じてます)


百歩譲って、人から見たら、自分なりに120%の力を出せたつもりの製品も、今まで作ってきたものも大きな差は無いのかもしれません。必死で作った製品が良く見えるのは、自分の欲目かもしれない。

でも、120%の力をかけて今回やったなら、次は130%、140%と、もっと出力を上げていけるかが不安もあります。


洋服作ってメーカーやってるのは単なる生活の糧と割り切れれば楽な話です。でも、自分は、どうしてもこれがしたくて選んだ道。

良いものが出来れば、それが受け入れられるか不安になり。次は、それを超えるものがこれからも作れるのか不安になり。

好きなことをもっと楽しめればよいのですが、楽しいのは出来上がった一瞬。もっと、もっとと考えてしまうのは、強欲ですね。



クッションカバー作りました






https://e-workers.stores.jp/

WORKERS、ホームコレクション第一弾。WILD CATSクッションカバー。

製品はクッションカバーのみです。中のクッションは付属していません。 45cm×45cmのクッションを中に入れてちょうどよいサイズ。 素材は11オンスほどのスウェット生地。かなりガシッとしっかりした、最初は硬めの生地。家で長く使うことを考えて。 我が家のWild Catsを染み込みプリント。 裏側はスリットがあり、生地の端はダブルステッチ。中の見えない部分もダブルステッチにしています。 最初のサンプルは、中をロックだけで作ってみましたが、生地端がカールする。見えない部分ですが気になったので、生地端は外側・中の見えない側、両方ともダブルステッチにしました。 好評でしたらGIN BOY柄も作りたい、他の色も作りたいなぁと夢が広がります。 私とクッション・・・・(とソファ) まずソファを初めて購入できたのは20代も終わりに差し掛かったころ。当然、無印です。今でも毎日猫のアブちゃんをおなかに乗せてゴロゴロしています。 クッションに興味を持ったのが2008年。サンフランシスコに行ったとき、ノアさんというジムさんのお友達の家に泊まらせてもらいました。さすがアートディーラーをされている方なので、何とも家がしゃれている。ピカピカに磨くのではなく、良い感じに味が出ているのです。猫も2匹居て、毎朝、朝ご飯をあげていました。 リビングにあるソファ。そこにある、クッション、クッション、クッション。何個ものクッションが無造作に置いてあるのを見て、強烈にアメリカ的なかっこよさを感じました。 それ以来、たいして使うでもなくソファにはいくつかクッションを置くようになりました。 カバーは石屋製菓の花柄だったり、マドラス風の柄だったり。自分でベーカーパンツの生地を使って作ったこともありました。(今でもつかってます) 最近、スウェットにプリントを入れるようになり、生地とプリントを見ているうちに閃いてクッションカバーを作ってみました。 生地はWORKERSオリジナルだとちょっと厚すぎる。硬さがある程度あって、あまり分厚すぎないものを選びました。

一人、仕事場で考えたこと

 WORKERSの洋服を買う人というのはちょっと変わっていると思う。

世の中に有名なブランド、買いやすいブランド、メディアで取り上げられるヒップなブランド。選択肢はいくらでもあり、こういうブランドを買うのが常識だ。

それでも、わざわざWORKERSを買ってくれる人は、本当に洋服が好きな人、単なる「ブランド」ではなく誠実さに価値を見出す人。ある意味、常識とは違う考え方で服を選んでいる。

そういう人のために、私は服を作っている。


私も常識とは違うことを考え、WORKERSの製品をずっと買い続けてくれる人のために良い仕事をしたい。

一人で、企画し、パターンをひき、生地を選び、品質・納期管理をする。

すべてを知りたい、自分で掌握したいと心底思い、とりつかれたように仕事をする自分はおかしいのではないかと思う瞬間がある。

でも、その異常さこそ私=WORKERSだけが持つ才能なのだと思う。

10月納品予定製品アップ



 









https://www.e-workers.net/store/202610/top.html

10月納期製品、詳細をアップしました。

原価計算が間違えていたのに昨日気づいたJay Jacket。(本当は30000+TAXですが、自分の趣味品番なのでもともとあきらめてました・・・)

超豪華カバーオール。

久しぶりのマウンパは工場さんかわりつつ、シルエットもよりアウターらしく。

山ポケワークシャツ、これも久しぶりでシルエットが今のゆったりしたものに変更。

WKERSスウェットは、母から「綴り間違ってる!!!」と焦って連絡があったプリントです。(わざとです)


ベーカーが残念ながら10月納期では作れず。大資本との生地獲得競争に敗れました。

1月納期であらたに作ります。その分は在庫作る予定です。(第二次生地獲得競争には勝つ予定です)


もはや、日本製というのは伝統工芸的というか、納期だ単価だは二の次。クオリティだけはある一線よりは上にありたい・・・というもの。

そんな世界に、規模の論理で大資本が目を付けないでも良いと思うのですが、彼らは彼らで、やりたいクオリティがあるのでしょうね。

ビジネスの世界なので仕方がないです。(自分が企画した生地でもこんなことになるのかい・・・とは思います。うれしい?より、納期守れない!!!が先)

むか~し、吉田カバンでデザイナーされていた山口さんが、ヘッドポーター全盛期。ちょっと見てみようかと、お店に行ったら並びがすごくて、お店に入ることすらできなかった。色こそ違えど、昔自分がデザインしたのにな~って笑い話を思い出します。

誰から聞いた話だったかな?

私はあんなすごいデザイナーにはなれませんが、山口さんの作る鞄、好きだったんですよね。話がそれましたが、今月の製品もどうぞ、じっくりご覧ください。

Days

日々の仕事に追われて、全然ブログもアップできず。

もともと、WORKERSの魅力?は誰が読むんだろう?という文章を書くことだったのに。

ということで、会社で転がっていたノートパソコンを引っ張り出し、寝床で書くことにしたのですが、いざそうなると、何を書くつもりだったのか・・・愚痴いきましょう。


最近感じているのが、日本製があまりに少なくなったため、物の値段とクオリティの相関関係がおかしくなっていること。

昔なら、クオリティがA、B、C、D、Eとあり、それぞれ費用なり価格が100、90、80、70、60とあった。

それが今は、クオリティはA、C、Eしかない。価格は100、90、80しかない。

つまり、「このクオリティでこの値段???」と感じることが多々あります。


WORKERSではできる限り、価格と品質に、相関関係のある生地、部品、縫製を探す、選ぶようにしています。そのため、最近は新しい仕入先さん、工場さん探しに右往左往しています。


正直、WORKERS程度の規模であれば、仕入先さん・縫製工場さんは最低限の件数にしぼりたい。分けてしまうと、1件あたりの仕入れ額、工賃がどうしても小さくなる。

仕入先さん、縫製工場さんもあくまでビジネスでWORKERSとお付き合いいただけるわけです。何も「WORKERSの姿勢に感動した!君は詳しいから仕事がやりやすい!」とかは、まぁ、後の話で多少あるかもしれませんが、原理原則は「WORKERSの仕事で適切な利益が出るか」です。

そうなると、ある程度の規模感はあったほうが、お互いのためになりやすいのは事実です。


が、先ほどの相関関係崩壊から、もはやそうも言っていられず。今まで以上に、適材適所を探さなければいけません。本来、商社さんが得意そうな仕事を、自社でやっている。だから、最近はあまりに忙しい状況です。

さらに、あらゆる仕入れが時間がかかるようになり、その対応にも苦戦しています。

本来10月納期だったベーカーパンツが1月納期にせざるを得なかったのも、生地が手配できなかったから。(大手が先に確保されてしまいました)

以前なら3月展示会ですぐオーダーすれば7月生産分の生地は、よほど特殊な生地でない限り余裕で手配できました。それが、今はできなくなりつつある。

そうなると、資本力があって、材料をものすごく早くから確保できる仕組みのある大手との勝負になります。

指くわえてるわけにいかないので、資金繰りはOKなのですが、自分ひとりなので、どうしてもタイミングが遅れることがある。

と、最近はあれ作りたい、これ作りたいの企画以上に、生産に振り回されています。


本来は、その部分を従業員さん雇うなり、「ふりやさん」と呼ばれる小規模商社さんにお願いすればよいのですが。

私は、企画から生産管理まで含めて、全体を一人でやりたいので四苦八苦しています。楽しいのですが、時間が足りないです。