2027SSのチノパン。
久しぶりにType1、脇が割りのチノパンが作れました。
前身頃の袋布が後ろの縫い代にのっかって止めている。裏から見るときれいなつくり。古着のチノパンで見て以来、私は好きな仕様です。
が、これは、確かに手間というか、慣れた人で無いと嫌がるというか。(見えない部分なので、凝らなくても良いだろうという意見もわかります)
来シーズンから作れた理由は工場さんを変更したから。お願いする工場さんは、人数が多く、工程数多い製品が出来る。かつ、工場を見られている奥様がこういう仕様、得意なのです。
工場が変わった理由・・・
元々、チノパンを頼んでいた工場さんが、基本的にジーンズに特化していきたいと。どうしても、カラー物と呼ばれる、ジーンズ以外の場合、ロットがものすごく厳しい&超チャージアップを求められました。
今は、いくらでもジーンズ縫製の仕事があるから、まぁビジネスとしてはわかります。
ただ、こちらとしても、なんでもかんでも条件を飲んで「はい、チノパンが4万になります!」とはいえないので、新しい工場さんを探したという話です。
昔作っていたType1はどうやっていたか・・・
もっと前、マタギ仕様のチノパンを作っていた時代はいつも上着をお願いしている工場さんに縫ってもらっていました。
が、数年前、このマタギ始末がどうにも手間がかかりすぎるのでやめてほしいと。
そもそも、普段上着を縫われている工場さんなので、パンツはどうしても時間がかかってコスト高になる。だったら、得意な上着に特化してもらおう。
そういう事情があって、Officer Trousers Type 1や、IVY Trousersといった、ドレス系のパンツは今は作らなくなりました。
WORKERSのものつくりの考え方・・・
大前提は私が作りたいものを作る。でも、工場さんが何が出来るか考えて企画する。さらにその縫製工賃に「競争力」があるかが大事。
アメリカで物を作られている方がインスタで「コストがcompetitiveであるかどうか」でものつくりがアメリカに残るか、残らないかが決まると書かれていて「確かになぁ」と思いました。
そう、作れる作れないじゃないのです。作ろうと思えば、何だって、少量なら作れるのです。適切な量を、競争力ある価格とか、affordable(手ごろな価格)で作れるかが問題なのです。
別に、めちゃくちゃ安く作りたい!とかそういう話ではないのです。作る側の理論も私は痛いほどわかります。でも、買う側にも限度はある。
数年たてばわかりませんが、今日の段階ではチノパンが3万も4万もするなら、私は作らないという判断しかできません。
デザインや品質と、価格のバランス。これが、WORKERSのものつくりには永遠のテーマです。















