Work in progress...改めて19FW展示会の予定



展示会カタログも出来上がり、各店舗さんに閲覧用を送りました。紙で印刷したものはぜひ店頭でご覧ください。

で、私は何をやっているかというと、4-5月に作り始める製品の生地を発注しています。
画像はオーダーを集計する表。要尺は一着に必要なメーター数。手配は、それに対して用意した生地。

4-5月に作り始める分はそろそろオーダーしておかないと間に合いません。
過去のオーダーの実績を見ながら「まぁこれぐらいは要るだろう」と予測して手配していきます。参考になるデータはありますが、私の仕事の中で一番「掛ける」部分です。

画像はボタンダウンの生地。毎回、ブルーに対してホワイトの方が発注が多いのでそれを計算に入れつつ、この数シーズン、おかげ様でかなりの数をオーダーいただくのでそれに見合った量を。それでも、今シーズンの6掛けぐらいの数量しか現段階では用意していません。
後から、オーダーのバランスを見て追加して。最悪、工場で作り出すのに間に合わない時は卸先様からのオーダーを減らしていただきます。つらいですが、納期通りに物を作るには仕方がありません。
WORKERSに莫大な資金があれば、原反も余るぐらい用意して、オーダーがつこうがつくまいが在庫作って絶対欠品させない・・・も出来ますが、現実、そんな資本は無いので無理です。

そして改めて、エンドユーザー様向けの展示会のお知らせです。

なんか黒で囲むと若干お葬式感が・・・

この前後に卸先様向けの展示会も開催します。
既存のお取引先様は来場のご予約いただいておりますが、果たして来期、新規のお取り扱いは増えるでしょうか!?特に、福岡のWORKERSユーザー様から「ぜひ、福岡に取扱店を!!!」と言っていただいているのですが、WORKERS地味ですからね。物は良いと思うのですが、なんせ、プレスに予算をかけないので。

でも、取り扱いが増えすぎれば、それはそれで既存の店舗さん含め競争が激しくなり、WORKERSの需要より供給が増え過ぎてもいけないし。今ぐらいの規模がちょうどよい気もします。が、せっかく展示会やるからには新しいお店さんとも一件ぐらいお会いしたいなというのもあります。(よく、営業担当が言う「新規取った」という言い方は嫌いです。獲物じゃないんだから)

WORKERS 2019FWのLookとカタログ

ついにハリスツイード

やっとカタログとルック、原稿が出来上がり入稿しました。
展示会、エンドユーザー様向けは3/9(土曜日)-10(日曜日)午前10時より午後5時に行います。いつもの中目黒、レンタルスペースさくらです。

で、今期はカタログのPDFをFirestorageにアップしました。
ダウンロードしてipadで見ると印刷以上に綺麗に見ることができます。

カタログ
http://firestorage.jp/download/fa682ad5dab2b35d5540d7b5ed071ccdd7e6f979

Look
http://firestorage.jp/download/826245084f672e36c3dcac7401f8c058654dfe27

仕様・価格はカタログ作成時のものです。

カタログ撮影ほぼ終わり

28ページ、ほぼレイアウト終わり・・・目が痛い・・・

最後、サンプル完成を待っている一型を除き(昨日、裾に入れるゴムとフードに入れる紐を入れ間違い&切っちゃダメな紐切っちゃたので今日出来上がる予定)撮影・画像の調整・背景抜き・カタログにレイアウトが終わりました。今回も長かった。

何年か前、Adobeが月額のクラウド化しました。その時に「カタログ作れんじゃないか?」なんてindesign触りだしました。相変わらず、レイアウトはまぁひどいというか、前時代的。味で勝負の街中華じゃないですが、中身で勝負のWORKERSなので許してください。

でもこういうの自分でやるとなぜプロが必要かわかります。クオリティもさることながら、作業が大変。ほんと、大変。
でも大変だけど、きれいに撮影できて、それがまたきれいに背景が抜けてとかも楽しくなってきてつい自分でやってしまう。

この辺りが本当に力かかった品番たち・・・頭ひねりました
どんなもの作ろうか考えて、生地を選んだり、作ったり。そこから型紙をどう作るかまた考えて。シルエットは何を基準に行くのか、ディテールは参考にするもののままか、それとも変えるのか。とにかく考える、決める、作業する、考える、違うなと思ったらまた違うアイデアで進めてみる。コレクション(というと恥ずかしいですが)を作るのはすべてそれらの繰り返しです。

もう作るもの無いかなと毎回思うのですが、それでもまだ、新しい何かが絞り出てきます。イメージは雑巾でもう絞っても出ないかな?まだかな?のあれ。

正直、今もこの文章書きながら頭がぼ~っとしてます。疲れた・・・でもやめられない。
好きな事を仕事にするというのは麻薬のようなものです。楽しいですが、はまると危険。
今日のヤクはこれぐらいにしておきます。

19FW進行中

毎回根性!!!

インタグラムでは少しづつアップしてしまっていますが、ただいま19FWの撮影中です。
撮影しながら「おお、これは良くできたな!」とか「この部分は仕様、若干変更した方が良いかな?」とか考えながらやるので時間がかかります。

こんな風に画面にライブビューを表示しながら撮影します
今回から機材を一新しました。
ミラーレスなので軽くて、天井に吊り下げてもちょっと安心。
NIKONのZマウントレンズは画面の中心から離れてもかなり解像するので後の画像加工もスムーズに進みます。露出も今回は少しづつ変えて何枚か撮って、まずはLightroomで画像加工してみてベストな露出を決めてから同じ色を撮影・・・と撮影ワークフローを変えました。
生地や色ごとに露出を細かく変えるのは大変ですが、やはり元データができる限り適正な露出で撮影できたほうが、後の画像がきれいになるからです。

それでもカーキは難しい。普通に撮るとオリーブ系の色がブラウン系になってしまいます。これだけは何とか、色相を調整して現物に合わせていきます。

おっと、モニタもついにナナオじゃないEIZOに変えました。昔から欲しかったのですが、中々手が出なくて何とかやりくりしてきましたが、もう清水の舞台から飛び降りる覚悟で3枚交換しました。高かった!でもばっちり色がそろって本当に作業しやすくなりました。

思えば、NikonのD70に暗いレンズつけて、RAW現像もしないでjpegで色が合わない・合わないと言っていたあの頃からだいぶ楽になりました。おかげで短い時間に相当の枚数の撮影からカタログ作成まで一気に行えるようになりました。縫製もそうですが、道具は大事だなとしみじみ思います。
ずっと使ってクオリティが上がる、作業が早くなる道具は借金してでも買うべきですね。
ただ、半分趣味もあって、そうやって作業の能率が上がったり、品質が良くなると自分でも楽しいのです。

19SS、最終製品詳細アップしました






これはこの夏絶対着ます、自分でも
職場こもると足首冷えて具合悪くなりそうなので、出かける日かな?

http://www.e-workers.net/store/201905/top.htm

早い・・・頑張って作った19SS製品もこれが最後の一型。
いわゆる「バミューダ」なんて呼ばれるショーツです。

ミリタリーのタック入りショーツ、後ろにトンネル式のゴムを入れたショーツ、ウェストにボタン式の絞りを付けたショーツ。
今までいろいろ作ってきて、いよいよ「割り切った仕様」でウェストにゴムを普通に入れたら・・・卸先さんからたくさん発注をいただきました。
うちのモデルも
「いや~やっぱりゴムらくですね~」って、人が今まで苦労して仕様考えたの知ってるだろうに。まぁ、でもいいです、楽ではきやすいなら。

前身頃にタックが入っているのもポイントで、これで横方向の寸法を稼げるからヒップが食い込まない。裾も結構広いので突っ張りづらい。一時期はショートパンツまでタイトフィッティングがはやったので、裾がきつく動きづらい→動きやすくするためどんどん丈が短くなる→結果、水着か?というぐらい短いショーツが増えまくる
という、危ないおじさんを量産した時期もありましたが、その後、ビッグシルエット?と呼ばれるゆったりもはやり、結果今は、適度な機能性があり、適度なフィット感のある普通のシルエットが通用するように成ったなと感じます。

まぁ、おじさんが超短いショーツはくのも見たくないですし、ビッグシルエットも見たくないです。中庸が一番です。ということで、ザ中庸なショーツ、詳細をぜひご覧ください。