New York Transit Museum

http://www.nytransitmuseum.org/

サンプルに追いまくられてアップできていなかったアメリカ出張レポート第三段。
前から行ってみたかった、地下鉄をメインにニューヨークの交通についての博物館。
同行した松本さんはMETのコムデギャルソン展に行きたそうでしたが、私はコムデギャルソンより地下鉄なので無理やりこちらへ引っ張っていきました。

キッズが夢中。
秋葉原にあった交通博物館に通ずるものがあります。

入口自体が地下鉄の入り口
ミュージアムはブルックリンにあります。
マンハッタンから電車で30分程、さらに駅から10分も歩くと目的のミュージアム・・・は地下にあります。
入口自体、地下鉄の入り口そのまま。



こういうフォント一つもかっこいい・・・

中に入ると、まず地下1階は様々なパネルや展示。
興味深かったのが、地下鉄の入り口。あの悪名高き、カード読み取りで失敗するゲート(今年はだいぶましになってた気が)

日本では私が子供の頃、自動改札機に切り替わりましたがニューヨークの地下鉄。システムは違えど1900年代初めには電気式のゲートに切り替わっていたそうです。コインや、トークン(コインのような切符)で、後にカードに切り替わっていったようです。

地下一階からさらに下に降りると・・・


こちらは、展示されていた中でも一番古い部類。

おっと、GGはどこかで見たような・・・
車体こそ、先ほどのよりは新しいですがサインは現代の統一された、プリントものではなく手書きの時代。


地下二回には、1800年代から近年まで、様々な電車がそのまま展示されています。もちろん、中にも入れます。
以前、WORKERSでもデザインに拝借したサブウェイサインもそこかしこに。

おそらく10台以上の列車が、ホームの左右にひたすら並ぶ景色は壮観です。ここでもキッズ大興奮、お母さん呆れ顔。



この手のミュージアムに必ずある、でっかいモデル
延々続くホームの途中から上がってみると、こちらはモデルカーの展示。
サンフランシスコのストリートカーミュージアムにあったモデルカーも大きくて迫力ありましたが、それに負けずとも劣らない物がたくさんありました。

地下鉄はもちろん、路面電車からバスまで。
日本のNゲージのような小さいモデルとは違う、とにかく大きな模型。良く見ると、意外とラフな作りだったりはするのですが、この大きさは迫力があるのです。

人によって、アメリカへの憧れは違います。乗り物一つでも、アメリカ的な物は多く、たとえば、ハーレーだったり、アメ車だったり。私にとっては、地下鉄とかストリートカー(ケーブルカーじゃないのがポイント)がそれ。その形や、行先を示すサインを見るたびに「これぞアメリカ!」と感動するのです。
これで、西のストリートカーミュージアム、東のニューヨークトランジットミュージアム(地下鉄)は制覇しました。次は、あえて外しているケーブルカーミュージアムに行ってみようか・・・

and pheb Lot 801/802 全サイズあります

サークルラックに飾ってもらえました!
将来的にはたたんで積みになると思いますが・・・


ミニチュアジーンズが目印!
高円寺の and pheb さんで、Lot 801 Straight Jeans、Lot 802 Slim Tapered Jeansを全サイズお取扱いいただいております。(Lot 801の34サイズだけはサイズが切れていて出荷できませんでした。ただ今、製造中です)

サイズは27から34まで全サイズ+36/38で合計10サイズ。
これだけあれば、お気に入りのフィット感の一本が見つかるはずです。

WORKERSのデニムはキバタ、未防縮・捻じれ防止も無し。
その為、同じサイズでも微妙に寸法やフィット感が違う事があります。
人間の感覚は大したもので、数ミリの違いや、生地のロットが違って糸のテンションが違うとか、言葉で説明できなくとも感じ取ることは出来ます。

その為、出来れば現物を見て、試着して、その一本をお買い求めいただくのが良いのですが、そうなると「全サイズどこにあるん!?」となります。WORKERSの展示会でも、全サイズ、試着販売していますが、今回、and phebさんでも全サイズお取扱いいただけることになりました。

ポップアップではなく、継続したお取扱いなので「今週末だけ!」とか、焦らなくては良いのですが、でも、せっかくなら見て、試着しに行ってください。せっかく、男気で全サイズ取り扱っていただいたので。

今はサークルラックにかかっていますが、時と場合により置いてある場所は変わるかもしれません。お探しのお客様、もし見当たらない時はフェブさんの店頭にてお問い合わせください。

フェブさん、WORKERSのルックでもおなじみ、ユッタニューマンもあります!

Lot 802 Slim Tapered Jeans仕様変更予定のご案内



ただ30回水で洗って15回は天日、その後ガス乾燥機へ・・・
ヒゲやハチノス、モモの色落ちは無いけれどこれはこれでコーディネートしやすい色
なにより、インディゴ100%の染色は青々した色落ちでさわやか
縫製糸の色も徐々に薄くなって
これが、何十年も放置されるとどす黒くなっていくのだと私は思います

Lot 802 Slim Tapered Jeans、次回の生産分よりラベルを革ラベルから紙ラベルに変更いたします。
まだ、全サイズ在庫があるので、納品は先になりますが、一時、仕様が混在する状態になる旨、ご了承ください。

ご指定が無い場合、革ラベル分がある間は革ラベルを。革ラベル分の在庫が無くなり次第、紙ラベルに変更いたします。

現在、Lot801/802をひたすら水洗い/乾燥機試験中で、かなり、良い色落ちをしています。
これを元に、将来、洗い品番を作る予定なのですが、工場で洗剤などを使った洗いでは革ラベルがどうしても割れてしまいます。

加工分のみ紙ラベルでの製造も検討しましたが、フレキシブルな対応が可能なよう、今の段階でLot802は紙ラベルへの仕様変更を
行う事を決定いたしました。

Lot 801 Straight Jeansは今後も革ラベルでの製造を続けます。

掲載情報


現在発売中のPOPEYE7月号に、ななんと・・・WORKERSのシャツ・ニットタイが掲載されています。

と言っても、うちに直接来たお話しでは無く、取扱店のジャーニーさん で掲載していただいたようです。

京都特集なので「サンボアさん出てるな~」と昼休みに読んでいたら、良い感じのニットタイとBDシャツ。次のページのキャンディーストライプのオックスBDシャツも羽襟のボタンホールが良い感じだな・・・と思い、どこのだろう?と思ってクレジットを見ると・・・「ワーカーズ」

「同じ名前のブランドってあるんだな」と思ってさらに字を追うと「/ジャーニー」

おおっと「聖林さん!!!」と叫びました。ニットタイもボタンダウンもずっと作り続けていて良かったです。
次はジャケットも乗せてもらえるよう、今後もベーシック&トラッドな製品を頑張って企画・生産していきます。

New 805 Left

シルエットをさらに細分化して検討中

ジーンズ、801/802が出来てからは、あまり新しい型を作っていませんでしたが、今年の11-12月ぐらいに向けて、久しぶりに新型を企画しています。

Lot 805(Super Slim Tapered)の問い合わせが多いので、検討を始めました。

せっかく作るなら、皆、穿きこんだことのある右綾ではなく左綾で。
ただ、左綾=Lee Typeというイメージがあるので、ディテールをどこまで混ぜるかで悩んで一度棚上げしていました。

後ろポケットのむき出しリベット、あれが家具を傷つける!と大変不評だったので、何かほかの仕様に。そうなると、Leviタイプの隠しカンヌキやリベット、Leeタイプなら×カンヌキ。ただ、ここでも糸の色はどうするのか?そもそも、左綾にどのポケットが合うのか?
悩みに悩んで、結局何本もサンプルを作ってみて「これがこの生地・形には一番合うんじゃないか?」という仕様を見つけてきました。
何本も作ったおかげで、縮率もばっちりわかって、ただ今4本目のサンプル型紙を作成中です。

旧805時代は「ワタリ」「膝」「裾」で、裾から20センチあたりでシルエットが終わり、後はずっと細い。これだと、裾上げした時に裾幅が変わらないのが良いのですが、若干、ふくらはぎに当たる。

タイトなシルエットと動きやすさは二律背反。タイトにすればすっきり見える、でも、絞りすぎると動きづらい。
だから、ストレッチ生地が開発されたわけですが、それは使いたくない。
キバタ、縮むデニムで寸法を完璧にコントロールするのも難しい。でも、それですっきり見えて、ある程度動きやすくもあるSuper Slim Taperedシルエットを作ってみたいのです。

そのためには、人の体のデコボコ、体を動かしたときにどこに寸法が必要で、逆に、どこは体を動かしても寸法がほとんど変化しないか。
体系による特徴は等々、自分だけでなく、身の回りの人の寸法を測ったり、懐かしの専門学校時代に買ってあった平均的な体系の各部寸法を書いてある本を読んでみたり。

ただ、調べれば調べるほど完璧はありませ。人は、同じ身長・体重でも、足の長さ、膝の位置、ふくらはぎがどの程度発達しているかが違う。最後は、ある程度平均的にするしかないのですが、それでも805はあのスリムさがポイントなのでかなりギリギリを狙った寸法です。
9月の展示会にサンプルを持っていきますので、どうぞご期待ください。

ジーンズ・全サイズそろいました

6/12追記 また、Lot801の34が売り切れてしまいました。
お探しのお客様にはお取扱いのある販売店様をご案内いたしますのでお問い合わせください。
http://www.e-workers.net/contact/top.htm

Lot 802 Slim Tapered Jeans
http://www.e-workers.net/store/201607/ie2.htm



Lot 801 Straight Jeans
http://www.e-workers.net/store/201607/ie1.htm


サイズが欠けていた定番ジーンズ、補充完了しました。
お問い合わせ、オーダー等はこちらからどうぞ!
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm#form

洗濯試験も相変わらず続行中。
9月の展示会兼週末ショップには持って行ける予定です。

そう言えば・・・9月の週末ショップ、今回もTCBさんが来るそうです。前回、オーナードタキャンのお詫び・・・では無いですが、またミシンを持ち込んでその場で裾上げサービスもしてくれます。

TCBと言えば、バキバキのヒゲやハチノス。WORKERSは、生地も柔らかいのであまりバキバキにはなりません。それより、色のトーン、巻き縫いや脇の自然なパッカリングでコーディネートを見せられればなと考えています。

もう少し、色のトーンが出来上がったらモデルに着てもらって、カジュアルなスタイル、もう少し綺麗目なスタイルと、撮影してみます。(ただ、この時期は暑すぎるのでFWP Trousersかショーツ、自分でも穿いていますが

新規お取扱い・仙台・FEELS



仙台で、新しくWORKERSをお取扱いいただくFEELSさん。

17FWからのお取扱い予定だったのですが、すでに17SS製品からお取扱い頂いているのでご案内です。
本当は自分で写真を撮りに行きたいのですが、ただ今18SS製品のサンプル作りまっただ中なので、まずはFEELSさんの写真をお借りしました。

仙台は初めての取扱店様です。
お近くでWORKERS製品を見てみたかったお客様、是非、足をお運びください。

FEELS
〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町2丁目3−30 いろは横丁内

Creoleを探して・・・NYその2

火曜日は一日、二日酔いで寝込んで開けて水曜日。


秋冬製品のニットキャップ+ローゲージセーター。
ニットキャップは再生産中です。
さらに、ブレザーをラフに着て良い感じです。

さすがに仕事もしないと・・・ということで、秋冬製品のLow Gauge Cotton Sweaterとニットキャップをかぶってもらい、弊社シニアモデルを撮影。
背景ぼかしちゃうと、せっかくのブライアントパークも良くわかりません。
10年ぐらい前、ここでファッションウィークのショーやってたのかな?初めて、ニューヨークに行ったとき、この横を通って「ここがあの、Style.comとかで撮影しているところか!」とわくわくしたのを思い出します。

ここなら良いの撮れるんじゃないか!と思って行きましたが、気合入れすぎて背景ぼかしすぎました。これだと日比谷公園でもわからないような。

そして、2年越しのDead Rabbitへ・・・

マンハッタンでも最南端なので、一応、バッテリーパークで時間つぶしたりした・・・のが間違いでした

PM5:30につくと、すでに店内一階は超超満員。この店、たぶん演奏聴きに来て入れない人も居るのでしょう。メールにも「門番に聴きに来た旨、メール見せて伝えてね」とあるので、メール見せながら説明。そして超満員のウェイティングバーへ。

ここで待つこと1時間半。正直ズンドコズンドコ鳴って、若者ばっかりのウェイティングバーで待つのは不快でしか無いですが、これも二階へ上がる為に我慢我慢・・・ブザーをもらえるので外で待っても良いのですが、寒かったので、中でちびちびDuval呑みながら我慢。
隣で待っていた50代と思しきご夫婦も「いい加減にしてよ・・・」という感じでした。

7時まで待ってダメならあきらめだな、と思った矢先、やっとブザーが。そして二階は上がると、全然いっぱいじゃない。席空いてる。
噂通り、演出的に一階で待たせる店です。若者はそのウェイティングでズンドコズンドコ言って、集まるのが楽しいのでしょうが。

飲み物は悪くはないが、特筆することも無し。
ベストカクテルバー in NYを期待すると肩透かし。

空席だらけ

それでも、上がった瞬間からTerry Waldoの演奏は楽しめました。
楽しめますが・・・この店は周りが聴いてない、あくまでBGM。それもソロなので、本人の演奏楽しむだけならいいけれど、広がりという点ではRum Houseの演奏にはかないません。

だったらとばかり、この日も頼みました。先日はMortonだったので今日はJoplin。Maple Leaf Ragです。

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Maple Leaf Ragはラグタイム。作曲者のScott Joplinはおそらく、クラシック的な弾き方を求めていたようですが、初期ジャズピアニストたちは、それをスイングさせたり、速弾きしたり、アレンジしまくります。

そのアレンジの仕方を解説しながらJelly Roll Mortonの録音。ミズーリのスタイル、ニューオリンズのスタイルの違いを実演しています。



Dead Rabbitでの演奏はそこそこにして、Terry Waldoさんには「また来年来ます」と伝えてお店を後にしました。

Creole・・・まだ良くわかりません。Creoleが出自と言われるのMortonの曲やその演奏スタイルに惹かれるのは独特のミックス感なのだと思います。

Maple Leaf Ragのような、そのままストレートに弾けばともすれば子供っぽくも聞こえる曲。リズムを揺らしたり、右手のアレンジを変えたり、左手のブンチャブンチャを、ブンブンブンとベースに置き換えたり。同じ物をモチーフにしても、その人のバックグラウンドが違えばアプローチの仕方が違う。結果、出来上がる演奏は全く違う。

そういう部分が面白くて、MortonやTerry Waldoの演奏が好きなのだと思います。単純にもっと早く手が動くとか、ミスタッチが無いとかだと他にも上手いピアニストはたくさんと居ます。でも、私にとっては変えがたい何かがこの二人にはあるのです。

デザインと機能性、非対称型


ただ今、18SSの型紙作成中です。
私は、自分で型紙をひくので、これといってデザイン画は無いケースも多い。単純に「この形にこのディテールで」とか文字だけのメモがデザイン画替わりだったり。

18SSでは、上の画像、ハンティングジャケットのポケットディテールをベストに当てはめてみようと思いましたが・・・

ベストは丈が短いので、単純にハンティングジャケットのハンドウォーマーをつけると
位置が高すぎて手が入れづらい

自分で今までのサンプルを着ながら「ここにポケットがあって手を入れたら」とシュミレーションした段階で使いづらい。
だったら、内ポケットにCruiser Jacketでやった貫通ポケットはどうだ!と思ったら・・・

これも丈が短いので、内ポケット貫通で手を入れるより前から手を入れてもすぐ底まで手が行く
これもNG。かえって、クルーザーベストの良さ、「前から入れたら物が他から出て行かない」を駄目にしてしまう。フロントからでも縦方向が浅いので十分手は入るし。

このように、機能性を考えるとそうそう、簡単にポケットなりデザインはいじれなくなります。先人の知恵は大したもので、機能性の悪かったデザインは淘汰され、現物もほとんど残っていないのです。
たいてい「これは新しいデザインだ!」なんてやってみると、機能が0とか、作りづらすぎる。「そうだよな、昔の誰かもやったけど、これはダメだったんだよ。だから残ってないんだよ」と思い知ります。

これとは別の型で、今度は左右非対照型を作っていてまた悩みが。


左右非対称型は、当たり前ですが、どこかを左右非対称にせざるを得ません。特に問題になるのが、見返し系。縫製仕様も、先にフード見返しと身頃見返しをつないでいくので、フード見返し・身頃見返しがつながりが良くないといけない。でも、いくら左右非対称だからといって、あまりに非対称でも不細工。
そもそも、縫う相手は布。線としては単純にきれいなカーブでも、折り曲げようとすると無理がある場合も。

悩んだときは、何本も線を描いて、さらにこの検討には不要な線(生地の方向だったり、バストラインだったり)を削除して検討します。

矢印で示している線をこの時は考えていて(というか、今考えています)。ただ、今日はどうも頭が痛いのでここまでにして、ジャッジは頭がすっきりしてからにします。真ん中かな・・・

左右非対称型は「左右対称」という正解が無い分、縫製仕様上、問題が無ければ何をやってもOKといえばOKです。たとえば・・・

ポケットに近すぎるのでこのままでは難しいですが、極端な話、生地端を綺麗に折りたい、まっすぐにしたい。そちらを優先すればこういう見返し形状も「有り」なのです。
左右非対称型は、自由である分、それが悩みでもある。デザイン・縫製仕様・パターンを一度に解決しないといけないので作っていてど~んと疲れるのでした。(目と頭が痛い)

9月納品予定製品、詳細アップしました







http://www.e-workers.net/store/201709/top.htm

9月納品予定製品の詳細をアップしました。
カットソー風セーターのUSN Cotton Sweaterは着丈変更・新色追加して継続。他はすべて新型です。

何となくではありますが、丈が少し長く、肩幅やウェストもゆったり目。そんな感覚をパターンに取り入れたラインナップです。

WORKERSはファッション要素30%・ベーシックな実用品としての服要素が70%ぐらいかな?と自分では想定しています。

ファッションの流行りで言うと、肩がど~んと落ちるシルエットだったり、デザインもトラディショナル(伝統的)よりもっとコンテンポラリー(現代的)なもの。たとえば、ポケットがないような、ミニマルデザイン(最小限?って感じか?)が流行り「らしい」です。自分自身、着ないので肌感覚ではわかりませんが、周りからの聞きかじりとある程度の勉強から。

だからといって、いきなりWORKERSがそういうのやりはじめたら私なら引きます。無理すんなよ・・・って。

10年前に製品を作り出したころのようなタイトフィッティングでは無くなり、そういう部分にはファッションというか、世の流れが入っていますが、それは30%程度。そう、パターンの寸法・フィッティング程度で大きな流れは変わりません。

シャツがあって、ジャケットがあって、羽織のアウターがあって。
単純に効率だけ考えれば、シャツとパンツば~っかり作って、もっと販売に力いれればもっと儲かるかもしれません。でも、やっぱり私にとってWORKERSは「メンズブランド」というか、自分が出かける時に着るものほぼ一式がそろってほしい。

ジャケットは単価も張るので、生地作るにしても大変。その割に注文数はぼちぼちなので頭抱える時もあるのです。そんな時は「ジャケットが無いメンズブランドなんぞメンズブランドじゃない!だいたい着るだろうが、自分だって!」と自分を叱咤して作ります。

そんな感じで作った今年のCreole Jacket、自分では今年も良く出来たと思います。昨年までのMaple Leaf JacketやKing Porter Jacketとはまた違う感覚で。どうぞ、詳細をご覧ください。