Pattern making, making, making

New FWP。だいぶOfficer Trousers Slimに近いですが、元型はファティーグ。
後ろの脇・尻ぐりあたりにその名残が見える型紙です

19SSのサンプルパターンを作成中
今朝は、「夏の涼しいトラウザーズ」を作成中。

去年、17SSではファティーグパンツが元型で、それの脇ポケットを取ったFWP Trousers。いかにも「軍パン」然としたシルエット。ゆったりと涼しい。裾はスピンドルで絞る。

今年、18SSはタック入りのショートパンツの型紙を元にをロング丈に、強烈なテーパードをかけた1-Tack Trousers。ワタリがかなりあるので、はくとバルーンパンツっぽいシルエット。今日もはいてますがとにかく涼しくて楽。

さて、19SSは・・・過去2シーズンは「ゆったり」「涼しい」に全振りした型紙でした。
「ゆったり」は薄い生地を使う強度の心配もあってだったのですが、5オンスクラスをスパン糸使ってインターロック中心で縫えば多少の負荷がかかっても耐えられるのがわかってきました。よく考えれば、以前、Officer Trousers Slimのウールトロピカルもやってみたので大丈夫ではあるのですが、もっと前に作ったパラシュートパンツ。あれの後ろ中心割りステッチが二度縫いしていた、ゆったりしていたにも関わらずバイクに乗ってて返ってみると縫い目が2センチほど裂けていた事があったのがトラウマでした。

もともと、古い服が好きなのでインターロックやスパン糸に強烈な抵抗感がありました。が、最近は適材適所。素材や求める機能に合った縫製仕様も取り入れるようにしています。

ボトム、春のラインナップは
・13.75 oz-ジーンズ
・10 oz チノ
これに加えて
・7-8オンスチノ
・5オンスクラス、涼しい系

と、4段階のラインナップで行く予定。これだけあれば、1月から真夏まで対応できる!と思います。

Stocks




http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

在庫製品を更新しました。
今月は半そでBDを少し、アクティブショーツを少し作っています。
また、タイクリップの縦ストライプデザインが再入荷しました。
やっと自分でも買えます。ニットタイにはこの挟むタイプのクリップがおすすめです。

Delivery on May





18SSの最終納品です。ゆったりした身幅のRelax Fit、半そでBD。新作、60/40クロスのショーツ。速乾性とさらっとした手触り。ポケットも6つあるので機能性も。

各製品の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.e-workers.net/store/201805/top.htm

以下の販売店に当月製品を出荷しています。
お探しの色・サイズがありましたら弊社までお問い合わせください。取り扱いのあるお店をご案内いたします。

WORKERSへのお問い合わせ先
http://www.e-workers.net/contact/top.htm


関東
Castle Rock
長野県松本市中央2-6-9
0263-87-3626
CIRCLE
東京都港区南青山3−4−4 カサビアンカ004
03-6455-5525
Junky Style
東京都墨田区両国4-37-6 中ビル1F
03-3631-8121
and Pheb
東京都杉並区高円寺南4-8-7
03-5929-9757
POST 78
東京都目黒区平町1-23-18 マヌワール都立大学 102
03-6459-5855
TOLL FREE
東京都目黒区上目黒1-6-5
03-3715-9278
Rhythm
神奈川県横浜市西区南幸2-10-4望月ビル1F
045-412-6488
diaries
茨城県つくば市松代2丁目1−5
029-875-7754
SLOW JAM
茨城県水戸市千波町2486-5 2F
029-350-8838
小久保商店
茨城県猿島郡境町伏木847
0280-86-5328
東海
HI-DEE'S
静岡県沼津市新宿町7-1
055-925-5857
GREAT
愛知県名古屋市中区大須 4-1-6
052-241-7567
DISTRAD
岐阜県岐阜市加納黒木町1−47−1
058-214-6698
CHELSEA For life
三重県四日市市安島2-4-18 1F
059-352-5228
近畿
Uncle John
和歌山県和歌山市狐島601 シマハイツ1F
073-460-9727
CASA
兵庫県加古川市平岡町新在家234
079-441-9400
中国
ROOSTER
広島県広島市中区吉島西1-1-4
082-245-1045
四国
FREEMAN
愛媛県松山市大街道1丁目5-16
089-989-1123
九州
GOOD NEIGHBORS
鹿児島県鹿児島市住吉町7-1
099-295-6658
Cape Cod Clothing Store& Backyard Bar
鹿児島県鹿児島市加治屋町1-9 第二柿本寺ビル109号
099-239-1515
United Kingdow
Alpha Shadow
SE15 3SN London Unit C1, The Bussey Building
+44 20 7635 3718

Long Wallet, Black X Black Sold Out


Long Walletの黒×黒ステッチが売り切れました。
黒×黒ステッチは基本の色なのでまた追加作っています・・・が、できた日が納期なので近々としか納期答えられないのが苦しいところです。

自分でもBrown×Greenステッチを使っています。だいぶ、ファスナーも馴染んで滑りが良くなってきました。こういう部分を「面倒だ!」と思うか「あのジジジって感じがクラシックで好き」と感じるか。ファスナーを開けるときは、引手を全体で持ってゆっくり開けてください。どうしても、現代の強度抜群、滑りも楽々というファスナーとは違います。

綿テープにこの引手形状
現代の強度重視とは違う、エイジングする金属パーツ
扱いはやっぱり手間ではあるのですが・・・

ただ楽が良いならマジックテープでも良いわけだし安価で使いやすいものはいくらでもある現代。それとはちょっと違う、触るたびにドキっとする革製品になった・・・かなぁ。なかなか、ボナーさんみたいに抒情的な文章を書くのは難しい!

カーディガン詳細リンク修正しました




失礼しました、FC Knitのカーディガン、詳細画像へのリンクをつけ間違えていました。

製品の詳細へのリンク・・・
http://www.e-workers.net/store/201808/c2.htm
http://www.e-workers.net/store/201808/c3.htm

各製品から詳細へのリンクも付け直しました
http://www.e-workers.net/store/201808/ic4.htm
http://www.e-workers.net/store/201808/ic5.htm
http://www.e-workers.net/store/201808/ic6.htm

せっかく、たくさん詳細写真撮ったのに危うく見せそこなう所でした・・・
このカーディガン、自分でも早く着てみたいです。Tシャツの上、シャツの上。春秋にはアウター、冬にはインナー。ジャケットの中、コートの中。
どう考えても使い勝手が良い。ハイゲージニットより伸びにくい。コットンなのでTシャツ一枚の上に着てもチクチクしない。わが製品ながら楽しみです。

19SS Sample, Raw Denim Trousers

新作のWORKERSオリジナルデニム
タテ7番に対してヨコ16番
だいたい10オンスぐらい
綾織りも13.75オンスが1/3綾に対して新生地は1/2の綾

セルビッジがあるから脇でカーブはできない=802型がもとになる
でもトラウザーっぽいポケットは取り入れたい・・・
チャレンジすぎて売れないだろうな~と思いつつ

GW楽しんでおられるでしょうか?WORKERSはただいま19SSのサンプル型作成で楽しんでおります。
いや、恨み言じゃないので大丈夫です。私の場合、工場さんが休んでる間に、休み明けからかかってもらう仕事を用意しないといけないので結果、日曜とか祝日は仕事になります。電話もかかってこない、量産やサンプルで作成中のものの問い合わせも基本的に無いので(たった今、あの品番のスレキは?とiphoneにメッセージはありましたが。その工場さんも仕事してるんかい!と突っ込みましたが)仕事が良く進むのです。

ただいま取り掛かっているのが、オリジナルデニムの第・・・何弾だ?
右綾13.75 oz/左綾13.75 oz/ホワイト/ブラック と来たので第5弾!ヨコ糸を細く変え、綾目は右綾、でも13.75ozとは糸の交差を1/3から1/2に変えたもの。

もともとは「うちのジーパン、柔らかいし穿きやすくって良いんだけどさすがに真夏はな~」が始まり。
デニムをオリジナルで作るとき、ロープ染色の必要なロット、さらに織機に経糸(タテ糸)がかかるよう巻いて「ビーム」というものを作る工程があります。


これが「ビーム」
染めた経糸(タテ糸)が織機にかかる状態に軸に巻いたもの
ロープ染色のロットが40反程度。それを私のお願いしている工場さんの織機の場合、3つのビーム、つまり13反程度に分けます。この分けたものを以前は右綾・左綾と分けたのですが今回はさらにもう一つ新しく、ヨコ糸に16番という細い糸を打つ。結果はオンスが軽い、薄い生地になります。

もちろん、この生地はミミ、セルビッジがあります。このセルビッジを活かしたいからシルエットは802に近いものになる。でも単純に「802の薄いの作りました~」ではなく、もう少しトラウザーっぽく。Officer Trousersがいつも10オンスクラスを使っていて、トラウザーを使ったちょっと大人っぽい(もう十分オッサンですが)コーディネートに合わせたい。

そこで、ベースの型紙は802を使いつつ、部分的にトラウザーの型紙を混ぜる。具体的にはフロントポケットを取り入れていこうと考えています。
後ろポケットは悩みました。トラウザー的には玉縁ポケットのほうが合っている。でも、キバタのデニムで玉縁ポケットをやると問題があります。
チノのような、高密度でぎゅっとしまった生地や、同じデニムでも防縮がかかってぎゅっと詰まった生地なら問題ないのですが、キバタデニムはゆるゆるです。生地をほぐしてみたことがある方ならわかりますが、生地は切れ目から簡単にほぐれていきます。

そんな生地で玉縁をするとなると芯を張る必要があるのですが、せっかくのキバタデニムの寸法が動く風合いを芯で殺したくない。それに、そもそもの
「暑いから薄手のデニムパンツ」
を考えると、後ろポケット玉縁は中に袋布が二重につくのはどうなのか・・・

どうやって考えてくると、後ろポケットはあえて貼り付けポケットの方がいいのではないか・・・などと考えてくるのです。

ただ、ここは最終決まり切っていないので、サンプル作成時に半身は貼り付けポケット、半身は玉縁ポケットと作り変えてみようと思います。

さて、すっごい長いサンプル作成の過程をお伝えするこの文章、誰が読むのでしょう???与太事はこれくらいにして、さっそくサンプル作成に入ります

8月納期分、更新しました

http://www.e-workers.net/store/201808/top.htm

せっかく連休中に更新内容作ってたのに、きょうアップするのをすっかりわすれていました。
裁断場に生地持って行った帰りの高速で気づいて、今更新しました。危なかった・・・



8月分、毎度作ったもので思い入れがないものは一つもないのですが、しいて言うなら新製品。FCニットです。

数年前から作り始めた丸編み機を使った製品、Tシャツやスウェット。
そして、この1-2年作り始めたのが、Organic Cotton Sweaterはじめとした横編み機を使ったニット。

この二つの形が違う機械を組み合わせる、最初に考え付いたのがUSN Cotton Sweaterでした。
http://www.e-workers.net/store/201610/ib2.htm
USN Cotton Sweaterは裾リブだけが横編み、いわゆるセーター編み機。他は丸編み機、カットソー系の編み機でした。

今回のFC Knit Medium Weightは身頃が丸編み、他はすべて横編み。
さらに、Organic Cotton Sweaterで取り組んだリンキング、
http://www.e-workers.net/store/spot/knit/ia1.htm

リンキングだけでなく、普通の平縫いでも縫い代を薄く取る方法があることを知ったCotton Knit Cap
http://www.e-workers.net/store/spot/knitcap/ia1.htm#navy

これらで学んできた技術をすべてつぎ込んだのが今回のFC Knitたちです。

Tシャツやスウェットの扱いやすさ、ネットに入れて洗って、本当は倒し干しが良いですが釣り干しでもなんとかいけます。(肩に跡がついたときは、着てから水を少しその跡につけてください、なじみます)

でもセーターのような風合い、身頃編地の手触り、見た目。そして、裾や袖口のリブはリンキング「風」に薄く縫う。

ハイゲージのセーターは好きなのですが、どうしても扱いに気を遣う。そんな感覚を少し軽くしてくれるのがこのFC Knitです。今後、WORKERSの定番にする予定。

1枚はもちろん、Gジャンの下、ジャケットのインナー。シャツの上はもちろん、Tシャツの上にも。WORKERSの製品だけでなく、例えばフライトジャケットのインナーにも是非お試しください。

襟型修正 by 半・分解展の主催者


襟がきれいに返って周り分量の不足もない、きれい!

http://rrr00129.blogspot.jp/

半・分解展のおじさんから型紙修正&仮縫いが届きました。
10月納期のBal Collar Coat。元型は自分でひいたのですがどうも襟がきれいに返らない。
もともと、この手の高密度生地は寸法が動かないので適宜、襟の展開をうまくしないと返らないのです。あと、中に入れる芯。これも選定が悪かった。

自分で試行錯誤しようかと思ったのですが、時間もないしノウハウも足らない。
だったら詳しい人に・・・ということで半・分解展でおなじみ、長谷川先生に修正&芯の選定&その型での量産に近い形で縫製確認をお願いして本日上がってきました。

さすが、企業でパターンやりつつ自分でも研究していた人だけあってこういう仕事はとてもうまいです。

もともと、この長谷川君と、うちのモデル(S君)は同級生。私が倉敷でお店をやってた頃に二人で遊びに来たのが縁です。
学生時代にWORKERSに興味を持って遊びに来る自体、相当変わった二人なのですが、一人は岡山へ、そして長谷川君は東京でパタンナーとして。
そんな二人が、今はモデルやうちの職だしを手伝ってくれたり、片やパターンの修正をしてもらえたり。どっちもプロになったんだな~と感慨深い。それと、WORKERSやってて良かったなと思います。
サイトやってたから興味持ってくれた人が居て、片方は岡山来る手助け?も多少は出来たし。

こちらS先生
昨日もモデルしてくれながら、シルエットチェックを一緒にしてもらいました
そんな長谷川君の半・分解展は5月、6月に東京・名古屋で開催されます。
https://sites.google.com/view/demi-deconstruction/