さぁ、いよいよ来夏にリリース予定のTシャツのビーカーが上がってきました。
ブルー杢を作るのですが、こちらは綿で混ぜて杢糸を作ります。
ということで、何トーンか綿の混率を変えて試し糸が出来上がってきました。
う~ん、わからん。
ここから編み上がった生地を想像して、AでとかBでとか選ぶわけなのですが、さっぱりわかりません。
今回、カットソーを作ってくれるM社の社長さんいわく「悩んだら濃いめ、編んだらまず薄くなる」だそうです。なので、濃いめを選ぶ予定です。
当然、世の中には「メーカーさんが作っている糸」もあるので、その中から作りたい物に近い糸があればよかったのですが、まぁ、世の中そうそううまくは行かないわけで、無かったので作ります。
「うちはロットないよ!」とM社さんは言ってくれるのですが、それはチャージアップをすればの話であり、ある程度のコストの範囲内で作ろうとすれば、おのずと最低量というのは決まってきます。
私が「いえいえ、売れなければ一生自分で着るつもりで作ります」と伝えたので「じゃぁ、せっかくやるなら綿からだ!」と成った訳です。
私が最初に作ったWabashもそうでした。駄目なら一生。一生分残ってる生地も無いとは言えないのがつらいところなのですが。
ただ、何を作るにせよ、私にとっては最初で最後かもしれません。だったら、悔いが残らないよう、自分がやれる範囲内(めいっぱい)でやりたい事をやるようにしています。
カットソー、Tシャツやスウェットも実は作りたいけれどずっと我慢していたのです。
万が一、1枚も売れなくても一生自分で着れば良いぐらいの資金をためていたのです。
そして今、買っていただけるお客様、卸先様、金融機関様のお陰で実現出来るタイミングが来ました。
毎度おなじみ、裏の裏まで見せての物づくり。夢は無いですが、私の情熱はこもっています。
そんな暑苦しいTシャツは来年6月登場予定です。お楽しみに。