来春夏分、新しく作った高瀬貝ボタンです。
左が旧来の13ミリ規格。ただ、実寸は12.6-7ミリというところ。
右側が新しく作った14ミリ。
わずか1ミリ強ですが雰囲気がここまで違います。
来季のワークシャツのテーマに「デフォルメ」があります。
今までWORKERSでは出来る限り古着に忠実に、古着でありそうな仕様を追い求めてきました。
その結果、Champion Shirtという、我ながら納得いくものができあがり、はたと立ち止りました。
この数年で市場にはワークウェアがあふれ、Champion Shirtは良くできていると思いますが、ある意味でありふれた商品になってしまいました。
まったく違う物・・・ではなく、同じワークシャツでも何か新しい事がしたい。
そこで出てきたアイデアが「デフォルメ」でした。
ワークシャツの貝ボタン、古い物にはたまにみられる豪華な仕様です。妙に大きかったり、小さかったり、厚みがあったり、無かったり。現代の規格がしっかり決まっている物とは違う、独特な良さ。
それを再現したく、まず目をつけたのがボタン。
15ミリでは大きすぎる、13ミリでは小さすぎる、では14ミリで!と探すと無いのです。
という事で、別注してつくりました。
上が13ミリ。下が14ミリの厚みです。
せっかく作るなら厚みを持たせて豪華に。
これもわずか0.4ミリほどですが、人間の感覚というのは大したものではっきりとわかります。
こんな高瀬貝ボタンを使ったシャツ、今月受注予定です。週末にはアップしますのでお楽しみに。
展示会も終わり、集計も終わり、本来ならば来季に向けた勉強をしたいところなのですが、この二週間ほど、家のミルが具合が悪く毎日入院・点滴に追われていました。
そのため、WORKERSの更新もあまり出来ませんでした。申し訳ありません。
高熱、食べない状態が続き、血液検査・レントゲン・エコーするも原因不明。
最後は、足も立たなくなる状態で、正直覚悟もしました。
ただ、10日ほど経って、抗生物質が効いたのか、漢方が効いたのか、やっと少しづつ食べるようになり、熱も下がりました。リンパの検査結果が出ないと何とも言えないのですが。
まだ2歳半。何かストレスがあったのか、かまってやれなかったのが悪かったのか。
自責の念にかられ、毎日夜は二人(私+ミル)だけで寝ていました。
ネコも家族です。具合が悪くなると心配で、不憫で、涙無しには居られませんが、泣いてばかりもいられないので徐々に仕事も再開していきます。