Indigo, Black, White

このところ更新してなかったのは・・・先日、ドイツに行ってきました。
来年に向けて作成中の財布、これに使う革をなめしているタンナーの見学でした。こちらの詳細はまた、そのうちに。アテンドしてくれた人、現地のタンナーさん等々、OKをもらうところが多いので。

一枚だけ写真を。
これが、来年財布を作るノブレッサカーフ。
型押し革で、真ん中の部分は型が重なる部分。ここは使いません。
前から見てみたかった、型押しの器械もばっちり見てきました。
行く前から風邪気味で、かえって来てからは職出しに追われていました。
パターンを最終グレーディングして、数を集計して、発注書に転記して。生地や部品を手配して、工場にパターンと貸出サンプルを送り出して・・・といった仕事が、俗に「職出し」というやつです。

で、それも終わって今度は11月更新の準備中。
やっと、Indigo, Black, Whiteの話にたどり着いた・・・

18SSでは、WORKERSでお馴染み、ポケットはファースト、袖と腰アジャスターはセカンドタイプの定番型(一応)
でも、毎回型紙の微調整をしていて、今回も、少しだけ初回より襟を大きく。元々、ビンテージよりかなり襟を小さく、襟を立てて、欧米人に比べ首の短い日本人でも良いバランスに成るように・・・というアレンジなのですが、前回はちょっと小さくてスタンドカラーのように見えそうに。という事で、ほんの少しだけ襟腰と襟先を長く。長くといっても、1.2センチとかそういうレベルなのですが。

もう一つ、少し袖口を太く。これは時計をしづらいというご意見をいただいたこと、また、世の中がタイトフィッティングから、そのものが持つ本来のフィッティングをOKとする流れも感じての事です。
まぁ、世の中というか、自分でも思うのです。「あんまりぴちぴちは嫌よな」と。



Indigo

Black
仲はヘンリーを合わせてみましたが、ハイゲージのセーター系もグッドです

White

今まで作ってきたデニムを総動員。Gジャンと言えば避けては通れないセットアップ的着方。
ついやっちゃうんです、楽だし。後は、私のようなおっさんにはDNAに染み込んでいるのだと思います。デニム=セットアップ。

でも、さすがに上下同じ色は、自分を知った40前には厳しい。(もちろん、それが好き!とか、それがかっこいい人は良いと思います。あくまで私がの話です)

そこで、糸は同じ、打ち込みも同じだけど色が違う。ある意味セットアップ、でも、色はセットじゃない。これならいける!
もちろん、トラウザーズや軍パンに合わせれば、Gジャンほど合わせやすい羽織物は無い。物自体が、軍ものでも、クロージングでも無いブルゾンなので、何と合わせてもコスプレっぽく成らないから好きです。

WORKERS 17FW 4th Delivery




お待たせいたしました、WORKERS、17FWの最終デリバリーです。
N-1V、Single T-Coatとアウター中心の製品です。
製品詳細はこちらをご覧ください。
http://www.e-workers.net/store/201710/top.htm

一部、ストックを作った製品もあります。
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm


お探しの製品がありましたら、色・サイズをご明記いただきお問い合わせください。取り扱いのある販売店様をご案内いたします。
http://www.e-workers.net/contact/top.htm

横浜Rhythmさん、Lot 801/802 サイズそろってます!



先日、自分でも撮影しに行ったのですが、Rhythm大滝さんの写真のほうがずっとかっこいいので使わせてもらいました。
ミニチュアジーンズが目印です!横浜近くのお客様、是非お立ち寄りください!


横浜のRhythmさんでLot 801/ 802 Indigo Denim、全サイズお取扱いが始まりました。

http://www.rhythmyokohama.com/



サイズは27から34まで全サイズ+36/38で合計10サイズ。今、802-34が在庫切れで作成中。こちらは12月頭ごろの完成予定。

これだけサイズがあれば、お気に入りのフィット感の一本が見つかるはずです。

WORKERSのデニムはキバタ、未防縮・捻じれ防止も無し。
その為、同じサイズでも微妙に寸法やフィット感が違う事があります。
人間の感覚は大したもので、数ミリの違いや、生地のロットが違って糸のテンションが違うとか、言葉で説明できなくとも感じ取ることは出来ます。

その為、出来れば現物を見て、試着して、その一本をお買い求めいただくのが良いのですが、そうなると「全サイズどこにあるん!?」となります。WORKERSの展示会でも、全サイズ、試着販売していますが、今回、Rhythmさんでも全サイズお取扱いいただけることになりました。

ポップアップではなく、継続したお取扱いなので「今週末だけ!」とか、焦らなくては良いのですが、でも、せっかくなら見て、試着しに行ってください。

18SS製品、1月納品予定製品の詳細アップしました








お待たせしました!やっと、1月納品予定製品の詳細をアップしました。
今回も盛りだくさんです。

気に成る製品がありましたら、弊社にご注文いただいても良いのですが、お近くの取扱店さんにもお問い合わせください。今ならまだ、予約できる・・・と思います。生地が残り少なくなると受けられない場合もあるのですが、今のところ大丈夫です。

個人的にはMoto Coat、Black Chambrayのセットアップ。R-Jacketは注文予定です。

Hooded Moto Coat

フロントをあけて


フロントしめて片方手を入れ

手を両方サイドの貫通ポケットに・・・

後ろ姿、ウェストをベルトで絞って身頃に入った皺がたまらん・・・
Lt Creole Jacketの上に着られるMoto Coat。
完全新作で、時間かけて工夫した分写真が絞り込めません・・・

今まで作ってきたいろいろな型紙、ディテールを総動員し、さらに新たなディテール台座式スナップも盛り込みました。
私には珍しく「全部盛」ですが、オリジナルはあくまでデザインの参考に。素材もベンタイルに変えて「着られる一着」を目指しました。

展示会で
「秋冬まで待てなかったんですね~、これ本当は秋冬にも着られるのでスプリングコートで提案より秋冬のオーバーコートの方が数がいきそうでしょう」

と言われました。「販売数を増やす」という目線からはまっとうな意見だと思いましたが、18SSで出した理由は私の信念からです。

展示会というか、製品を企画するのは毎回毎回真剣勝負なのです。自分が今持ってるアイデア、技術、それを出し切れるかどうかが問題で、出し惜しみは出来ないです。もう「出来ない」としか言いようが無い。
出し切った先に、また、新たなアイデア・発想が生まれるとも思います。

確か大瀧詠一がどっかで書いてたんです「アルバム作るから売れる売れないとかより、その時のすべてを出し切るしか他にやり方ないよね」といった事を。それにすごく納得して、自分も、新しいコレクション(という言い方がいまだに恥ずかしい)を作るからには、出し切るしかないんだよなと思うわけです。

Upcoming 復帰しました

もうすぐアップする2018SS第一弾、Lt Creole Jacket

昔自分で縫ってみたことありますが、中々難しいのです。この額縁始末。
普通に折っちゃえば簡単なのですが、ジャケットらしい始末&この工場さんがすごく得意な部分なので。

Behind the scene、こんな風に事務所(アトリエと言わないところがWORKERS)の一角で撮影してます
襟裏の芯止めステッチ、見せて着ることも

やっと、約1週間の風邪から回復しました。
まだ、完璧でないですがスケジュールは待ってくれないので無理やり始めます。

さっそく、1月納品製品の詳細をただ今作成中。写真はたくさん撮るのですが、スペースの都合上、どうしても乗り切らない分もあります。これらの写真はそうなりそうなので、今アップしておきます。

Lt Creole Jacket。
着想自体が、ニューオリンズ、クリオール、モートン・・・といった、自分が好きな物から来ています。春の定番「ブレザー」を今の自分が好きな物でアレンジしたらどうなるか。

男の洋服、特に年も重ねればそう大きく変わりません。私自身、もういい年なので、着るものは楽しみたい。悩みたくないというのもあります。(実際には、Tシャツの襟ぐりパイピング巾1ミリの事で今日もオタオタしてるのですが)

でも、正統派すぎるトラッドなら、それはそれで、すでに先人がいます。では、WORKERSらしい部分とは何か?
それが、アメリカの色々な文化を行ったり来たりする部分であり、自分で試行錯誤するパターン、近所の工場さんの特性を生かした製造背景などなど・・・

後は、既製服の矜持。既製服として買いやすい価格の中で、いかに面白く、またサイズ補正もしやすい作りをするか。
Lt Creole Jacketは袖に開きを付けた分、裏地をつけない&袖ぐりパイピングで補正しやすくしてます。

また、来年の春もWORKERSの服を見てみたい、着てみたいと思ってくださる方が少しでも増えるよう。製品の詳細や、コーディネイトのアイデアを毎月更新していきます。