最近の色落ちの好み



上・Modified BD, Stripe(見えないけど)/ジョンスメの大セールで買ったセーター
下・Lot 815 Jeans/ Edward Greenの外羽ストレートチップ(マニアック過ぎてセールに残っていたもの)

ジーンズ、今も昔も、「どんな色落ちが好み?」そんな事を考えます。

昔は

「ヒゲが入ってハチノスが入って、濃淡が激しくて!!!」といった、いわゆるゴリゴリとかバキバキと言われる色落ちが好きでした。

おそらく、今もそういう方向性が「ジーンズ好き」では主流。だから、ヒゲやハチノスが入りやすくするように糊を残して洗うとか、洗ったときに糊付けする・・・なんて方法もあるのでしょう。

で、私はどうかというと・・・あまりヒゲやハチノスが入りすぎたものは自分の着方に合わせづらい。

私は、ジーンズでも軍パンでも、基本、シャツやニット、ジャケットと合わせることが多いです。そうなると、「色は落ちてるけど、あまり激しくヒゲやハチノスは入っていない」ほうが合わせやすい。

セルビッジ部分のキャタピラは出ていてほしいな・・・とか思うあたりは、贅沢というか。あれも、知らない人が見れば「脇が変な色落ちしてるよ!」なんて思うのかもしれませんが。

そういえば、一本、色が落ちただけでヒゲ入ってないのあったよな・・・と引っ張り出したのは、昔作った左綾・815。外で草刈りしては、夏の日差しにあたるよう、そのあたりに置きっぱなしにした一本。

この日焼け落ちも好みです。私は結構好き。


と、ここまで考えてみると、世の中に「加工物」と呼ばれる最初から色落ちしたジーンズが存在する理由もわかります。

「今日は上は綺麗だけど、色落ちしたジーンズはきたいな」なんて時。たまたま、草刈りで日焼けさせたジーンズなんか、誰でもが持ってるわけでなし。

かといって、古着もあまり好きじゃないな・・・なんて人には、加工物のジーンズというのが必要なのですね。(おそらく、WORKERSでは今後も作れませんが。生地がキバタの場合、加工するとシボが出て、あまりカッコよくならないケースが多いので)

2月納品製品・詳細アップしました

 







2月納品予定製品、詳細と予約注文ページをアップしました。

https://www.e-workers.net/store/202602/top.html

トップ画像は、これで最後のブレザー写真を全部選びました。

今まで作ってきた3つボタンとは違う、2つボタン。アメリカ製・ウォーターベリーのメタルボタン。豪華に総裏!

いよいよこれで金属ボタンのブレザーは終わりです。既製品として販売するには、私が許せる金額ではなくなってしまったので。


昔々、私が子供のころはまだまだMade in USAの服はたくさんありました。それが徐々に減っていった理由。今まさに、自分がMade in JAPANが無くなっていくのを目の当たりにしています。

作れないのではなく、作っても多くの人が買える値段で無くなってしまう。必然的に、作れなくなってしまう。


私が24の時、勤め先の会長が「果たしてジーンズが2万もして買う人は居るのか?」と私に聞かれました。

「どんなに高くても買ってくれる人はいるでしょう!」とその時は答えてましたが、今は会長の心配もわかります。どんなに良い物でも、常識外れに高かったらそれを「工場で作れる量」にして販売するのは難しい。


ブレザー、自分用にどの色を買うか、悩み中です。



Youtubeでも解説してます。

後半のミリタリーパンツの部分、今回はピー音じゃなくて、消されています。言って良いと思うのだけど・・・バズもマッコイも、大好きなんで。


WORKERSのスウェット

 


WORKERSのスウェット生地。

別注で編んでもらっていて、表7/中30/裏30。

がちがちに詰めて編んでさらに起毛。綿100でここまでしっかりしたスウェット生地、既製品ではどうしても見つからずに編んでもらいました。

最初にこの生地を作ったのが2016年。もう9年も前。
当時は、まだタイトフィッティング気味で、この生地を活かす型紙が作れず。結果、売れ行きが悪く3年でフェードアウト。



素材は抜群、形崩れしない、でもしなやか。分厚くて暖かい。

2022年の秋冬に再チャレンジ。現代の、ある程度ゆとりのあるサイズ感にしてみると・・・売れた!!!

さらに、2023年に後付けパーカーを作って大好評で今に至る・・・という品番です。

写真は今年のフルジップカーカー。袖口にかわいいWワッペンも追加。
フルジップ、最初のチャレンジの時も作りました。が、とにかく袖が今からすると細い。

一枚で着るなら細い袖もすっきり見えて良いのですが、シャツの上に着ようとすると着づらい。

そこで、令和最新版は袖全体を太く。特に、肘あたりを太くすることでシャツの上に着やすく、パターンを変更しました。


こうやって、何回かトライして継続して作れる=ある程度の数が売れるようになる品番もあれば、何回やってもダメというものもあります。

FCニットやハイゲージニット、あのあたりは工夫しても中々難しかったです。


WORKERSも法人化して早15年目。製品の販売を始めたときからだと19年になります。

毎回、展示会サンプルが出来上がると本当に嬉しい。それが一堂に並ぶ展示会の光景、半年頑張ってよかった!と感じます。

でも、自分としては

「あの品番は継続して作れるところまで持っていけなかった」

「この品番は、今の世の中では価格が高くなりすぎて作れなくなってしまった」

と、悔しかった記憶もたくさん。スウェットはそんな悔しさから再チャレンジして、望外の結果が出た、私にとって思い出深い品番。

という事で、来年は最後の砦、スウェットパンツをやってみよう!と型紙をまさに今、ひいいています。果たして、思った通りの物が作れるか?試行錯誤が続きます。

普段の恰好

 






今日は

-Lounge Jacket, Corduroy(数年前、ちょっと着丈長めでクラシックだった時代の)

-6 Button BD, Blue Mykonos

-801 XH, Buckle Back

801XHがタックインならベルト無しで落ちない。しばらく穿いていれば伸びるので、またベルトも必要になりますが。

-

シャツ、ジャケット、ジーンズ・チノパン・軍パン。それに革靴。冬になるとほぼこんな格好。革靴はスエード系が好き。ジーンズやコーデュロイにはスエードが良く似合います。冬の雰囲気にも合うし。



今日は、午前中に資源回収が来てくれたので、上着をカバーオールに変えて作業手伝ってきました。

再現写真。

私にとって、自分の作る服は本当に「仕事用」。私自身がWORKERで、型紙もひけば、出荷もすれば、出荷の後の段ボール掃除もあり。

色々な仕事にちょっと上着を変えれば対応できる。そんなユーティリティさがWORKERSの服には欲しいのです。

いや、別にカバーオール着てデスクワークが出来ないとは言いません。でも、今もこれ打ちながら、カバーオール着ていますが袖口のボタンが引っかかって邪魔です。やっぱり、デスクワークには、タックボタンよりベタな糸付けボタンのほうが合う。

自分で着て、使って。そこから感じたことをまた次作る服に活かしたい。そんなことを毎日考えながら、服を作っています。

37_801XH_はいてみました

 




37_801XH、さっそくはいています。

レギュラーの801より少しまた上が深い、ワタリが広い、裾幅が広い。

「少し」で、以前作った大戦風801よりは細い。

この微妙な加減が私には大事で、以前作ったものはカバーオール着て草刈りにはバッチリのですが、普段、私がするシャツ+ジャケットといった格好にはちょっと太かった。

ということで、今回の37_801XHはシルエットを微調整しました。

-

また上がちょっと深い分、私でもぎりぎり38がはいって、タックインすればベルトもしてもしなくても落ちないぐらい。

バックシンチ、切った部分がどんな風になるかな?と思いましたが、ベルトがちょっと重なってよい感じ。

これが、サスペンダーボタンがあるとベルトができない。

サスペンダーボタン無し、シンチ有という37だから出来る組み合わせ。

-

これから冬なので毎日履いて、来年の展示会のころにはどんな色になっているか?

今回は久しぶりに、洗いの回数減らしてメリハリある色落ちにしてみようか。

30年経っても同じような事を悩んでいます。

-

このベルトは、Tim Hardyというイギリスでブライドルレザー系を使って作られている人のもの。

私は39インチとか、変なサイズなので日本では中々既製品が見つけられず、オーダーで作ってもらっています。

裏面(床面)がとてもきれいな革だったので

「表裏逆にして作ってほしい!」とお願いしました。昔のマルジェラがやっていたエルメスのエトリヴィエールの真似です。

作ってもらうと・・・う~ん、良い。

-

床面使いができる革、原厚がかなりありそれをすいて使わないとダメ。

革の銀面に近いところで繊維がしまっていないと毛羽のように繊維くずが出てします。

元が、かなり厚みがある革のようで、床面とは言え、ばっちり繊維がしまっている。

うっすら出た毛羽が使い込むと寝ていって、銀面とも床面とも言えない、登山靴のスエードが使い込まれたみたいな風合いになっていきます。


801XH Buckle Back、シンチ切りの儀式

 


いつかはやってみたいと思っていたシンチ切り。実は人生初?でやってみました。



いざやるとなると、どの程度シンチベルトを残すかに悩む悩む。
あまりギリギリを切ると解れてステッチ部分までボロボロになってしまいそうだし。

考えて、8ミリぐらいステッチから余裕を残して切ってみました。
これなら。洗って徐々に解れてちょうどよいかな?

次に悩むのがこのまま穿くか?一回あらって少しほつれさせるか?
とりあえずは、このまま穿いてみます。今回は裾上げもしないで、かなり太めのロールアップではいてみます。

新しいジーンズ穿くのは、いくつになっても楽しい。今回はどんな色落ちするのかな?

本当に、知らない人が見たら
「なんでわざわざ金具がついたジーパンはいて切る?あげくにほつれ具合???」
となるでしょう。

でも、こういう「どうでも良いこと」を楽しめるのが、人生の豊かさとか幸せなのではないかな?と、最近しみじみ思います。平和じゃないとこんなこと楽しめないし。なんだかんだ言って、日本は平和で良い国だなとも。話が飛躍しますが。

801XH Buckle Back、販売中です。ぜひ、この冬の一本に!

Field Shirt, Chambray





https://e-workers.stores.jp/items/68dfb5cc91832576e3239b90


 今日の恰好は

-

Field Shirt, Chambray

Border Long Sleeve

801XH Jeans(見えないけど)

-

やっと、何着ても暑くない時期が来ました。ロンTで朝でかけようとしたら寒かったのでその辺にあった羽織りもの。

今日はField Shirtことマーパットブラウス。

-

5オンスでも、ポケットあり、ひじ当てあり、生地が重なっている分普通のシャツより分厚い。アウターとして使うのにちょうどよい。ちょっと前まではシャツがアウター替わりだったのに、この数日で季節が進みました。

-

これが、またあと数度下がるごとに、8オンス・10オンス・13オンス。綿からウールに・・・と着るものが変わっていきます。私は温度変化に対応して色々作りたくなってしまうし、着たくなってしまう。

-

夏でもA-2、夏こそA-2!ぐらいの気合があった若かりし頃は違い、その時々の気候に合った、暑くもない、寒くもない、窮屈でもないしだらしなくもない。でもちょっと、どこか面白い、デザインが少しだけ入っている。そんな服を作りたいなと思い毎日、パターンひいたり、ネームやボタンをデザインしたりしています。


801XH Buckle Back/ 青耳と白耳

 





801XH Buckle Back
例の生地屋さんが、またもや「やってしまった」ロットにより耳色違うバージョン。

青耳版、白耳版をStoresに分けてアップしました。


ビンテージが同じ品番で、耳色が違う個体があるのか、理由が一つわかりました。
もちろん、色糸の堅牢度が悪くて色が落ちてしまう、そもそも実は違う仕様の生地を使っていた・・・というのもあったでしょうが、やっぱり昔も間違いはあったはずです。

ただ、良い面もあって、デニムは「同じ規格」でもロットにより微妙に色が違う。
縫製していて「傷があった」など、「裁ち替え」という、生地を切りなおす事があります。
そんな時に、耳色が違うと絶対に違うロットを混ぜない。

実際、工場さんでは、ロットだけでなく「反物の番号」まで管理して裁ち替えの時は、出来る限り同じ反で裁断しなおすようにしています。

ビンテージの「前後ろ/左右で色が違う」とか「耳色が違う」はそういう管理をしていなったために出てしまったイレギュラーのケースが多いと思います。

WORKERS 10月デリバリーと、801XH Buckle Backのご注意点

 WORKERS、10月納品製品を発送しました。

商品詳細はこちら・・・

https://www.e-workers.net/store/202510/top.html








801XH Buckle Backのバックシンチ。再度、ご注意いただきたい点をご案内します。



801XH, Buckle Backをご購入いただきありがとうございます。

シンチの先がとがっていて、非常に危ないので

・シンチの先をニッパーやペンチの根元のニッパー部分で落とす

・金ヤスリで先を丸くする

・そもそも、バックル自体を切ってしまう(よくビンテージがしているあの仕様)

など、ご対応をよろしくお願いいたします。

Youtube 1月納品 後編

 申し訳ありません、1月納品、後編のYoutubeリンクを貼り忘れていました。




後半はNuma BlueとFuji Greenの2PLY ロンT。

井上さんモデルしてくれて好評のLounge Jacketです。

WORKERS 2026年1月デリバリー製品・予約受付中

 






https://www.e-workers.net/store/202601/top.html

WORKERS、早くも2026春夏の受注が始まりました。今月は・・・

-

-WORKERS定番、タックイン・タックアウト、両方対応のModified BDのフロントを6ボタンにした、Modified 6 Button BD (ボタンボタンダウンだからちょっと変なのですが)

-オフィサートラウザーズ、裾幅18センチのスリムと、21センチのレギュラー。仕様をいつもと変えつつ、別注のインディゴヘリンボン・WKS Covertも。Lounge Jacketとセットアップ。

-なんでもないロンT」。1枚でインナーにも、中にTシャツ着てアウターとしても。2 PLY T LONG SLEEVE

-Lounge Jacket、見返しを身頃にたたきつけて、「カバーオール」的なジャケット。洗って育てられるジャケット。

-

というラインナップ。

-

やはり、今月のインパクトがあるのははTCB・井上さんがモデルになってくれたLounge Jacketかな?

別注で作ったヘリンボンも

「表から柄がはっきり見えない、洗いこんで柄が出てくる、育つヘリンボン」で自信作です。

Officer Trousersでもこの生地は使っていて、Lounge Jacketとセットアップも出来る。

-

Covert Clothも別注で作って、より杢・10オンス。ビンテージのストライプ系のCovert生地の「無地部分」だけを再現したもの。

ジャケットといっても、普通に洗える、カバーオールみたいなジャケットです。

-

受注期間は10/10まで。お届けは2026年1月下旬ごろの予定です。

857 Black

 







やっと着られるGジャン。

今日の恰好は

-857 XX Black

-3 PLY T, Regular

-801 White

-Converse, OX, Black

-

人生初、ホワイトジーンズをはくようになったら「モノトーンなら組み合わせ楽だよな」とサードのブラックを上に合わせてみました。

う~ん、楽かつすっきり見える。こういう組み合わせ、はるか昔に名古屋の路上で若い女性がしているのを見ました。

WORKERSのブログを延々さかのぼれば出てくるかも。確か、白いズボンに黒いゆったりしたニット+スエードっぽいハットだったかな。

それに大きめリュックを合わせて。

-

メモやイメージボードを作れば早いのですが、それをやりすぎると、「この組み合わせは鉄板」的なマンネリにとらわれる。

なので、自分の頭にず~っと残ってるイメージ、それが今日何があるのか?この思い出す時間が意外に必要。

-

ファーストのシルエットで作ったサード。未防縮なのでねじれまで出ています。サード独特なウェスト絞りが無い。今日はTシャツの上なのでかなりゆったり。

もう少し寒くなったら、RAF Sweaterやシャツ+薄手セーターの上にこのサード。その上に、WORKERSと言えばのBal Collar Coatも良いなぁ・・・などと妄想しています。

サードはあと1枚だけ、38サイズが在庫にあります。

https://e-workers.stores.jp/items/6896ed0de4567ce1c5ed161f

-

ブラックがもう少しグレー味がかってくるぐらいまで洗って。下のホワイトがちょっと汚れたぐらい。そんな風に育つのが楽しみ。

-

さすがに、中のTシャツまでモノトーンもなと思ったり、そもそも、朝、黒Tが見つからなかったので適当にカーキ?オリーブ?の3PLY T。

真夏の暑さ対策で、展開を2PLYに変えましたがこの時期になると全く形崩れしない3PLYもやっぱり良い。

-

足元は久しぶりにコンバース。これは確かアディクトだったかな?白も合わせてみましたが、あまりにさわやか過ぎたので黒に。

801XH 耳色の混在について

 


10月納品の801XH、一点ご案内があります。

本来、ヨコ糸に6番を使ったXH生地(14.75オンス)は白耳で作成する予定でした。

が、今回、織り機に対して2ビーム(2ロット)に分けて作成をしたところ、以前も一度やってしまった「間違って青耳」を1ビーム作ってしまいました。

ある意味、ロットごとに耳色が違うので、裁断の時に絶対混ぜない。1着あたりでの色はばっちりそろってはいます。




単位当たりの生地重さも誤差1%以内なので、間違いなく、ヨコ糸は6番を使っています。

ヨコ糸の本数も幅なりで同じ。真ん中にある色糸部分を耳部分に持っていくか・いかないか、だけが違いとなります。

出来上がりは、801XH Buckle Back/ 801 Crotch Rivet、それぞれにランダムに出ている状態です。

申し訳ありませんが、出荷時に、どちらの耳色をという指定は承れません。

本件、気になるようであればキャンセルは承ります。
キャンセルご希望の場合、9月末までにご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

ロングハンドルを手持ちすると・・・

 





お客様からロングハンドルを手持ちするとどんな感じか?とお問い合わせがありました。
身長180・・・は嘘で、167センチの私が持ってこんな感じです。

手が短いから床につかないんだろう?ほっといてください。

床にはそう簡単につきはしないかな、という寸法。その分、冬のダウンとか着てると肩掛けもきつそうな寸法ではありますが。

ちなみに、今日の恰好は・・・
-6 Button BD, Blue Myconos
-Baker Trousers, Trace MIL-838-D
-J.M.Weston, Golf

6ボタンBD、タックインするには落ち着く長さ。
首の「ぐわっと」開くのは好みが分かれるでしょうね。

あと、Modified BDとネック周りは同じなのに緩く感じる。それは当たり前で、身頃第一ボタンの位置が低いから、「わっか」としての寸法が大きい=緩く感じる。
台襟を止めてしまえば同じ寸法になるのですが。

ベーカーはギリギリ硫化時代のものかな?いや、スレンだったか・・・何本も自分でも買っては穿いてるので定かではなく。落ち具合からすると硫化かな?

私が20代後半ぐらいはスリム全盛だったので、こういうぶっといズボンを穿いていると珍しかった。特に、児島で勤めていたので、周りの若者たちは妙に「時代感」に敏感。そんな中、ぶっといチノパンやベーカー。あげくボタンダウンシャツ、オールデンの短靴とか着てると浮くこと浮くこと。

ただ、ほめてもらったのも覚えています。まだ勤めをしてたころ。その日もパンツ・シャツ、オールデンのストレートチップ穿いて裁断仕事していました。
自分としては、Men at workのあの写真で見た世界の中にいる人。

で、勤め先のお客様、聖林公司の企画の方に「いい靴履いてるね!」と通りすがりに言われました。いや、今思うとオールデンほめられただけか?

まぁ、良い思い出なので、全体をほめられたという事にしておきましょう。靴だけ良けりゃいいって話ではなくて、あの若かりし日の私は、たぶん輝いていた「はず」です。

私の根っこはアメカジ。ジーンズ、フライトジャケット、スウェット、Gジャン。そこからワークウェア、カバーオール、ワークシャツ、ワークパンツでした。
20代後半、そこから一歩踏み出して、アメトラや1920-30年代のクラシックに興味を持ち、色々着て、考えて。そうやって、あっちにフラフラ、こっちにユラユラして来たから今の自分があります。芯は「服が好き」というだけで、テイストは色々。

細野晴臣聞いてて良いなぁと思うのも「音楽好きなんだろうな」というだけで、ジャンルはゆーらゆらしていること。芯があれば、あとは何でも自分の気持ち・興味の赴くまま、自由に生きていきたいす。


A customer asked how it feels to carry the long handle.
I'm 167 cm tall , and this is how it looks when I hold it.

My arms are short, so it doesn't touch the floor? Leave me alone.

It's designed so it doesn't easily touch the floor. That said, it might be a tight fit over your shoulders if you're wearing a winter down coat.

By the way, today's outfit is...
-6 Button BD, Blue Myconos
-Baker Trousers, Trace MIL-838-D
-J.M.Weston, Golf (latest one, looks like Paraboots)

The 6-button BD has a length that feels just right for tucking in.
The wide-open neckline is probably a matter of taste.

Also, even though the Modified BD and the neck area are the same, it feels loose. That's natural because the position of the first button on the body is low, so the size of the “loop” is large = it feels loose.
If you fasten the stand-up collar, it will be the same size.

Are the Baker trousers from the sulfur era? No, maybe they were slen... I've bought and worn so many pairs myself that I'm not sure. Judging from the way its fade, maybe they're sulfur?

In my late twenties, slim-fit pants were all the rage, so it was rare to see someone wearing thick pants like these. I worked in Kojima, where the young people around me were strangely sensitive to “the spirit of the times.” In that environment, wearing thick chinos and Baker pants, and to top it off, button-down shirts and Alden shoes, made me stand out like a sore thumb.

However, I also remember receiving compliments. That was when I was still working at sewing factory. That day, I was cutting fabric wearing pants, a shirt, and Alden straight-tip shoes. 
I felt like I was in the world I saw in that "Men at Work" photo.

Then, a client at my workplace, a planner at Seirin Corporation, said to me as he passed by, “Nice shoes!” No, now that I think about it, was he just complimenting my Aldens?

Well, it's a good memory, so let's just say he complimented the whole outfit. It wasn't just about having good shoes. Back in those younger days, I was probably shining. 

My roots are in Amekaji. 
Jeans, flight jackets, sweatshirts, denim jackets. From there, it was workwear, coveralls, work shirts, work pants.
In my late twenties, I took a step further, becoming interested in American traditional and 1920s-30s classics. I tried wearing different things, thinking about it. That's how I ended up here, drifting here and there. My core is simply “I love clothes,” but my tastes are varied.

What I like about listening to Haruomi Hosono is that he just seems to love music, regardless of genre. If you have that core, then everything else should be about following your feelings and interests freely.