WORKERS 1月出荷

 最初に、納期遅延しておりました、819XX Blanket Linedは1/10に出荷完了しました。
お待たせして大変申し訳ありません。


次に、1月納品分のModified BD、Fatigue Jacket, Trousers が出荷になりました。





製品詳細

https://www.e-workers.net/store/202501/top.html


Fatigue TrousersとFatigue Jacketは次、いつ作れるかわからない製品なので少しだけ在庫も作りました。

https://e-workers.stores.jp/


ちなみに、ジャケットの方は工場さんから「もう勘弁してくれ・・・」と泣きが入りました。あのカーブした二段マチがめちゃくちゃ縫うのが難しいのです。ビンテージみたいに、ちゃんと縫えてなくて、マチがたためないぐらいラフな縫いでも良いです!といくら言っても日本の工場さんはダメ。ちゃんと、綺麗に、型紙通り。

どうしても歪ませたいなら型紙で歪ませないとそうはならない。

工場さん曰く「WORKERSのこの製品でそれが良くても、他の製品は歪んで縫うのはダメ。だから、この品番だけあえて歪ませて縫うというのはできない。100枚あれば100枚、型紙通りにA品を目指す。」ということです。至極まっとうな理由。私はこういう日本の工場の姿勢は好きなので、ビンテージみたいに無理に雑に縫ってくれ!とは言えない部分です。どうしてもというなら、それを「仕様」として伝えます。

まぁ、Fatigue Jacketはしばらく作る予定も無いのでOK。

Trosuersの方は今後も作れ「そう」ですが、こちらの工場さんは「最低賃金のアップ率の同じアップ率で未来永劫、工賃は毎年アップします!」と宣言されてます。ということは、今後、最低賃金は今の1.5倍ぐらいまで上がっていくので、製品価格もそれに近い価格になっていきます。(生地や部品の上がり具合にもよるので、1.5倍まではいかないかもしれないし、もっと上がるかもしれない)

メーカーとしては、価格が高すぎて量産できない品番は企画時代を諦めるしかない。
果たして、値上げがどこまで受け入れられるのか?個人的には、限界はあると思います。その結果、アメリカでほとんど製造業が採算取れなくなっていったので、おそらく日本もそうなるでしょう。それが5年後なのか、10年後なのか。どの程度の速度・規模かはわかりませんが。


以上、能天気に「製品出来ました!ファティーグかっこいいですよね!少量生産です!ぜひお買い求めください!」みたいに書くつもりがいつも、シリアスになるWORKERSの出荷報告でした。