3月納品予定製品・詳細アップしました

 3月納品予定製品・詳細アップしました


今月は・・・

・左右ポケットを付けて、軽い上着のようにも使えるBand Collar Shirt(近所の真夏でも寒いスーパー/天満屋ハピータウンで凍えながら考えた)

・Moonglow JacketとセットアップのMoonglow Trousers(高すぎるから今年で休止)


・フットボールTシャツ、今年はプリントを追加。実は着丈も去年よりちょっと短い70弱。これが合うのが・・・


・着丈70センチほど、以前のWORKERSより短くなったQueen of the roadカバーオール。カバーオールとフットボールの組み合わせがぴったり合います


詳細はこちらに・・・

https://www.e-workers.net/store/202603/top.html


おなじみ、Youtube解説もあります。








Yonetomiのセーター/Westonのブーツ

 




私自身、WORKERSで作っているジャンルの服は殆ど自社製品を着ますが、作らないものは別。

という事で作らないもの、その1。ある程度厚みのあるセーター。

今日着ているのがYonetomiのリジッドカシミアという、カシミアにしては極厚・ゴワゴワのセーター。それを製品染で黒にしたカーディガン。

元々、リジッドカシミアが生成りなのか、白でした。カシミアなのに確かにごわっごわで、いわゆる「育つカシミア」。それを製品染してある程度柔らかくしているから着やすい。

このリジッドカシミア、最初に出始めは流通する量が足らずにいわゆる「転売」の対象にまでなっていました。翌年からは、さすがちゃんとしたメーカーさんなので、多くの販売店さんにきちっと並ぶようになりました。

WOREKRSもメーカーとして、ちゃんと毎年同じもの作らないとな、という気持ち半分。

単なる服好きがメーカーやってる身としては「そうは言っても、また違うものも作ってみたい」気持ち半分。

こういう考え方だから、どうしても「ある範囲内」で企画をしないといけないセーターはWOREKRSには向いてない(毎年何か変えたくなるから)


もう一つ、靴も作らないからよそのメーカーの物を履きます。
今日はウェストンのゴルフのブーツ版。

大阪のBontaさんに出して、外羽の穴にハトメを追加してもらいました。普通に外に見える両面ハトメで今回は。

最近、草刈りで育てた815を穿くようになり、この強烈な色落ちに合わせるとなると、スエードより黒、それもブーツが良い。

多分、ジーンズがこってりだから、靴は綺麗なものを合わせたいのか?多分、どこかで見た何かが頭に残っているのだとは思います。

ゴルチエがエルメスのデザイナーしてた時の恰好か?と思ったら・・・


下も黒だから違う・・・

人生、50年近く生きていると、何に影響されたのか、それがなぜ今、自分の中でブームなのかは良くわからなくなってきます。

ただ、一つ確かなのは、私自身、類型化とかジャンルにしばられて退屈するのが嫌。(ジーンズはアメカジ的合わせしないとダメ!とか)

かといって、調子っぱずれな突拍子も無い組み合わせ、やりすぎも好きじゃない。

「ベーシックだけど何か新しさがあって楽しい」のが良い。ただ、私自身、子供のころから服が好き!!!とか、美意識が高いとか、そういう人間でも無い。

我ながら、余り得意ではないことを、好きになったからとよくぞ長年やってきたなと思います。好きこそものの上手なれと、思いたい。

Deluxe Tote、持ってみた

 








持ってみた、以上!

WORKERSおなじみ「最初っからそのサイズ作れよ」と突っ込まれがちなサイズ。

つい最初はやたら大きいの作ったり、小さいの作るのがWORKERS。

今回は良いです。オリジナルよりちょっとだけ大きいかな?ただ、オリジナルより軽いです。テープ部分も硬すぎず。

オリジナル、Mサイズはギリギリ立ちますが、持っているLサイズは自立しない。生地の硬さが足らないのと、生地が重い&大きさで自重が重い。で、生地の硬さが、重さに負けて立たない。

WORKERS版、今の段階ではばっちり立ってます。いつまで自立してくれるか?こればかりは、しばらく使ってみない事にはわかりません。

Deluxe Tote



https://e-workers.stores.jp/

WORKERS、2025年トートバッグ第三段。

デラックストート。


サイズは幅34/奥行16/高さ31。いわゆるMサイズ。持ち手は短く、手持ちのみ。


ロングハンドルを考えましたが、ハンドル幅が狭いので、いくら長くしても窮屈。という事で、手持ちのショートハンドルのみ。


外ポケットもつけようかと思いましたが、やはりハンドルとハンドルの幅が狭い。ここに無理やり付けてもちょっとポケットとして使い勝手が悪いので、最終的に無し。


身頃に対し配色になったハンドル。テープの上に、底と同じ生地を縫い付けています。

ここも2本針のミシンで、生地の左右を折りながら、かつテープの真ん中に乗るように。

設備命!という事で、今回も北関東の工場さんまで行ってきました。

もちろん、日本製です。


やっぱり、こういう部分はいくら見本を見てもらっても、自分で説明しないと気が済まない。


脇の部分、互い違いになるように生地端を折って縫う。これが、バッグ本体の骨になり、中に何も入っていない状態でも自立します。


本体は6号帆布。オンス換算、18.9オンス。

底と、テープに乗る部分は11号帆布。オンス換算、12オンス。


ボディは本家より若干軽いか??ただ、そもそも、日本のJIS規格の帆布と、本家の帆布(ダック)は規格が違うので完璧に同じものを作ろうとすると、おそらく、糸から作らないと出来ません。


以前、某Dリバー風のオックスを生地屋さんと開発したときも、日本ではまず流通していない番手の糸でした。


おそらく、アメリカはテックス、日本は番手。規格が違うので、日本では定番の番手糸がアメリカのTEXには無い。また、アメリカで定番のTEXが日本の番手ではない・・・といった事情があるようです。


結局、Dリバー風は、生地屋さんのスケールメリットで「端番手」と呼ばれる、変わった番手の糸から作りました。


今回のトートバッグ、本家と全く同じにしたいのではなく、「日本の規格で、本家に迫る、場合によっては越えた部分もあるものを作りたい」のです。


ステッチのきれいさは完全に本家を越えていると思います。さすが、日本の縫製工場。

生地の目も綺麗。テープはしなやかで持ちやすい。


ただ、本家は本家で、生地や部品の粗っぽさ、タフさ。縫製なんか「壊れなければ良い」というラフさ。それはそれで、味わいです。


国が違えば、仕上がりも違う。その違いをぜひご覧ください。 

11月デリバリー

 先週、風邪をひいて寝込んだのですっかりご案内が遅くなりました。

11月製品、納品しています。





・プルオーバー、Outdoor Shirt。ゆったり目のチョコチンワークシャツタイプ
・ハーフジップスウェット
・後付けパーカー+WKRSプリント
・ブランケット付きのワークジャケット。Gジャンほどメジャーではないですが、私はブランケットでこれを作りたかったのです

といったラインナップ。


さらに、間違って作ったり、不可抗力でキャンセルされてしまったりして、謎の在庫も出来ております。


ブランケット付きの42サイズ!!!う~ん、売れなそう。
ぜひ、WORKERSの大きいサイズをご要望の方は、このチャンスに!!!(っても、中々大きいサイズって需要が無いのですよね)

最近の色落ちの好み



上・Modified BD, Stripe(見えないけど)/ジョンスメの大セールで買ったセーター
下・Lot 815 Jeans/ Edward Greenの外羽ストレートチップ(マニアック過ぎてセールに残っていたもの)

ジーンズ、今も昔も、「どんな色落ちが好み?」そんな事を考えます。

昔は

「ヒゲが入ってハチノスが入って、濃淡が激しくて!!!」といった、いわゆるゴリゴリとかバキバキと言われる色落ちが好きでした。

おそらく、今もそういう方向性が「ジーンズ好き」では主流。だから、ヒゲやハチノスが入りやすくするように糊を残して洗うとか、洗ったときに糊付けする・・・なんて方法もあるのでしょう。

で、私はどうかというと・・・あまりヒゲやハチノスが入りすぎたものは自分の着方に合わせづらい。

私は、ジーンズでも軍パンでも、基本、シャツやニット、ジャケットと合わせることが多いです。そうなると、「色は落ちてるけど、あまり激しくヒゲやハチノスは入っていない」ほうが合わせやすい。

セルビッジ部分のキャタピラは出ていてほしいな・・・とか思うあたりは、贅沢というか。あれも、知らない人が見れば「脇が変な色落ちしてるよ!」なんて思うのかもしれませんが。

そういえば、一本、色が落ちただけでヒゲ入ってないのあったよな・・・と引っ張り出したのは、昔作った左綾・815。外で草刈りしては、夏の日差しにあたるよう、そのあたりに置きっぱなしにした一本。

この日焼け落ちも好みです。私は結構好き。


と、ここまで考えてみると、世の中に「加工物」と呼ばれる最初から色落ちしたジーンズが存在する理由もわかります。

「今日は上は綺麗だけど、色落ちしたジーンズはきたいな」なんて時。たまたま、草刈りで日焼けさせたジーンズなんか、誰でもが持ってるわけでなし。

かといって、古着もあまり好きじゃないな・・・なんて人には、加工物のジーンズというのが必要なのですね。(おそらく、WORKERSでは今後も作れませんが。生地がキバタの場合、加工するとシボが出て、あまりカッコよくならないケースが多いので)

2月納品製品・詳細アップしました

 







2月納品予定製品、詳細と予約注文ページをアップしました。

https://www.e-workers.net/store/202602/top.html

トップ画像は、これで最後のブレザー写真を全部選びました。

今まで作ってきた3つボタンとは違う、2つボタン。アメリカ製・ウォーターベリーのメタルボタン。豪華に総裏!

いよいよこれで金属ボタンのブレザーは終わりです。既製品として販売するには、私が許せる金額ではなくなってしまったので。


昔々、私が子供のころはまだまだMade in USAの服はたくさんありました。それが徐々に減っていった理由。今まさに、自分がMade in JAPANが無くなっていくのを目の当たりにしています。

作れないのではなく、作っても多くの人が買える値段で無くなってしまう。必然的に、作れなくなってしまう。


私が24の時、勤め先の会長が「果たしてジーンズが2万もして買う人は居るのか?」と私に聞かれました。

「どんなに高くても買ってくれる人はいるでしょう!」とその時は答えてましたが、今は会長の心配もわかります。どんなに良い物でも、常識外れに高かったらそれを「工場で作れる量」にして販売するのは難しい。


ブレザー、自分用にどの色を買うか、悩み中です。



Youtubeでも解説してます。

後半のミリタリーパンツの部分、今回はピー音じゃなくて、消されています。言って良いと思うのだけど・・・バズもマッコイも、大好きなんで。


WORKERSのスウェット

 


WORKERSのスウェット生地。

別注で編んでもらっていて、表7/中30/裏30。

がちがちに詰めて編んでさらに起毛。綿100でここまでしっかりしたスウェット生地、既製品ではどうしても見つからずに編んでもらいました。

最初にこの生地を作ったのが2016年。もう9年も前。
当時は、まだタイトフィッティング気味で、この生地を活かす型紙が作れず。結果、売れ行きが悪く3年でフェードアウト。



素材は抜群、形崩れしない、でもしなやか。分厚くて暖かい。

2022年の秋冬に再チャレンジ。現代の、ある程度ゆとりのあるサイズ感にしてみると・・・売れた!!!

さらに、2023年に後付けパーカーを作って大好評で今に至る・・・という品番です。

写真は今年のフルジップカーカー。袖口にかわいいWワッペンも追加。
フルジップ、最初のチャレンジの時も作りました。が、とにかく袖が今からすると細い。

一枚で着るなら細い袖もすっきり見えて良いのですが、シャツの上に着ようとすると着づらい。

そこで、令和最新版は袖全体を太く。特に、肘あたりを太くすることでシャツの上に着やすく、パターンを変更しました。


こうやって、何回かトライして継続して作れる=ある程度の数が売れるようになる品番もあれば、何回やってもダメというものもあります。

FCニットやハイゲージニット、あのあたりは工夫しても中々難しかったです。


WORKERSも法人化して早15年目。製品の販売を始めたときからだと19年になります。

毎回、展示会サンプルが出来上がると本当に嬉しい。それが一堂に並ぶ展示会の光景、半年頑張ってよかった!と感じます。

でも、自分としては

「あの品番は継続して作れるところまで持っていけなかった」

「この品番は、今の世の中では価格が高くなりすぎて作れなくなってしまった」

と、悔しかった記憶もたくさん。スウェットはそんな悔しさから再チャレンジして、望外の結果が出た、私にとって思い出深い品番。

という事で、来年は最後の砦、スウェットパンツをやってみよう!と型紙をまさに今、ひいいています。果たして、思った通りの物が作れるか?試行錯誤が続きます。

普段の恰好

 






今日は

-Lounge Jacket, Corduroy(数年前、ちょっと着丈長めでクラシックだった時代の)

-6 Button BD, Blue Mykonos

-801 XH, Buckle Back

801XHがタックインならベルト無しで落ちない。しばらく穿いていれば伸びるので、またベルトも必要になりますが。

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シャツ、ジャケット、ジーンズ・チノパン・軍パン。それに革靴。冬になるとほぼこんな格好。革靴はスエード系が好き。ジーンズやコーデュロイにはスエードが良く似合います。冬の雰囲気にも合うし。



今日は、午前中に資源回収が来てくれたので、上着をカバーオールに変えて作業手伝ってきました。

再現写真。

私にとって、自分の作る服は本当に「仕事用」。私自身がWORKERで、型紙もひけば、出荷もすれば、出荷の後の段ボール掃除もあり。

色々な仕事にちょっと上着を変えれば対応できる。そんなユーティリティさがWORKERSの服には欲しいのです。

いや、別にカバーオール着てデスクワークが出来ないとは言いません。でも、今もこれ打ちながら、カバーオール着ていますが袖口のボタンが引っかかって邪魔です。やっぱり、デスクワークには、タックボタンよりベタな糸付けボタンのほうが合う。

自分で着て、使って。そこから感じたことをまた次作る服に活かしたい。そんなことを毎日考えながら、服を作っています。

37_801XH_はいてみました

 




37_801XH、さっそくはいています。

レギュラーの801より少しまた上が深い、ワタリが広い、裾幅が広い。

「少し」で、以前作った大戦風801よりは細い。

この微妙な加減が私には大事で、以前作ったものはカバーオール着て草刈りにはバッチリのですが、普段、私がするシャツ+ジャケットといった格好にはちょっと太かった。

ということで、今回の37_801XHはシルエットを微調整しました。

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また上がちょっと深い分、私でもぎりぎり38がはいって、タックインすればベルトもしてもしなくても落ちないぐらい。

バックシンチ、切った部分がどんな風になるかな?と思いましたが、ベルトがちょっと重なってよい感じ。

これが、サスペンダーボタンがあるとベルトができない。

サスペンダーボタン無し、シンチ有という37だから出来る組み合わせ。

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これから冬なので毎日履いて、来年の展示会のころにはどんな色になっているか?

今回は久しぶりに、洗いの回数減らしてメリハリある色落ちにしてみようか。

30年経っても同じような事を悩んでいます。

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このベルトは、Tim Hardyというイギリスでブライドルレザー系を使って作られている人のもの。

私は39インチとか、変なサイズなので日本では中々既製品が見つけられず、オーダーで作ってもらっています。

裏面(床面)がとてもきれいな革だったので

「表裏逆にして作ってほしい!」とお願いしました。昔のマルジェラがやっていたエルメスのエトリヴィエールの真似です。

作ってもらうと・・・う~ん、良い。

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床面使いができる革、原厚がかなりありそれをすいて使わないとダメ。

革の銀面に近いところで繊維がしまっていないと毛羽のように繊維くずが出てします。

元が、かなり厚みがある革のようで、床面とは言え、ばっちり繊維がしまっている。

うっすら出た毛羽が使い込むと寝ていって、銀面とも床面とも言えない、登山靴のスエードが使い込まれたみたいな風合いになっていきます。


801XH Buckle Back、シンチ切りの儀式

 


いつかはやってみたいと思っていたシンチ切り。実は人生初?でやってみました。



いざやるとなると、どの程度シンチベルトを残すかに悩む悩む。
あまりギリギリを切ると解れてステッチ部分までボロボロになってしまいそうだし。

考えて、8ミリぐらいステッチから余裕を残して切ってみました。
これなら。洗って徐々に解れてちょうどよいかな?

次に悩むのがこのまま穿くか?一回あらって少しほつれさせるか?
とりあえずは、このまま穿いてみます。今回は裾上げもしないで、かなり太めのロールアップではいてみます。

新しいジーンズ穿くのは、いくつになっても楽しい。今回はどんな色落ちするのかな?

本当に、知らない人が見たら
「なんでわざわざ金具がついたジーパンはいて切る?あげくにほつれ具合???」
となるでしょう。

でも、こういう「どうでも良いこと」を楽しめるのが、人生の豊かさとか幸せなのではないかな?と、最近しみじみ思います。平和じゃないとこんなこと楽しめないし。なんだかんだ言って、日本は平和で良い国だなとも。話が飛躍しますが。

801XH Buckle Back、販売中です。ぜひ、この冬の一本に!

Field Shirt, Chambray





https://e-workers.stores.jp/items/68dfb5cc91832576e3239b90


 今日の恰好は

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Field Shirt, Chambray

Border Long Sleeve

801XH Jeans(見えないけど)

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やっと、何着ても暑くない時期が来ました。ロンTで朝でかけようとしたら寒かったのでその辺にあった羽織りもの。

今日はField Shirtことマーパットブラウス。

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5オンスでも、ポケットあり、ひじ当てあり、生地が重なっている分普通のシャツより分厚い。アウターとして使うのにちょうどよい。ちょっと前まではシャツがアウター替わりだったのに、この数日で季節が進みました。

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これが、またあと数度下がるごとに、8オンス・10オンス・13オンス。綿からウールに・・・と着るものが変わっていきます。私は温度変化に対応して色々作りたくなってしまうし、着たくなってしまう。

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夏でもA-2、夏こそA-2!ぐらいの気合があった若かりし頃は違い、その時々の気候に合った、暑くもない、寒くもない、窮屈でもないしだらしなくもない。でもちょっと、どこか面白い、デザインが少しだけ入っている。そんな服を作りたいなと思い毎日、パターンひいたり、ネームやボタンをデザインしたりしています。


801XH Buckle Back/ 青耳と白耳

 





801XH Buckle Back
例の生地屋さんが、またもや「やってしまった」ロットにより耳色違うバージョン。

青耳版、白耳版をStoresに分けてアップしました。


ビンテージが同じ品番で、耳色が違う個体があるのか、理由が一つわかりました。
もちろん、色糸の堅牢度が悪くて色が落ちてしまう、そもそも実は違う仕様の生地を使っていた・・・というのもあったでしょうが、やっぱり昔も間違いはあったはずです。

ただ、良い面もあって、デニムは「同じ規格」でもロットにより微妙に色が違う。
縫製していて「傷があった」など、「裁ち替え」という、生地を切りなおす事があります。
そんな時に、耳色が違うと絶対に違うロットを混ぜない。

実際、工場さんでは、ロットだけでなく「反物の番号」まで管理して裁ち替えの時は、出来る限り同じ反で裁断しなおすようにしています。

ビンテージの「前後ろ/左右で色が違う」とか「耳色が違う」はそういう管理をしていなったために出てしまったイレギュラーのケースが多いと思います。