思い出話とオックスの

オックスの新しい柄を作りました。


 

ひたすらルーペで観察していて、糸の交差の仕方による柄の出具合を「オックス組織」であれば理解できたのでいつもと違う、複雑な柄を組織図から指定して作りました。

で、出来上がりはばっちり。せっかくなら、「ランダムストライプ」とか「ランダムチェック」ではなくてオリジナルな名前をつけよう!

WORKERS Stripe、違う。Tateno Stripe、もっと違う。

Matilda Stripe。良いかも。マチルダはうちの猫の名前ですが、それはオリジナルが居て・・・


ニューヨーク、アルゴンキンホテルのロビーに住んでいるマチルダから取りました。

アルゴンキンホテルは、常盤新平のコラムでしばしば登場しどうしても行ってみたくて新婚旅行の時に泊まりました。最初、奥さんがHISで予約できるか聞きに行って「アルゴンキン?何の話です?」と言われ、結局、自分で予約して泊まりました。



一応、ニューヨーク1古いのかな?リノベーションもほどほどで確かにクラシック。

後に、ルボナーの松本さんと、たっかい朝ごはんを食べに行ったりもしました。その朝ごはんを食べたラウンドテーブルという食堂?ボールルーム?的なスペース。かのニューヨーカーの創業編集長、ハロルドロスも毎日のように通った(ほんと?)と言われます。

マチルダも良いけれど、そういえば、この近所にブルックスの本店があったな。あれがMadison Aveの346番地。強弱ついたチェックは古着やBrooksのカタログで見たのが頭に残っていて作った物なので、Madison Stripe/ Checkも良いかな・・・


何回も前を通って、ウィンドウを見て、中を覗いたけれど恐れ多くて入らなかったブルックスブラザーズ本店。今、もう一度行ってみたいなと思ったら・・・

Brooks Brothers’ Madison Ave store could give way to Midtown East tower

ああ、売られてる。入ってみれば良かった。何ならパターンオーダーぐらいすれば良かった。当時はそんな度胸も、お金もなかった。ただただ、「すごいなぁ、入ってみたいなぁ」だったのです。

と、生地の柄から、猫、ホテル、常盤新平、ブルックスブラザーズ、アメリカントラッドの置かれた厳しい現状まで。連想が続きました。