17FW、6 oz borderの地味な改良点

縫い目の重なる部分が浮く。気に成る。

17FW、週末に受注が始まります。
ここでは、地味すぎる改善点をご案内。

WORKERSでは定番、6オンスの天竺生地。いつもTシャツでおなじみのあの生地でボーダーを作ってみました。来年からは勝手に「リング6天竺」と呼ぼうかと計画中です。(リング糸で6オンスなので)

で、この生地。首の部分をゴツメ・硬めのフライス(リブ)で少しだけ太めに巻いてみると矢印部分。どうしても固くなって首から浮く。非常に気になります。
伸びてほしくないから、フライス(リブ)を固めにするのは避けられない。リブの太いのはデザインなのでこれも変えたくない。そこで、このリブのつなぎ目の位置を変えてみました。

リブのつなぎ目が肩線ではなく首に移動。
でもその分、断ち端は切りっぱなしです。二度縫いしてるのでそう簡単にはほつれませんが。
矢印部分、リブの切り替え位置を肩線から首回りの縫い目が無い位置にずらしました。簡単そうですがこれ、とても面倒なのです。
では、私の下手な手書きで解説すると・・・

先に肩線を縫って、輪に成った首をバインダー(パイピング状に)縫うのですが、無理やりミシンを突っ込まないと最初が縫えない。最後もラッパ外してうまい事抜かないといけない。もちろん、始末もある。
面倒だけど、サイドネック(肩線が首に当たる部分)が平らになるので綺麗。では実際に見てみると・・・

矢印部分。首にぴったと沿って綺麗!
一目でわかる綺麗さ!
サンプルは、あるものは肩線後から縫う方法、あるものは肩線先に縫う方法になってますが、最終、すべて肩線を先に縫う、サイドネックが平らになる縫い方にします。
編地の硬さ、首回りの仕様によるので「これが正解」というわけではないのですが、この品番ではこの仕様で統一します。
以上、超地味な改良の話題でした。