Making yarn










いきなり自分のあほ面で申し訳ありません。
別注糸のうれしさのあまりにやついてます。

来年に向けて進行中のデニム作り。ただ今糸が出来上がりつつあります。

先日、アメリカまで見に行ったワタ。あの綿と同じ規格の物(厳密に同じではありません。取れた畑の地域、品種は同じです)が日本へ来て、大阪で糸に成っています。

この糸、あまり激しくないおとなしめのムラ形状。実際、私があこがれたいわゆる「ビンテージジーンズ」はそれほどムラが激しく無いように感じるのです。あえて作ったムラというより「ムラになっちゃった」感じを再現するよう。さらに、この後のロープ染色に耐える強度も確保しないといけません。
そのあたり、現代の技術を使ってコンピュータ制御の精紡機でムラを作りつつ、強度は計測器で調べながら進めてもらっているので万全です。

完全別注の糸ということで、品番や段ボールにもワーカーズと入っています。

思えばここまで長かった・・・二十歳ぐらいの頃から作りたかったジーンズ。いや、デニムか。
綿から糸から染めから。すべて自分が見て、良いと思えるもの、やり方を選んで進めています。

その結果が万人受けするものができる・・・かはわかりませんが、自分が大げさに言えば人生かけてやってきたことの集大成として納得のできるものは完成しつつある自信があります。

そうまでして作りたかったものなので、綿の産地から糸を作っているところ。
そして、この後のロープ染色、職布、縫製とすべて自分の目で見ておきたいのです。

より詳しくは、また来秋冬に向けてのカタログで。ジーンズになるのは来年夏ごろの予定です。
ご期待ください。