http://www.e-workers.net/outdoorclothing/jacket_filson5/1.htm
フィルソンのティンクルーザーをアップしました。
100年近く作られづつけている服です。
ご存じの通り、フィルソンはいまだに自社工場で製品を作っています。
だからなのでしょう、この分厚生地が前が二重・後ろが二重・袖が一部二重に成ってもこれだけ綺麗に、やすやすと縫っています。
はたして同じ生地で今、同じように縫える工場があるでしょうか?
技術的には、ミシンのセッティングを究めればできると思います。
ただ、それをアウトソーシングしている工場でやったとしてペイ出来るのか。おそらく出来ないでしょう。
フィルソンのように、本来は実需。そこから転じてブランド価値が高まり、多様な製品を作り続ける事で同じ製品を作り続ける事ができているのだと思います。
作り続けられる服にある背景、ビジネスとして継続する難しさ面白さ。
そして、作り続けられたからこその完成度。
見れば見るほど「同じものは作れない・・・」と打ちのめされる服です。
ただ、同じものを作るのであればFILSONを買えばよいわけで、同じではない何か。
自分らしいアレンジを加えて製品を企画していこうと思います。