次なるミシン
実は、この数カ月、ミシンを買ったりゲージ(ミシンの針幅部分、ここだけで何十万したりします)を買ったりしています。
WORKERSも徐々に作る製品の幅も増え、量も増えてきて、さすがに生産背景を一社だけとは行かなくなってきました。
じゃあ、お願いする工場を増やせばよい!という話なのですが、次なる問題は、工場によっては製造に必要なミシンを持っていないという事。
1990年代までの良い時代であれば、工場もどんどん設備投資をしました。
何十万するミシンを買っても、その後、何万枚やればすぐに元は取れたのです。
ところが、今はそんな量はありません。
後発の工場は、ミシンを買うのが非常につらい状況なのです。
そして、児島には街全体が工場化するシステム「外注さん」が居ます。
ボタンつけだけとか、ボタンホールだけとか、そういう専門職さんが居るのです。
ところが、これまた高齢化の波は激しく、少ない背景を奪い合う現状があります。
この状況になると、私のような面倒な仕様の仕事はしてもらえない、してもらえても納期が全く合ってなきがごとくといった状態になります。
ではどうするか・・・と考えたときに、工場さんが買えないならば、企画メーカーがミシンを買って支給するしかありません。
正直、普通のやり方ではありません。
普通であれば、その仕様ができなければあきらめるなり、できる外注さんを探して納期がずれてでもそこでやってもらうなり。
でもまぁ、WORKERS自体、普通のやり方で始めたメーカー?ブランド?では無いので、こういうやり方があっても良いのではないかと思いつつやるのですが、悩んでいるからこんな風に書いているわけです。
はたして、このやり方が成功するかどうかは、今後の売れ行き次第です。
それでも、自分が良いと思うものを、適正な価格で企画できるのがメーカー、ブランドだと私は思います。
そのために、一番良いと思う方法をトライしていこうと、決意をしつつやっぱり不安なので
「大丈夫だよな!マチ!」と猫に確認する夜でした。
マチにはわからんそうですが、とりあえず俺の飯は忘れるなよ!と言ってるように感じます。