週末はPopup Shopでお会いしましょう


ただ今、箱詰めが終わりました。
全部持っていきたいところですが、スペースの都合もあるのでジーンズ・Gジャン・ジャケット系が主。シャツ/カットソーは箱に入り切りませんでした・・・

TCBはミシンも持ってきてくれます。なんと!WORKERSの裾上げもサービスしてくれるそうです。(が、車でミシン積んでくるので台風次第です。もしミシンが無かったらご勘弁を)

では、週末は有楽町で逢いましょう、じゃなくて中目黒で僕と握手!

Anchor Shirt 期中製品








http://www.e-workers.net/store/201612/top.htm

17SS用に作った碇刻印入り水牛ボタン。
これを見ていて、どうしてもシャツに使いたい、でも17SSはすでに完成している・・・という事で、16FWでも17SSでも無い、その合間の期中製品として作りました。

いつもの定番シャンブレーよりも色をダークトーン気味に。形はCPOシャツを元にして、ミリタリー的なワークシャツとドレスシャツの合間。Anchor Shirtと名前をつけてみました。

1枚で裾を出して・・・が普通の着方ですが、裾を入れてネクタイを締めても着られる着丈・襟型にしています。

来週のポップアップショップでも現物を見ていただけるよう持っていきます。

Cotton Cardigan, Navy





http://www.e-workers.net/store/spot/card/ia1.htm

やっとできました・・・スーピマオーガニックコットン・毛羽を巻き込むコンパクト紡績。縫い目はロックが出ないリンキング。ボタンは高級黒蝶貝。

やりたいだけやり切ったニットカーディガン。

私が冬に成るといつもするのがオックスのボタンダウン+ネクタイ+カーディガン。
その上にウールのジャケット着てステンカラー。下はジーンズ・チノ・4ポケットパンツのようなトラウザー、まぁ、何を合わせても合います。軍パンだって外しでならいいかも。


今回使った糸。超長繊維のスーピマ、さらにコンパクト紡績を使っている理由は何より、出来る限り長く、毛玉が出来ないようにするため。

まず、糸の毛羽とは・・・


上から、ガス焼き。コンパクト。コーマ(コーマという櫛ですいて短繊維を落とした糸。ここで落ちた綿をあえて混ぜたのがWORKERSよくTシャツに使うラフィー)
毛羽の出具合の違いが良くわかる顕微鏡写真。
こう見ると、ガス焼きまでしたものが一番毛羽は少ないのですが、毛羽が落ちた分糸が痩せます。17SSのシャツ生地はガス焼きまでしている糸を使いましたが、セーターはその手前。コンパクト紡績の物。

ちなみに・・・糸は
「カード」(コーマ・櫛ですいて短繊維を落としていない)
「コーマ」(カードを櫛ですいて短繊維を落としたもの)
「コンパクト」(精紡機にある部品がついていて、短繊維を巻きこんだ物)
「ガス焼き」(精紡機から出来上がった糸を焼いて短繊維を落としたもの)

等があります。一般的に、下に行けば行くほど短繊維が少ないと言われてますが、原綿・糸の太さ(番手)にもよるので一概には言えません。


さらにデータで。
単位あたりの短繊維の数を数えたもの。

40番のコーマとコンパクトを比較しています。
たとえば、10Mあたり5mmの毛羽の数はというと・・・
精紡機から出てきた段階ではコーマ10.1個にたいして、コンパクトは7.2個。
この段階では大した違いではないけれど、次に、これをチーズアップという持ち運びしやすい大きさに巻く。
そうすると、同じ条件で、コーマは91.1個、コンパクトは22.6個。


ちょっと長くなりますが・・・糸が出来上がってから染まるまでにも・・・

精紡機から糸が出来上がったところ。管に巻きついた糸は微々たる量。
このままでは運べないので・・・

チーズアップという作業。下に先ほどの精紡機から出来上がった細い管があり、それを何本もつなぎ合わせて大きなチーズと呼ばれる状態にしていく。

今度は染め工場へ。
上にあるのがチーズアップした糸、これをソフトにまき直し。上から下に向かって巻いてます。
染料が通りやすいように、中に穴がたくさん開いた管に「ソフトに」巻いていきます。
きつく巻いたら染まらないのです。
窯に入れて糸を染めているところ。中に軸があり、底から染料が外に向かって出る。
さっきの管の穴を通って、染料が外に・外に出て均一に染まっていく。
今度は染まった糸を、最初とは逆にまたチーズ巻に戻していく。
これで、次の撚糸(糸を撚る)工程や、織物なら糸を織機にかかる状態にかける工程へ・・・


と、編み機や織機にかかる前の段階でもいったい、何回まき直しをしていることが・・・
こういう工程をするごとに、先ほどのデータのように加速度的に毛羽は増えていきます。
もちろん、新品ではその違いはほとんどわかりません。「整理」と呼ばれる、織った生地の表面をきれいにしたり、編地でもセットとか、いわゆる「新品時に綺麗に見えるように」という工程があるのです。

でも、家で何年も洗えば、その生地、その編地の素性が見えてくるのです。
ニットはどうしても、新品状態では違いが分かりづらいですが、良い素材を使っていると長い時間が経った後に違いが出てきます。

う~ん、今日はあまりにマニアックな話題だったので、明日はモデルに実際このカーディガンを着てもらいます。

Cruiser Vest, Tiger Camo


柄にもなく・・・展示会では作らなかった、いわゆる「期中商品」を作ってみました。(追記、すいません。早々に売り切れてしまいました)


展示会でCruiser Vestを見たとあるお店さんから「これでタイガーカモとかあればな」と言われて、ちょうど生地も数枚分あったので作ってみました。

サイズ感は全体に、デニムより少し縮み気味、小さ目。
表地・裏地の縮率もデニムとバランスが違うので、全体に立体的な皺が出てます。

サイズ36/38/40を作ってますが、卸先さんからオーダーも入ったので後数枚です。

http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

Cruiser Vestは16FWでひとまずお休み。17SSからは新しい仕様・デザインのHunting Vestが登場予定です。

WORKERSのこれから、ポップアップショップに向けた意気込み

スペースの都合でWORKERSのこれから、が独立していまいました。TCBさんごめん!
という事で、WORKERSはこれからどうなりたいのか。
そして、TCB・WORKERSともに今度のポップアップショップに向けた意気込みを最後に語ります。




TCB: WORKERS、これからの目標は?

WKS: 誰が着ても、その人の良さがにじみ出るような服。それをプロの技術でつくれるようになりたいです。

TCB: 具体的には?

TCB×WORKERS
こんな風に、他のメーカーさんと合わせてもしっくりくる、着てる人の人柄が出る服を作りたい


WKS: 自分が作りたいもの、着たいものを作るのは大前提。じゃぁ、自分が作りたい・着たいものって何か?って考えた時に思い浮かぶのはベーシックな服。私自身もそうだけど「ファッションピープル」じゃない人でも着られる服。つまり、だれでも着られる服。昔見た、ビンテージの良いなと感じた部分を取り入れた服。着こむことでより愛着が湧く服。デニムであるとか、パッカリングであるとかもそうだけど、着こんでくたびれたセーターもそうだし、袖口がほつれてきたツイードジャケットもそう。そんな洋服を作りたい。

TCB: それをプロの技術でというのは?

WKS: そんな服を、自分の身の回り。目の届く範囲で。品質を維持・高めるためにはだれが作ってるかわからないじゃダメ。WORKERSで企画する服は思いもよらない部分に大事なポイントがあるので、それをわかってくれる工場が必要。WORKERSが、その工場を丸抱えにできるほどには成らないけれど「WORKERSの製品は品質・納期・単価ともに無理が無い」とか「うちの工場の強みを生かした物を作っている」って言われるようになりたい。
工場を持たない、ファブレスメーカーとして「工場の強みを工場自身よりもわかった物作り」をしたい。それって、一言で言えば「プロだな」って思うんだよ。


縫製工場だけじゃなく、糸染める工場だったりネクタイ工場だったり。
出来る限り、その工場に行って、また次のアイデアをもらったり。
おこがましい事言えば、その工場が気付いてない価値を探し出して、それをWORKERSの企画で形にできたら本当のプロだと思う。

TCB: 確かに、服を企画するうえでプロである条件・・・色々大事なポイントはあると思います。時代の流れを読めるとか、コーディネート提案できるとか。そんな中でWORKERSが目指すのは、工場の強みを生かした企画なんですね。でも意地悪な質問すれば、だったらファクトリエも大きな意味では同じことをしているし、工場がもっと前面に出てますよ?

WKS: 確かに。でも、そこで最初の話に戻るのよ。「自分が作りたい、着たい服が大前提」にね。アイデンティティというのか、自分が生きた証というのか。それを残したい気持ちはあるからね。

TCB: そのお互いがやってきたことの証拠というか、形を直接お客様に見ていただいて、話が出来るのが今回のポップアップショップですね。

WKS: そう。TCBもWORKERSも、基本的にはネットやブログが自分の考えてること、気持ち、思いを伝える場所。世界中の人に、時間関係無く見てもらえる強みはあるけれど、やっぱりどこかでもどかしさを感じていたでしょ?

TCB: そうです。写真だけでは中々伝わらない上に、僕はWORKERSみたいに文章で伝えるのも苦手ですから。

WKS: だからこそ今回、ポップアップショップをやろうかな~と考えた時にTCBに声をかけたのです。頑張って、お客様に自分が何を作ってるのか、どうやって、どんな思いで、どこを大切にして。そんなことをお互いの言葉で伝えてみましょう。

TCB: さらに、TCBはTCBにしか出来ない事。ミシン持って行って、裾上げもやります。どうぞ、9/10-11のポップアップショップ、是非足を運んでみてください。

この太った二人の猫好きがお待ちしております。
何と言っても、お互い、ステッチの一本、型紙の線一本まで「どうしてこうなったか」はわかります。
自分で企画してますから。
是非、WORKERSの製品、TCBの製品の現物を見比べて、その作りの違い。
ひいては考え方の違いを感じ取ってください。
9/10-11、中目黒でお待ちしております。

WORKERS創業~

二三日開いてしまいました、TCBから話しをWORKERSに戻して、本日はWORKERSを始めてから・・・のお話です


WORKERS始めた頃の話・・・

TCB: WORKERSは元々ホームページでしたよね?

WKS: 当時も服は作っていたけど、まだ完成度も低い。いきなりそれを売るとか考えないで、まずは自分自身の知識も深めたいし、もっと多くの人に自分の好きな服を知ってもらいたい。そんな想いから、古着やその製造メーカーを調べたりして紹介するホームページを始めたよ。

TCB: 反響はどうでした?

WKS: なーんにも無いよ。よく「壁にボール打って返ってきてまた打って」って感じだなと思ってたもん。ただ、自分で調べたいことがあって、その実物を集めて、出来る限りわかりやすく写真を撮って。その時のノウハウがその後、メーカーとしてWORKERSやるのにもつながるのだけど。

唯一残っていたWORKERS始めた頃の写真。手前の二人は当時の同僚。
14インチのテレビにYKKの箱、立ってる原反、かかったパターンにLeeのアドライト。
奥にはミシンがあって、手前には撮影用のレフ版変わりの段ボールにアルミホイル。
夢はあるけど、置き場が無い!という感じ

TCB: その当時は、それがそのままつながるとは思っていなかった?

WKS: まったくね。それより「今日はこの写真を撮ってみよう」「あの資料は何とか手に入らないだろうか」「この服解体して、今の設備で縫ってみよう」そんな事ばっかり考えてた。

TCB: 当時、勤めていた仕事に影響は?

WKS: 古着、特にアメリカのワークウェアを知れば知るほど「ラッパ(金具)」や、専用にミシンで縫われていることがわかってきた。カマダのすごい所は、そうやって「このミシンがあれば」「この金具があれば」と思って調べるとあるんだよ。

一枚帯、ちょろっと探しただけでこれだけあってこれはサンプルにしか使ってませんでした
なんて贅沢・・・

UNIONのこれは帯付けかな?
帯付けだろうと、前立て縫いだろうと、裾巻きだろうとありました。
「うちは恵まれてるよね」って先日登場の旧専務はさらっと言いますが、やっぱり恵まれすぎです。

TCB: ミシンの台数、異様でしたよね。

WKS: 古着のある部分の縫い方を調べる。「あ、このミシンが要るんだ」となって社長や専務に聞くと「あるで」って。昔は使っていたけど、徐々にメーカーからの要望がそういう設備を使えるものではなくなった来たので今は使って無かったり。

TCB: もったいないですよね。設備使って綺麗に縫えれば、もっと早い・うまい物が作れるのに。

WKS: そう!だから、いろいろなミシン出してきて自分で縫ってみて「こういう事が出来ますよ」って言う部分縫いを作り出したのがこのころ。シャツの前立てはこういうミシン使って、こういう巾で縫えますというのを作って。それを切ってA4の台紙に張って、取引先に配ったり。

TCB: 反応はありました?

WKS: 一部だね。まだ、いわゆる「ワークウェア」とか「アメリカントラッド」といった、そういう設備を使って縫うとそれらしい物が出来る物が流行りだす前だったから。でも、一部の取引先の人はずっとその部分縫いを保管してくれていて、自社でそういう企画が出た時には自分が会社辞めた後でも勤め先に電話くれたりね。

TCB: そこからどうやって製品作りに?


そういえば、シャツだけじゃなくてニュースペーパーバッグも営業用に作りました。
でも、最初は全然反応が無くてWORKERSで作って売った事がありました。
それを持ってさらに営業してその後何社か会社にオーダーもらえてうれしかったなぁ。
それにしても、好き勝手やらせてくれた勤め先でした。

WKS: 会社で部分縫いをしても中々反応が無い。かといって、当時の勤め先はオリジナルブランドは絶対にやらない、自社は裏方だ!ってプライドがある会社だった。私自身もそういう部分が好きだったしね。当時、シャツの工場があったんだけどどうしても仕事が埋まり切らない。そこで縫える製品を形にして、取引先に見せても中々反応が無い。そこで、あるとき上司に「このラインで自社の製品は縫えないから自分の製品を縫わせてくれ」と言ったのが最初だね。

TCB: 会社勤めしながら、そこの1クライアントにもなると。

WKS: ほんと、そういう事を許してくれたカマダという会社に感謝しか無い。で、せっかく作るなら・・・と何とか資金をかき集めてボタンを作ったり。そうこうしているうちに欲が出て、シャツだけじゃなく抜染生地のWabashを作ってカバーオールを作ってみたい。だったらアメリカで作り方を調べないととなって。

TCB: そこがWORKERSの無茶な所ですね。行かなくても良いでしょう?

WKS: いや、当時はあのWabashって生地が先に染めてから色を抜く抜染なのか、それとも、先に柄を糊のようなもので描いて染まらないようにしてから生地を染める防染なのかすらわからなかったんだよ。それで、当時の資料を探すためにアメリカに。


夜な夜なサンプル作り。
本当に、ほとんど初めての「量産品」
工場で流す事前提なので、絶対に間違いあってはいけないと必死。
このころには、もう少し広い所に引っ越していましたが、後ろのカーテンに注目。
前の家から持って行った遮光カーテンです。


TCB: よく会社休めましたね?

WKS: それはもう、カマダさんの理解としか。でも言い訳すると、当時、受発注や見積もりをだいぶシステム化したんだよ。AccessとかExcel使って。そのうえで、自分の後に入った後輩には、業務の大部分をマニュアル化して、だれでも同じ仕事をできるようにしていたから。だから、アメリカに1週間近く居た後も専務から「お前が居なくても仕事が回るな」って。

TCB: うれしいような悲しいような・・・

WKS: 会社の仕事って「この人がいないと出来ない」じゃダメでしょ。会社自体が一つの生き物みたいに有機的に動いて。だから、私なんかいないでも会社は回るっていう状況はかえってうれしかったけどな。


はじめてのアメリカ。いきなりレンタカー5時間運転。
ネットで調べた博物館へ行って、その展示を撮影させてもらって。
我ながら、この時の行動力はすごかった。
私自身、国内の旅行すらほとんど行ったことが無い、そもそも旅行に興味が無い。
「調べたい」「知りたい」が先に立って行ったアメリカでした。
でも、その後ニューヨーク、サンフランシスコも行って。
過ごした時間は少しだけど、「アメリカらしい」と言うしかない楽しさは肌で感じることが出来ました。
TCB: 製品はネットで売ったんですよね?反響はどうでした?

WKS: 数年ホームページをやってからだったからか、自分が思っていた以上に反響があってうれしかったな。開いていたラインもWORKERS以外にも仕事が入るようになったし、今度はその自分が作った製品を取引先に見せて「こんなものが作れますよ」って勤め先の営業も出来たし。

TCB: で、いよいよ独立と。

WKS: そういう状況がしばらく続き、社長から「そろそろ独立しろ!」と言われてね。当時は「これ一本でやれるか?」という不安もあったけど、今思えば社長や専務は「今がタイミングだ」って後押ししてくれたんだと思う。

プリント屋さんでさぼってうちあわせ中のWORKERS舘野。
意外と自分の写真って残ってないです、自分で撮るから。
これはカメラ好きのプリント屋さん(現 cafe de blancさん)に撮ってもらった物かな?

これは生地屋さんにStifelのモールスキンをベースになる布から作ってもらう時の打ち合わせ。
織り目の模式図を絵で描けば良いのに、何を考えたか、わざわざ自分で紐で組んでみて持って行ったところ。
たぶん、とても変わった組織だったので、それをルーペで見ながら再現してたかったのでしょう。
最初はWORKERS完全別注で始まったモールスキン。
その後、他からも引き合いがあったのでWORKERS Exclusiveをやめて色々なブランドさんが使ってくれました。

TCB: その後のWORKERSは?

WKS: いよいよ独り立ちしてからは、勤め先のカマダさんだけじゃなくていろいろな工場に仕事を頼むようになったよ。それも社長が「うちだけじゃなく、他でも作れ!」って言ってくれてね。適材適所、自分が作りたいこの製品はどこの工場が最適かなって探して。

TCB: 工場はうまく見つかりました?

WKS: 今でもお世話に成ってる総社縫製さんはお互いシャツの縫い方でつながったんだよ。WORKERS見て「縫い方良く知ってる人が居るな」って思ってくれて連絡をもらい。で、一度工場見においでって言われて行ったり。もともと、ユニフォーム系の縫製工場さんなので技術はぴか一。でもカジュアルの独特な専用ミシンや金具、ビンテージの変な縫い方とかはわからない部分があったので、聞かれれば教えに行ったり。たまたま、今の仕事場から総社縫製さんが車で20-30分と近いのもあってね。そんな風に、隠さずWORKERSでいろいろ公開していたおかげもあって、工場さんは徐々に広がっていったね。


シャツと言えば総社縫製
工場長にも、総社縫製の母体、山崎産業の社長にもお世話に成ってます。
でも、一つだけ私自身の事を自慢?というか、努力してきたことを言いたいです。それは

「工場の設備がわかってるからこそ良い企画が出来る」
それがある程度出来ているのがWORKERSの製品であると、自負しています。

どんなにうまい工場でも、その工場に合わない製品・仕様は良い物が出来ない。
良く「職人泣かせの」とか言うのはうそです。
正当な工賃が出さえすれば、どんなに難しい物でも工場は泣きません。
単純に企画の人間が製造の事をわかっていないから、作る人を困らせるような無理ばパターン・生地・縫い仕様なだけ。難しいじゃなくて無理を通してるから泣くのです。

WORKERSは、私は、本当の意味で洋服を企画するプロになりたいのです。


TCB: 最近は展示会もやるようになって。

WKS: 最初は個人様への販売だけだったんだけど、徐々に「卸出来ない?」といった連絡をもらうようになって。そうなると「製品を見てオーダーしたい」という要望を多くもらって、展示会をやるようになったんだよね。半年分のサンプルを一気に作って、会場借りてと資金繰りが大変だったけど。それはもう、銀行さんのおかげとしか言いようが無いね。

TCB: WORKERSはそういうの隠さないですよね~

WKS: だって、株式公開している会社だったら、決算書から何から公開しないといけないじゃない。一人でやってるからって言って、資金繰りだったり事業計画だったりは絶対あるわけで。隠す必要もないしね。自分がアラブの石油王の落とし子で、その遺産で遊びにやってるとか、そういうわけでも無いし。親が縫製の仕事していたわけでもない(公務員です)。TCBもそうでしょ?

TCB: 確かに、うちも親がこの仕事していたわけでも無いので、ミシンはおろか机一台買うところから自分でしないといけないので大変は大変でした。


と、このあたりで「これからのWORKERS」を書こうと思ったのですが、長くなりすぎたので次回にわけます。