小股の地縫いがWORKERSのこだわり
押さえステッチが万が一切れてもパンツが左右に分かれてしまわない
押さえステッチが万が一切れてもパンツが左右に分かれてしまわない
縫製上りは裏返しで出来上がり
帯の太さごとに大量にあるラッパ(金具)
今日は24FWのサンプルの相談でパンツ工場さんへ。
サンプルの仕様は我ながらよく考えて作ったので、サンプル縫いの方に「やりやすそう~」と好感触。絶対縫いやすい「はず」ですが、ここからは実際に縫ってもらって、まだほかに改善点が無いか検討。
合わせて、今量産が流れている801/802 Blackも確認。
小股という、フロント一番下のボタンからさらに下の部分。左右の前身ごろを縫い合わせている場所。ここに地縫いを入れるのがWORKERSのこだわり。(というか、古いL社のジーンズもやってます)
小股の表から見えるダブルステッチ。これが万が一擦り切れたり、糸が飛んだりしても地縫いがギリギリ残る。地縫いが残っていれば、ダブルステッチだけの修理なら非常にやりやすく、強度も出る。
という事で、ここの地縫いは絶対入れたいのですが・・・意外と入れてないメーカーさんが多いです。
確かに、ここに地縫いを入れようとするとギリギリまで切り込みを身頃に入れないとうまくいかないので、それを嫌っているのかもしれません。どちらが良いかは微妙な部分ではあるのですが、私は入れるのがベターだと思っています。
「小股の地縫い」この仕事で最初に勤めた会社の専務とも、会社入って早々に話したのを覚えています。こないだも同じ話してたし。ジーンズというと、とにかく気になる部分なのです。