Loden Clothの産元、Leichtfriedの5代目も「いいじゃん!」と言ってたLounge Jacket |
数量チェックが終わってこれから袋詰めです。
オーダーいただいたお客様にはご案内しましたが、Lounge Jacket, Ventileのみ生地入荷が遅れ8月出荷になります。申し訳ありません。
http://www.e-workers.net/store/201907/top.htm
すでに、卸先様には納品済です。お探しの色・サイズがあればお問い合わせください。
http://www.e-workers.net/contact/top.htm
精紡が終わった糸。 この後チーズアップという、もっと大きな巻きに糸をつないで巻きなおしていきます。 |
織機の経糸(タテ糸)がかかる軸、ビーム |
早くまとめたいのですが、そこまで作業が進まないので少しだけ。
https://www.leichtfried-loden.com/en/
Loden Clothを作っているライヒットフリード。どの工程をやっているのかと思ったら、原毛を洗って染める、混ぜる、糸にする、織る、縮絨、起毛、仕上げまで・・・一気貫通に一か所でやっている工場でした。少なくとも、私が今まで行った工場だとデニムのカイハラさんが一気貫通だったはずですが、普通は
「糸は紡績工場」
「染は染工場」
「織は機場」
「仕上げは仕上げ工場」
と分かれています。
分かれていない分、とにかくすべての工程の規模が小さい。
小さいからこそ、目が届くし、小ロットで多品種作れる良さがあります。(でも大ロットやる工場は工場で、違った意味で管理がしっかりしているケース多々。人の目じゃなくて、もっと機械化して)
今回のLoden Clothも
「規模が小さい工場で作ってるからこだわりの良い物です!!!」
って言いきってしまえば楽なのです、製品を企画する側としては。
でも、私自身、規模の大小いろいろな工場に行って、それぞれがそれぞれの強み、逆に弱点は補いながら、最終的には
「エンドユーザーが欲しい!と買ってくれる製品になるような素材」
を必死に作っているのを知っています。だからこそ、現代まで残っている素材メーカーさん達で、私が行くことができるわけです。
そうなると、「何々だから良いものだ」と簡単には言い切れなくなります。
でも、ライヒットフリードは確かに「良い工場」と思いました。非常に整理が行き届いていて、設備は新しい物・古い物があれど、どれも整備されて現実動いている。この辺りの、設備投資の話も五代目から聞いてきましたので、詳しくはまた来週から。
まだ、いくつか聴きたいこともあり、先方にメールで問い合わせもするので時間をください。
タクシーちゃん |
ウィーン歌劇場前 |