Tack Shorts完成・これで19SS納品完了です





19SS最終納品、Tack Shortsを納品しました。
毎年「短パン作るべきか・・・」は悩みます。今も2020SSで作るか悩んでいるぐらいなのですが、そんな中、今まで作ったショーツの中でも一番発注が多かったのが今回のタックショーツでした。
推測するに・・・
WORKERS=チノパンのイメージ
ウェストにゴムで楽々
このあたりが要因でしょうか。
Beigeだけは少し在庫も作っています。
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

真夏、確かに短パンが穿きたいときもある。でも、機能性が超高い!とか、ただ安い!とかなら、それこそ腐るほどある。そうではないWORKERSらしさ・・・となると、トラッド的なショーツが良いのかな?個人的にはベーカーのショートパンツやActive Shortsとか、涼しい、乾きやすい、工夫されてるなと思ったのですが、それよりはクラシックでベーシックな物が求められてるのか・・・

何を作るかは
「求められている、いそうなもの」

「自分が今、提案したいもの」

それが合ってればよいですが、ずれることもあるので悩み続けます。

悩んでる期間は、はたから見ると仕事してないように見えますが、ぼ~っと常に頭のどこかに残っているので、本人は一番苦悶する時期です。
逆に「こうやるぞ!」と決めてしまってからは、それをどう最適な方法で形にするかなので、ある意味気は楽。ただ、私の場合
「どこの工場でどの生地で、どの型紙で」とかも考えて企画するので、単純に何を作ろうというよりは、その時の条件含めて、「今こそこれを作るべき」と理由づけできるものを作るようにしています。

アーティスト的ならもっと
「自分が作りたいものを作るんだ!条件?需要?知った事か!」

となるのでしょうが(ある意味、昔のWORKERSはそれです)、それよりはもう少し大人になったというか。自分としては、そういう条件、作りたいもの、そこをすり合わせて行ってより良い「コレクション(恥ずかしいですが)」を構成するのこそ、あまり好きな言葉ではありませんが、「職人的部分」なのだと思います。
それこそ、AIでは出来ない、部分的には勘や経験則も入りつつ。