本日の仕事



Workers Co., LTDさん(@workers_japan)がシェアした投稿 -


Bal Collar Coat、この品番はもともと工場に
「早く投入するから11月までのどこかで縫って!」という条件だったので、さっそく投入するための型紙修正をしています。

で、気になったのが顎の下部分。前身頃の上端。ここがもう少し下がってほしい。
モデルに着せ付けしながら、以前は紙に書いたりしていましたが最近は動画を取りながら気になった部分、修正案をコメントしていきます。


先ほどのコメントに従い、前袖ぐりの形状、それに連動して首回りの寸法が変わるので、襟腰・羽襟を修正していきます


サンプルでもう一点気になったのが羽襟の縦方向の長さ。襟腰より当然長くしているのですが、もう少し欲しい。特にツイードだと生地の厚みがあるので折返り部分でもかなり寸法を取られるので、ここを出す。さらに、表襟・裏襟の差寸も現状から1.5ミリほど大きく。

気になりだす
線を変えたので、ポイントだけが動きベジェ曲線のいわゆる「ハンドル」が動いて無いので後ろ中心がよろしくない・・・そこで・・・


4ミリほど後ろ中心から直線を出し、そこになだらかに曲線がつながるよう線を修正

といったように、ある部分を変えればそれに連動した部分が一か所、二か所と変えなくてはなりません。当然、これを間違えれば襟がくっつかなくなったりそもそも形になりません。もう慣れた仕事とはいえ、毎回、やりだすまではじわ~っと頭にへばりついていて、緊張する仕事です。