型紙微調整



参考にした古着はほぼ右そっくりの脇線
でも、これはうまい人ならできるけど中々縫いづらいライン
ということで左に変更


19年秋冬製品のサンプル作成に向けてまた型紙の微調整をしています。
ここは脇の巻縫い部分。曲線をなくし、ストレートに近い形に。でも、履き心地とかフォルムはできる限り変わらないように。

なんでこんな微妙すぎる修正をするかというと、工場から
「さすがWORKERSやな~、縫いやすい型紙だったぜ」とか
「洋服好きなだけじゃなくて、作り方もわかってんだなお前は」
と言われて
「でしょ!ほんのちょっとの違いだけど、縫いやすさ全然違うでしょ!ラッパに自然に入っていくでしょ!」と言いたいからです。

こういうほんのわずかな部分の「こらん」をわかってるのがプロなんだと思います。私はやっぱり服を作るプロに成りたいんです。
ここまで書いて「こらん」が変換で出てこないので調べたら岡山の方言なのですね。「コツ」とか「カンドコロ」と同じような意味のようですが。

食べ物の世界、おいしいラーメン屋で自分で考えて作ってる人は、おいしいラーメンのコツがわかっているはずです。
だったら、洋服を作るメーカーなんだから、全部自分でできないまでも、うまい服を作れる「コツ」はわかっていないといけない・・・と思うのです。