Lot 802 Jeans, Washed






StockにLot 802 Jeans, Washedをアップしました。

http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

加工物なので、万が一加工失敗してもまずいなと思い、予約は取らなかった製品になります。
もともとジーンズ実験 で「ただひたすら水洗いするとジーンズはどんな色落ちをするのか?」で出来上がった色がきれいで、この色のジーンズをはいてみたいなということで企画がスタートしました。実際、現物のジーンズを加工屋さんにもっていき、ただ洗ってできた色をいかに、洗剤や石を使った洗いで再現するか。デニムで筒を作って実験し、洗いの処方を決めて形にしました。

年とともに、ガンガンにヒゲやハチノスが入ったジーンズ!!!というよりは、色のトーンが濃いのもあれば薄いのもあると、合わせるものを変えやすいなと感じるようになりました。
キバタの生地、適切な縫い代、ミシン、縫い糸を使っていればヒゲ・ハチノス以外の立体的なアタリは洗うだけでも出てきました。バックヨーク、後ろ・前ポケットのパッカリング(凹凸)の色落ち。ウェストベルト周り、身頃やコインポケットの色落ちしかり。

ヒゲ・ハチノスといった「人が穿いてできるシワ」部分の色落ちは、この色落ちした生地からでもある程度出てきます。加工で、ヒゲ・ハチノスをつけてしまうとどうしても人の体系とは違う「型」を使うので、実際に穿いてできるシワとズレが生じます。もちろん、ビンテージ好きな人はそのズレ含めて好きな方もいるでしょうが、私はやっぱり、そこは合っていてほしいし、ヒゲ・ハチノスがコントラストある色落ちしていなくとも、シワとして存在する程度でも良いのかな?とも最近は感じます。(20年前はそんな考えする人は信じられん!という原理主義でしたが)

これからの時期、少し色落ちしたジーンズとツイードやコーデュロイのジャケット。また、春先にはボーダーとかシャツと合わせてもさわやかではないでしょうか。