Mountain Parka 手を入れやすいポケット
マウンテンパーカ、量産が出来上がったのでさっそくポケットの仕上がりを再度確認してみました。
WORKERSでは、腰ポケットは出来る限り二重に。上から入れる物入れ、サイドから手を入れるハンドウォーマーの二重構造にしています。
さらに、これらのポケットをポケット本体の大きさをつける位置よりも少し大きく作ります。そうすると、ポケットが浮いた状態になるので手を入れやすい。
ポケット付け位置が19.00センチに対して、ポケット自体は19.51センチ。
この浮いた状態を消さないように、ポケット付け位置を合わせていきます。
WORKERSが「工場をできる限り変えたくない」とか「WORKERSが何をしたいかわかる工場で作りたい」理由がここにあります。
この浮き分も、何も考えなければ工場は多少付け位置をずらしても綺麗に、皺が出ないように縫うことがほとんどです。指示書にも、この内容は書くのですがそれだけではどうしても足りません。一度、指示書を持って行って「ここが大事」という部分を伝える。サンプルでそれが出来ていなければ修正指示を出す。出来ていたら、実際に展示会で着てもらって、工場さんにも実体験でわかってもらう。
展示会は、単純に卸先様・お客様へのお披露目だけでなく、工場さんにWORKERSが何を作りたかったのか。どこがポイントなのか。それを見てもらう、わかってもらう機会でもあります。
下の矢印。ここに出ている縦の皺もポケット本体がポケット付け位置よりも大きいために出る皺。上から物を入れやすいように。
上の矢印は、二重ポケットの生地がコーデュロイに成っている部分。
サイドから手を入れた時に手の甲がコーデュロイの表側に当たります。手触りの良さがポイント。
シルエットはジャケットの上に着られるよう、ゆったりと作っています。
素材はコーティングしたキャンバス、ネイビー色。コットンベンタイルがラセットとブラックの二色。在庫も少し作りました。9月分の在庫、更新しています。ぜひご覧ください。
http://www.e-workers.net/store/stocks.htm