進行中のサンプルも気になるので、ご近所の工場へ。
絶賛、9月納期の量産も進行していますが・・・この2品番は特にサンプル時からすっと作れた物なので大丈夫。
工場に勤めて8年。自分で始めてからも丸4年。それなりに、いろいろな素材を使って、仕様も、形も作ってきたつもりですがまだまだ経験が足らないのを痛感します。新しい形、素材を作れば、どこかで山があります。
それもそのはず、生地は厚み、組織、組成。千差万別。
さらに、いろいろあるミシン、金具、糸、そしてパターンで縫うのですから組み合わせは無限とも言えます。
自分なりの経験から「この仕様で、この糸、このミシンなら縫える」と思ってトライしてみても、実際やってみるとなかなかうまくいかないこともあります。
そんな時は、現地に行って、相談して、すぐ帰ってパターンや仕様をまた考えて・・・その繰り返しです。
運転しながらいつも「えっちらおっちら、いつまで経ってもすべてがスムーズに行くことが無いなぁ・・・」と落ち込む時もあります。でも不思議と現場で作っているものを見て、相談していくうちに次に何をしたら良いか。どこをどう変えたらスムーズに行くかとアイデアが出てきて、もう帰る事には早く職場でここをこう変えてみたい、という気持ちに成っています。
で、上がって来たサンプルを見ながら、また一喜一憂するのです。（たいてい、喜んでばかりですが）
世の中の大きな流れを見ていると、もう少しスマートにやった方が良いのだろうなとは思います。思いますが、性格上も、作っているものの性質上もできません。できないし、そのできない部分に何か、WORKERSらしさがあるとも思いつつ、工場を行ったり来たりの日々です。
