Big E







お次も懐かしのBig E。化繊糸が使われつつ、部分的に綿糸も。
一般的に「Big E=コアヤーン(化繊の芯に綿を巻いた糸)」と言われていますが、どうみても化繊だけに見えるギラギラした糸も使われていたり、逆に、どうみても綿糸も使われていたり。

シルエットは一見先ほどの革パッチとかわらなそうですが、やはり少しだけ膝・裾が細いです。
今回、たまたまほぼ同寸のウェスト寸法の製品が手に入ったので比較がしやすいです。

明日は以上二本の型紙を実物から抜き取って寸法を比較してみます。
ただ、ご覧の通りのねじれ曲がったキバタデニム。完璧に寸法を取るのは至難の業です。
その作業から、XXの特徴、Big Eの特徴をつかみ取ろうと思います。

XXにしろ、Big Eにしろ、借りて寸法を取った事はありましたが、改めてCADを使って出来る限り精密に寸法・形を調べます。
手持ちの紙パッチカットオフも含め、ジーンズの型紙を再度、勉強します。


そもそも、この再勉強を始めたきっかけが、Lot808/815/805と作ってきて、自分なりに今、満足できるシルエットというのは完成しました。

ベースは紙パッチのXXから、何回も修正を重ねたので、今ではそこからかなりかけ離れたものになっています。

そこでもう一度、原典(たしかに原点というよりは原典ですね、我々アメカジ世代にとっては)に立ち返り勉強してみます。