3月受注製品/締め切りとお礼

3月受注製品、ご注文ありがとうございました。
早速今日は「職だし」と俗に呼ばれる、集計/パターン出力/付属手配 をしています。

地味すぎる仕事ですが、間違えては絶対駄目な仕事なので何回やっても緊張します。



グレーディングの一こま。
一見すると、前襟ぐり、前中心が動いてしまっているように見えますが・・・



中心点(よくグレーディングではネストと呼ぶ点)を前の中心、画像で言うと100番に変えてみると動きが良くわかります。

大きくなるにつれ、110番の位置が変わり、ネック周りの寸法を変化させています。
5サイズあるのですが、ネック周りは線が4本しか見えません。

これは、13.5-14.5間ではネック寸法を変えていないためです。
他のサイズ間のように、そのまま小さくしてしまうと、極端に小さい寸法に成ってしまうので、13.5-14.5間のネックは変更していないのです。

グレーディングは地味すぎる仕事ですが、ある意味、全員に当てはまる正解が無いので毎回悩みます。
できる限り、多くの人に納得いただける寸法、かつマスターサイズの雰囲気を壊さず、また縫う時も問題の起きない物。

非常に多くのノウハウがあるのですが、ブランドやメーカーごとにやり方というか、考え方が全く違うので「これが正解」が無いわけです。

WORKERSでも毎回悩みながら、試行錯誤を繰り返しています。(119番なんかも悩みの種なんです)