FILSON



明日の更新予定。今度はFILSONです。
最近、どうもウールが着たくていろいろ買って着てみています。
ビンテージな体系なのでこのFILSONもジャスト。といっても今の感覚からすればだいぶ大き目で重いですがやはり暖かいです。

ウールリッチ、フィルソン、他にもいろいろブランドがありますが、とりあえずは有名どころの生地やら仕様、シルエットの雰囲気の違いを楽しんでいます。

FILSONと言えば有名な特許。
ポケットのデザインなどは配置こそ違えど、ほぼ特許イラストまま。
特許では背面のポケットになる布がそのまま肩を通過し、前身頃まで来ることになっています。

さらに、その前身頃まで来た布の位置に胸ポケットの付け位置が来るという、縫う人からすれば「そんな厚くなって縫えるわけないだろうが!!!」と言いたくなる仕様です。

幸い?実物ではダブルマッキノーでも前の部分はフラシに成っていますが、でも実物もウールではなくティンクロスぐらいならあったのではないかな~と思います。特許のイラストにまで書いたのだから一回ぐらいやってそうなものです。

>>>追加:と思ったらイラストそのままをウールで持っている人が友人に居るとメールをもらいました。ウールで!厚くて縫いづらいだろうな~。

裏を見ると、おおよそ現代では考えられない断ち切りの嵐。
でも、力のかかるフラップ裏には当て布がされていて、強度はあります。
綺麗に作る・作らないとかではなく、あくまで道具として丈夫に作ろうと工夫されています。