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こちら、新作の着抜生地。
インディゴ染めの生地を一度抜染で白い部分を描きます。次に、赤い部分にもう一度プリント。
さらに、その生地を洋服にしてから加工しています。




Stifelに行ったときに見た、あのインディゴ染めに白場+黄色といったような凝った生地がありました。
このページがそういった柄。最初はとても不思議で、帰ってから生地屋さんに聞くと「着抜」という手法である事がわかりました。

それも、単純に同じ型を使って抜染+プリントをすると、すべての部分が黄色なり赤なりがプリントされますが、型を二つ使って、一度白場を抜染で作ってから、別の型でプリントをするとこのような
・ベースのインディゴ
・抜染された白場(型1)
・抜染+プリントされた黄や緑(型2)
となるのです。

さらに今回は、白場へのプリントだけでなく、インディゴだけの部分へのプリントもある型なので、
・ベースのインディゴ
・抜染された白場
・白場にプリント
・インディゴにプリント
と計4色が生地の上に乗っています。

Stifelに行った資料はまだ今でも大事に取ってあります。当時見てもわからなかった手法、技術も資料を何度も見返し、わからない事は生地屋さんに問い合わせ少しづつプリント手法の多様性が理解出来てきました。

工程が多い分、お値段は若干高いのですがインディゴ+抜染だけの生地とはまた違った良さがあると思います。






そしてこちらは、そのインディゴ+抜染のシャドーストライプ。
今回はストレートにLot200型で作ってみました。もうこの5年以上、この手の製品はとてもメジャーになり見あきてしまった方も多いと思います。

それでも、やっぱり自分はこれが好きです。土台になる生地から特別に作ったシャドーストライプ。
ぜひ、展示会では実物を触ってみてください。ウォバッシュとの違いがわかります。
どちらが良い・悪いというのではなく、一口にインディゴ抜染と言ってもいろいろあるのを楽しんでもらえると思います。