Thinking about name of this bag




このバッグ、名前をどうしましょうか?
今までのWORKERSはほぼ岡山の生産背景ばかりで製品作りをしてきました。
バッグも基本的に、普段ジーンズやワークパンツを縫っている工場で作りました。

が、今回初めて、「バッグ屋さんで作ったバッグ」を企画しました。
フラップつきのバッグで、持ち手が欲しかったのでつけています。

革は、ブッテーロと同じタンナー・ワルピエで、油分をブッテーロの倍入れたもの。いわゆる「プルアップ」と呼ばれる物で曲がった部分で油分が移動して色がかわります。

パイピング部分は、Haversackの底に使ったのと同じ、バダラッシ社のユーフラテ。
ミネルバボックスをさらに表面をグレージング(光沢を出す)したのがチグリ。チグリは2-3ミリ程度ありますが、それの薄いバージョンがユーフラテです。

銅リベットには輸入物の打ち抜きを使いました。
表地・裏地は国産の帆布。

かばん屋さんと打ちあわせしたときにも、革の単価で驚かれるぐらい自分でも「良い」と思える革を使いました。
「いやいや、部分使いですから大した単価にならないですよ!」なんて言ってましたが、どうしても革はロスがあるので(使えない部分)結局は相当なお値段になってしまいました。

それでも、出来上がりには大満足です。実は、最初ミネルバリスシオを使ったサンプルを作ったのですが、そちらは革厚や腰が足りずに没にしました。

もともと、日帰り出張で良く使っていたバッグなのですが、いよいよぼろくなり、かつもともと作っていたメーカーもどうやら二度と作る気も無いらしいので作ってみましたが、作りたくなくなる気持ちはよくわかりました。

金型の点数がとても多く、思った以上に革が必要で単価がはるからです。
正直、売れるか?と言われると微妙ですが、それでも毎シーズン一型は自分がどうしても作りたいものを作るシリーズの一環でラインナップに入れます。

良いニックネームがあれば教えてください。