来季の軍パンは、TROUSERS, HERRINGBONE TWILLで行く事にしました。
先日の、13スターボタンが映える製品を考えると、ガスフラップ付きで、表面にあのボタン裏が出てくるこのパンツが最適です。
まずは、型紙のコピーを作り、そこからどう修正するか考えます。
今年作ったTrousers, Paracute Jumperを最近、気にいってはいているので、このTROUERS, HERRINGBONE TWILLも出来る限りオリジナルに近いシルエットにしたいところです。
ポイントは腰裏の仕様で、おなじみチェーンステッチによる始末。
これは、二本の針で一気に縫っていくので、上のステッチ/下のステッチで差寸があるとうまく縫えません。
具体的には、下側のステッチ部分でタック(つまみ)が出来てしまいます。
以前、この仕様のチノパンを解体したところ、うまい事、脇・後ろの縫い代を調節して、上下で差寸が出ないようにしていました。
これを再現しようとすると、型紙を触るしかありません。上の型紙がそれで、半身上下で差は約2ミリ。この程度であれば、生地・糸の伸びでなんとかなります。
現代の常識から考えると、ありえない型紙なのですが(巻きの線が途中で極端に折れ曲がる)それでも、こうしないと縫えないものは縫えません。
ラインナップはオリジナル同様のカーキ、そしてダークネイビーの二色で作成予定です。