先日、浅草橋から浅草へ仕入れに行った午後、半日お休みを取りました。
久しぶりの浅草寺をお参りし、隅田川の河原でやっている平成中村座へ。
江戸時代の中村座はもう少し川から離れたところ。待乳山よりさらに少し先にあったとそうです。
あのあたりで大学芋買って食べたのが昨日の事のようですが・・・もう15年も前の話です。
学生時代は「歌舞伎研究会」というカビが生えそうな部活だったので良く芝居を見に行きました。
今でも覚えているのが、団菊祭。当時は歌舞伎座で5月に行われていて、三之助が出ていた三人吉三や菊五郎の世話物が面白かったのを覚えています。(演目をちゃんと覚えていないのがいい加減ですが) わくわくして見る歌舞伎十八番はたいがい高尚すぎ、舞踊もわからない。その後の世話物ですっきりする、というのがいつもの感じでした。
歌舞伎を見て何が面白いのか?と言われると答えに難しいのですが、あの劇場の雰囲気、鳴り物の音、大向うなんか聞いてると、なんとも言えないうきうきした気持ちになれるのです。
岡山へ移住してからは、洋服の勉強に時間もお金も費やしてきたのでとんと御無沙汰でしたが、久しぶりに見るとやっぱり良い物です。