2 PLY Off Turtle Long T

 





セーターの中に着るTシャツを考えて作った2 PLY Off Turtle Long T。

以前も2PLYでモックネック・タートルネックなど作りました。が、当時のフィット感は今よりタイト目。かつ、ネックも「どこまで首にぴっちり沿わせるか!!!」とパターンをひいていました。

今回の「オフタートル」は沿わせるのではなく、どこまでゆるくできるか。

私自身、幼稚園の頃から、帽子の首のゴムが苦手でした。首が締まる感じがして。それを思い出して「もっとリラックスして着られるタートル」のサイズ感をパターンで工夫しました。

まだ、来年の秋冬のサンプルが出来上がったばかり。それでもうれしくて、つい着てしまいました。

今日は中にTシャツ+モンベルのインナー。その上に、2 PLY Off Turtle Long T着て、ハーレーの2PLYを着てみました。思った通り首がしっかりタートルでカバーされているからチクチクしない!!!

ウールのセーターはもちろん、WORKERSのRAF SweaterやCotton Cardiganと合わせてもよさそう。

我ながら、狙ったシルエットになっている。後は、1-2か月着てみて、寸法変化を調べてみます。

量産は2026年の秋冬予定です。相変わらず、先の事考えてしまうWORKERSです。今、販売中の製品は販売店様、よろしくお願いいたします。

3月納品予定製品・詳細アップしました

 3月納品予定製品・詳細アップしました


今月は・・・

・左右ポケットを付けて、軽い上着のようにも使えるBand Collar Shirt(近所の真夏でも寒いスーパー/天満屋ハピータウンで凍えながら考えた)

・Moonglow JacketとセットアップのMoonglow Trousers(高すぎるから今年で休止)


・フットボールTシャツ、今年はプリントを追加。実は着丈も去年よりちょっと短い70弱。これが合うのが・・・


・着丈70センチほど、以前のWORKERSより短くなったQueen of the roadカバーオール。カバーオールとフットボールの組み合わせがぴったり合います


詳細はこちらに・・・

https://www.e-workers.net/store/202603/top.html


おなじみ、Youtube解説もあります。








Yonetomiのセーター/Westonのブーツ

 




私自身、WORKERSで作っているジャンルの服は殆ど自社製品を着ますが、作らないものは別。

という事で作らないもの、その1。ある程度厚みのあるセーター。

今日着ているのがYonetomiのリジッドカシミアという、カシミアにしては極厚・ゴワゴワのセーター。それを製品染で黒にしたカーディガン。

元々、リジッドカシミアが生成りなのか、白でした。カシミアなのに確かにごわっごわで、いわゆる「育つカシミア」。それを製品染してある程度柔らかくしているから着やすい。

このリジッドカシミア、最初に出始めは流通する量が足らずにいわゆる「転売」の対象にまでなっていました。翌年からは、さすがちゃんとしたメーカーさんなので、多くの販売店さんにきちっと並ぶようになりました。

WOREKRSもメーカーとして、ちゃんと毎年同じもの作らないとな、という気持ち半分。

単なる服好きがメーカーやってる身としては「そうは言っても、また違うものも作ってみたい」気持ち半分。

こういう考え方だから、どうしても「ある範囲内」で企画をしないといけないセーターはWOREKRSには向いてない(毎年何か変えたくなるから)


もう一つ、靴も作らないからよそのメーカーの物を履きます。
今日はウェストンのゴルフのブーツ版。

大阪のBontaさんに出して、外羽の穴にハトメを追加してもらいました。普通に外に見える両面ハトメで今回は。

最近、草刈りで育てた815を穿くようになり、この強烈な色落ちに合わせるとなると、スエードより黒、それもブーツが良い。

多分、ジーンズがこってりだから、靴は綺麗なものを合わせたいのか?多分、どこかで見た何かが頭に残っているのだとは思います。

ゴルチエがエルメスのデザイナーしてた時の恰好か?と思ったら・・・


下も黒だから違う・・・

人生、50年近く生きていると、何に影響されたのか、それがなぜ今、自分の中でブームなのかは良くわからなくなってきます。

ただ、一つ確かなのは、私自身、類型化とかジャンルにしばられて退屈するのが嫌。(ジーンズはアメカジ的合わせしないとダメ!とか)

かといって、調子っぱずれな突拍子も無い組み合わせ、やりすぎも好きじゃない。

「ベーシックだけど何か新しさがあって楽しい」のが良い。ただ、私自身、子供のころから服が好き!!!とか、美意識が高いとか、そういう人間でも無い。

我ながら、余り得意ではないことを、好きになったからとよくぞ長年やってきたなと思います。好きこそものの上手なれと、思いたい。

Deluxe Tote、持ってみた

 








持ってみた、以上!

WORKERSおなじみ「最初っからそのサイズ作れよ」と突っ込まれがちなサイズ。

つい最初はやたら大きいの作ったり、小さいの作るのがWORKERS。

今回は良いです。オリジナルよりちょっとだけ大きいかな?ただ、オリジナルより軽いです。テープ部分も硬すぎず。

オリジナル、Mサイズはギリギリ立ちますが、持っているLサイズは自立しない。生地の硬さが足らないのと、生地が重い&大きさで自重が重い。で、生地の硬さが、重さに負けて立たない。

WORKERS版、今の段階ではばっちり立ってます。いつまで自立してくれるか?こればかりは、しばらく使ってみない事にはわかりません。

Deluxe Tote



https://e-workers.stores.jp/

WORKERS、2025年トートバッグ第三段。

デラックストート。


サイズは幅34/奥行16/高さ31。いわゆるMサイズ。持ち手は短く、手持ちのみ。


ロングハンドルを考えましたが、ハンドル幅が狭いので、いくら長くしても窮屈。という事で、手持ちのショートハンドルのみ。


外ポケットもつけようかと思いましたが、やはりハンドルとハンドルの幅が狭い。ここに無理やり付けてもちょっとポケットとして使い勝手が悪いので、最終的に無し。


身頃に対し配色になったハンドル。テープの上に、底と同じ生地を縫い付けています。

ここも2本針のミシンで、生地の左右を折りながら、かつテープの真ん中に乗るように。

設備命!という事で、今回も北関東の工場さんまで行ってきました。

もちろん、日本製です。


やっぱり、こういう部分はいくら見本を見てもらっても、自分で説明しないと気が済まない。


脇の部分、互い違いになるように生地端を折って縫う。これが、バッグ本体の骨になり、中に何も入っていない状態でも自立します。


本体は6号帆布。オンス換算、18.9オンス。

底と、テープに乗る部分は11号帆布。オンス換算、12オンス。


ボディは本家より若干軽いか??ただ、そもそも、日本のJIS規格の帆布と、本家の帆布(ダック)は規格が違うので完璧に同じものを作ろうとすると、おそらく、糸から作らないと出来ません。


以前、某Dリバー風のオックスを生地屋さんと開発したときも、日本ではまず流通していない番手の糸でした。


おそらく、アメリカはテックス、日本は番手。規格が違うので、日本では定番の番手糸がアメリカのTEXには無い。また、アメリカで定番のTEXが日本の番手ではない・・・といった事情があるようです。


結局、Dリバー風は、生地屋さんのスケールメリットで「端番手」と呼ばれる、変わった番手の糸から作りました。


今回のトートバッグ、本家と全く同じにしたいのではなく、「日本の規格で、本家に迫る、場合によっては越えた部分もあるものを作りたい」のです。


ステッチのきれいさは完全に本家を越えていると思います。さすが、日本の縫製工場。

生地の目も綺麗。テープはしなやかで持ちやすい。


ただ、本家は本家で、生地や部品の粗っぽさ、タフさ。縫製なんか「壊れなければ良い」というラフさ。それはそれで、味わいです。


国が違えば、仕上がりも違う。その違いをぜひご覧ください。 

11月デリバリー

 先週、風邪をひいて寝込んだのですっかりご案内が遅くなりました。

11月製品、納品しています。





・プルオーバー、Outdoor Shirt。ゆったり目のチョコチンワークシャツタイプ
・ハーフジップスウェット
・後付けパーカー+WKRSプリント
・ブランケット付きのワークジャケット。Gジャンほどメジャーではないですが、私はブランケットでこれを作りたかったのです

といったラインナップ。


さらに、間違って作ったり、不可抗力でキャンセルされてしまったりして、謎の在庫も出来ております。


ブランケット付きの42サイズ!!!う~ん、売れなそう。
ぜひ、WORKERSの大きいサイズをご要望の方は、このチャンスに!!!(っても、中々大きいサイズって需要が無いのですよね)

最近の色落ちの好み



上・Modified BD, Stripe(見えないけど)/ジョンスメの大セールで買ったセーター
下・Lot 815 Jeans/ Edward Greenの外羽ストレートチップ(マニアック過ぎてセールに残っていたもの)

ジーンズ、今も昔も、「どんな色落ちが好み?」そんな事を考えます。

昔は

「ヒゲが入ってハチノスが入って、濃淡が激しくて!!!」といった、いわゆるゴリゴリとかバキバキと言われる色落ちが好きでした。

おそらく、今もそういう方向性が「ジーンズ好き」では主流。だから、ヒゲやハチノスが入りやすくするように糊を残して洗うとか、洗ったときに糊付けする・・・なんて方法もあるのでしょう。

で、私はどうかというと・・・あまりヒゲやハチノスが入りすぎたものは自分の着方に合わせづらい。

私は、ジーンズでも軍パンでも、基本、シャツやニット、ジャケットと合わせることが多いです。そうなると、「色は落ちてるけど、あまり激しくヒゲやハチノスは入っていない」ほうが合わせやすい。

セルビッジ部分のキャタピラは出ていてほしいな・・・とか思うあたりは、贅沢というか。あれも、知らない人が見れば「脇が変な色落ちしてるよ!」なんて思うのかもしれませんが。

そういえば、一本、色が落ちただけでヒゲ入ってないのあったよな・・・と引っ張り出したのは、昔作った左綾・815。外で草刈りしては、夏の日差しにあたるよう、そのあたりに置きっぱなしにした一本。

この日焼け落ちも好みです。私は結構好き。


と、ここまで考えてみると、世の中に「加工物」と呼ばれる最初から色落ちしたジーンズが存在する理由もわかります。

「今日は上は綺麗だけど、色落ちしたジーンズはきたいな」なんて時。たまたま、草刈りで日焼けさせたジーンズなんか、誰でもが持ってるわけでなし。

かといって、古着もあまり好きじゃないな・・・なんて人には、加工物のジーンズというのが必要なのですね。(おそらく、WORKERSでは今後も作れませんが。生地がキバタの場合、加工するとシボが出て、あまりカッコよくならないケースが多いので)