真剣に試着して顔が怖い
本当はこんな感じ。この日は3PLY Tでした。
先週、出張ついでにルボナーの松本さんにフォレスティエール納品に行ってきました。
フレンチリネンのネイビー。試着しながら「襟はこれ、どうしたらよいの?」と言ってるところ。
オリジナルのフォレスティエールは
「台襟は首に沿おうとする」形です。だから、テーラー襟のように開くにはアイロンしないと形が保持されません。
古着を見ても、アイロンしないで開襟にすると、台襟だけは首に沿おうとするので、身頃の一番上あたりが独特なカーブ(身頃は返ろうとして、襟は返らない方向にいこうとして)になります。
このあたり、ベルルッティが作ったバージョンはそもそも襟の型紙をテーラー襟を棒状にしたものにして、開襟で形が保持されるようになっていました。落ち着いているのはこのベルルッティバージョンですが、WORKERSはオリジナルの独特な形を選びました。
開襟で着たいときは、身頃の上のほう、返り線にしたい位置でスチームアイロン+スチームを切ってアイロン。これで、ほぼ形がつきます。
3 PLY Tは生地がかなり頑丈なので持ちが良い。でも、生地の密度が高すぎて真夏は暑い。実際、松本さんも結構汗だく。
ということで、今年作った2PLY Tは生地の厚み自体は3PLYとほぼ同じ。でも、生地を編む糸が太い分、密度が粗い。だから涼しい・・・を狙いました。自分で着て、今のところ目論見通りです。