早くも(でもコレクションブランドなどに比べれば遅いのですが)16SS、来春夏の製品を作り出しています。
毎度のことながら、とても時間のかかるウォーターベリーのボタンやYKKのオールドアメリカンジッパーを注文しつつ、最初に手を付けたのはGジャン。
久しぶりにベタなGジャンを着たいのですが、もろ90年代っぽい太ピッチボーダーとかに合わせたい。もちろん、シャツタックイン・ネクタイ+Gジャン+スプリングコートという、最近はやりのインナーGジャン的な着方も。
生地は、この秋冬から登場したWORKERSフルオリジナルのそれ。
おかげさまで、初期ロットは7割がた使い切ってしまったのでセカンドロットも作り始めています。
縮率自体はきっちりわかっているとはいえ、生地使いがタテありヨコあり。
それらを勘案して、最終洗い上がりの寸法から逆算して型紙をひいていきます。
ただあくまで机上での計算なのでまずはファーストサンプルを作り、洗って、モデルにフィッティングしてからもう一度、型紙を微調整してセカンドサンプルを作っていきます。そのため、一番時間がかかるので最初に手をつけたのです・・・が、元型を作るのはある意味半年ぶりなわけです。その状態で、いきなり縮率のある形というのも頭と肩が凝ります。
毎回、サンプルの作り始めは「こんなコーディネートを作ってみたい、見てみたい」「この生地・型紙でこの工場で縫ったら今までに無い物ができるのではないか!」という希望・期待半分。
果たして、良い形になるか、組み合わせになるか。そもそも、自分で良い型紙がひけるのか!という不安半分。
そうこうしているうちに、7月の秋冬第一陣納品分もそろそろ検品分が届きだしています。こちらの出荷も待っているので、しばらくは忙しい日々が続きそうです。