http://www.e-workers.net/military/trousers_ghruka1/1.htm
TROUSERS DRILLでは何が何やらですね。いわゆる「グルカパンツ」です。
アメリカものとは違う、基本本縫いで縫われたパンツ。
妙に凝ったウェストのベルト始末や脇・後ろについた補強布の始末。
そして、ウェストにたっぷりはいったゆとりはタック。
似たような考え方で作られたものでもアメリカものではこんな感じに。
SHORTS, MEN'S COTTON, UNIFORM TWILL
http://www.e-workers.net/military/shorts_1956/1.htm
ゆとりはダーツであったり、ピンタックが取られていたり。
目的は同じでも仕様が違い、最終の服に成った時はかなり印象が違います。
そして驚いたのがこの菊穴。
これ以外の所はロックすら使われていないのに、ここだけはアメリカ的仕様というか、「量産向けミシンの権化」のような本菊穴ミシンが使われています。
どうしてもこれだけは無いと大変だったんだろうな~とか、勝手に感慨深くなってしまいます。
古い菊穴=糸がチェーン状に絡んでいる菊穴って訳でもなく、早くからシングルステッチ菊穴もあったようですが、糸変え考えるとやっぱり、このチェーン状の菊穴、通称「本菊穴」なのだと思います。
グルカショーツも撮影したいのですが、機材が届かないので今日はここまで。
続きは機材が届き次第撮影します。