Lot819、はきはじめての感想
やっと少し暖かくなってきました。
まだ、寒さは残るのですがこの時期に成るとダウンや厚手ニットは着たくなくなってきます。
そんな時、スウェットやカーディガンがあると良いのですが・・・このあたりは、来季以降のWORKERSの課題です。
難しいのが、WORKERSで作るならばよそにはない「何か」が必要。
私自身、服が好きなので、自分でわざわざ作るならよそに無い何かが無ければ作りたいと思いません。
それが仕様であり、生地であり、当然価格も含まれます。
「よそとはちょっと違うものが出来ました、でも値段は3倍します」はWORKERSとしてはNGです。
費用対効果というか、それでもどうしてもやりたくて作るものもあるのですが(シャドーストライプとか)まぁ、バランスですね。
で、Lot819というと・・・細身のピケパン。普通の5ポケットなら古着も、現行のリーバイスもあります。
WORKERSならではと言う部分でトラウザーズの型紙を使って作りました。
1月出来上がりにはまだ寒く、やっとはける時期に成ってきました。
量産の前にはモデルのフィッティングをして、微調整もいるので、物としてはOKなのですがやっぱり自分ではいて、またそこから感じた事、考えた事を次の製品に活かしていきます。
今のところ、ほぼ満足。後ははきこんでみてというところです。
ちょっと気に成るのが、袋布。サンフォがかかってた方がよかったかな。
表生地との縮率差で皺が出ています。狙ってやったとはいえ、ちょっと出過ぎたかな。
このあたりは、「これが良い」という意見もあるので一概に「何が正解・不正解」と言えない部分です。
WORKERS、物作り始めて以来クラシックなワークウェアを基本にしてきました。
パンツなら基本ボタンフライ。
でも、少し自分自身の気持ちも変わってきて、「あー、ファスナーのピケパンとかもはきたいなぁ」とか、その時々で感じる事を製品企画に反映させてみました。
腿・ヒップにはそれなりにゆとりがあり、膝・裾はスリム。私が好きなシルエットはこんな感じなのです。