Days...




来季作るTシャツの綿を混ぜる工程を見学してきました。

いわゆる「杢」とか「霜降り」と呼ばれる生地。杢も色々な作り方があるのですが、参考にした見本がおそらく「トップ」と呼ばれる染めた「ワタ」を混ぜる方法。

色糸を作るにも、「ワタ」で染める「トップ染め」。
先に、糸にしてそれを「チーズ」呼ばれる巻いた状態で染める「チーズ染色」
さらに、糸を織機にかける寸前の状態まで形を整えて染色機に流す「ロープ染色」。デニムのタテ糸がこれです。

なとなど、いろいろあるのですが、今回はその中でもトップ。
綿の状態で混ぜ、さらにこの後の工程で、何百本と撚っていきます。それにより、杢の複雑な色が作られていくわけです。


WORKERSでTシャツ?と思われるかもしれませんが、実は私はTシャツもスウェットも好きなのです。好きなだけに、作るとなったら「この生地が欲しい!」と成ります。

もちろん、世の中には生地屋さんが企画してくれた既成の生地もあり、それはそれで品質としては良いものもたくさんあります。ありますが、いざ「色がもう少しこうなってほしい」「編み糸がもう少し細いと」などとしたくなると、糸から作るしかないのです。

当然、ある程度の量を作れないと、綿や糸から作る事は出来ません。なので、ずっと作りたかったのですが、ある程度のロットを売れるかもわからない状態で仕込むので、資金面でも万全の状態でしたい。そのため、今まで力を貯めていたわけです。

この糸作りの工程は、写真・動画に撮って来たので、またTシャツをアップする時に詳細はお見せします。








で、帰りは神戸のかばん屋、ル・ボナーさんに立ち寄り。

店主の松本さん、年こそ20ぐらい?離れていますが、技術的なお話、営業戦略などなど、勝手にWORKERSにも通じるところがあるとこちらが思いこみ、近くに行くたびお話をしに行きます。(もちろん、買い物も)

かばん屋なのか、万年筆屋なのか、カメラ屋なのかわからないあやしい仕事場兼店内。
モンブランのミニチュアボトルがかわいい事。



こちら、中々量産に進まないデイトリッパー型リュック。
革がドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフ。う~ん、シュランケンでこの大きさを取るとなるといくら切り替えがあっても相当革が必要。
いったい幾らになるのだろう・・・と思いながら、欲しいな~と眺めていました。