女暫



先日、人間国宝になった玉三郎。その女暫という演目が9月に大阪・松竹座であります。
これは見るべき!!!

もともと「暫(しばらく)」という演目があり、それを女形がやったら・・・というのが女暫です。

正直、暫はこれといってストーリーがあるような、ないような。悪ものが善人の首をはねようとするところに「し~ば~ら~く~」と主役が出てきて、まぁ、いろいろ見せ場がありつつ最後は悪ものの首をはねて悠々と帰るという演目です。

言葉もなかなか難しいですし、そもそも「暫」という様式を楽しむ物。昔は、いろいろなお芝居の一場面にこの「暫」の趣向を盛り込んだようです。

要するに、スーパーヒーローが悪ものをやっつけてかっこいい!!!で終わりです。

それに対し、女暫は、いろいろと面白みがあるのです。
玉三郎だからこその面白みとも言えるのですが、楽屋落ちネタをぽろぽろ挟みつつ、最後のひっこみも面白い。何を言ってるかもだいたいわかる!

と、こんなことを書くのは昨日、女暫のDVDを見てしまったから。で、「これは生で見たい!」と思うとちょうど9月にやるではないですか。

舞台番が重要な役なのですが、それが勘九郎なわけで、玉三郎との絡みが楽しみです。
ただ・・・このお芝居だけは花道が見えないとつまらない。で、チケット代を見ると・・・高!!!18000円!!! う~~~ん、見たいけどなぁ。