4月納品予定製品、更新しました






http://www.e-workers.net/store/201704/top.htm
4月納品予定製品の詳細をアップしました。
いかにも、画像で伝わりづらそうなのがこの3-PLY-T。今までWORKERSで作ってきたTシャツは、ラフィという短繊維をあえて混ぜ込んだり、カードというそもそも短繊維を落とす工程をしたなかったりと、どちらも短繊維が混じっている、だから目を詰めて編んでもどこかふわっとした風合いが特徴でした。

一本の糸でループ状に編んでいくので、どうしても糸の撚り方向で生地がよれる(斜行)が特徴でした。ちょうど、未防縮のデニム生地が斜めになるのと似たような世界です。

おなじみ、カード糸を使ったTシャツ。
身頃部分、網目がちょっと斜めになっています。
表面は若干毛羽が立ちラフな風合い、伸び縮みする生地。着るときはぐっと伸ばして、洗うとまたきゅっと縮む。これはこれで良いのですが、どうしても風合いがカジュアルです。
そこで、今年はジャケットの中に着るような、もう少し品があるTシャツを企画しました。それが3-PLY-Tです。

身頃の目がタテヨコと直角に交わっている。
編み目が四角い。斜行(シャコウ)が少ない。
Z撚り(左より)の糸を3本、S撚り(右より)することで、お互いの撚る力が打ち消しあう。これで編むと斜行を抑えることができるのです。

綿自体も、グレーが長綿。ネイビー・ホワイトは超長綿。綿の繊維自体が長いので毛羽が立ちづらい。そもそも、3本撚りするための糸が、一本の段階で80番糸。かなり細いので、繊維が長く無いと糸にしたとき切れてしまうのです。

う~ん、いくら言ってもなかなかわかりづらいので、また次回の展示会には現物を持って行ってさわり比べてもらいます。
触ればわかる、3-PLY-Tと19/20単糸のラフィーTの話でした。