次回アップ予定


次回、WORKERSにアップ予定のパンツ。
裏から見るとすさまじいです。
お楽しみに。

女暫



先日、人間国宝になった玉三郎。その女暫という演目が9月に大阪・松竹座であります。
これは見るべき!!!

もともと「暫(しばらく)」という演目があり、それを女形がやったら・・・というのが女暫です。

正直、暫はこれといってストーリーがあるような、ないような。悪ものが善人の首をはねようとするところに「し~ば~ら~く~」と主役が出てきて、まぁ、いろいろ見せ場がありつつ最後は悪ものの首をはねて悠々と帰るという演目です。

言葉もなかなか難しいですし、そもそも「暫」という様式を楽しむ物。昔は、いろいろなお芝居の一場面にこの「暫」の趣向を盛り込んだようです。

要するに、スーパーヒーローが悪ものをやっつけてかっこいい!!!で終わりです。

それに対し、女暫は、いろいろと面白みがあるのです。
玉三郎だからこその面白みとも言えるのですが、楽屋落ちネタをぽろぽろ挟みつつ、最後のひっこみも面白い。何を言ってるかもだいたいわかる!

と、こんなことを書くのは昨日、女暫のDVDを見てしまったから。で、「これは生で見たい!」と思うとちょうど9月にやるではないですか。

舞台番が重要な役なのですが、それが勘九郎なわけで、玉三郎との絡みが楽しみです。
ただ・・・このお芝居だけは花道が見えないとつまらない。で、チケット代を見ると・・・高!!!18000円!!! う~~~ん、見たいけどなぁ。

Shipped






5月受注製品、出荷完了しました。
個人のお客様にはそろそろ届いていると思います。

下記卸先様にも出荷しています。取扱商品は、店舗様により違いますのでお問い合わせください。


関東
Junky Style
東京都墨田区両国4-37-6 中ビル1F
03-3631-8121 
SUPER MAX
東京都町田市森野1-37-8 今村ビル1F
042-722-3204
Rhythm
神奈川県横浜市西区南幸2-10-4望月ビル1F
045-412-6488
Mr OLDMAN群馬県前橋市南町3-48-9
027-289-0153
東海
Spiral
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1385
053-925-6001
HI-DEE'S
静岡県沼津市新宿町7-1
055-925-5857
GREAT愛知県名古屋市中区大須 4-1-6
052-241-7567 
北陸
SUGAR VALLEY 新潟県長岡市城内町2-6-29
0258-38-6252
CARGO
富山県富山市山室27
076-422-5755
近畿
pastime
京都府京都市中京区海老屋町324岡本ビル1F
075-708-5443
Move Clothing
滋賀県彦根市中央町1−8
0749-24-9981
中国
ROOSTER
広島県広島市中区吉島西1-1-4
082-245-1045 
四国
gage
香川県高松市御坊町1-15東側
087-823-6766
INSIST-STACK
愛媛県松山市三番町2-3-5 CIEL BL'D 2F
089-947-5446 
九州
TURRET 14
福岡県北九州市小倉北区馬借1-3-20-201
093-551-2775
FAIRFAX
福岡市中央区大名1-11-22-2F
092-771-6036

American Field Vestについて











http://www.e-workers.net/store/2012_07/e1.htm
http://www.e-workers.net/store/2012_07/e2.htm
http://www.e-workers.net/store/2012_07/e3.htm

ご注文ありがとうございました。
いまさらですが、詳細へのリンクをするのを忘れていたのに気付きました。
ということで、改めて詳細の写真・解説へのリンクです。

WORKERSも品番が増えてきて、さすがに今のやり方の限界が来ているように感じます。
限界解消への第一弾で、少しづつネームの自作を減らしたりと、時間をお金で買える部分は変えつつあります。

だからといって、大まかな写真だけで受注をするのでは買っていただく方に伝わらないでしょうし、今の、しつこい説明は続けたいところです。

以前から、販売ページの体裁を変えようかと思っていました。
イメージとしては、Work Clothingのように、一つの品番の全体像と、その後、深く入っていくという形です。
今は、全体像がフラットに並んで、詳細は、また詳細が並んでいるという状態です。

Storeのトップからどこにでも行ける良さはあるのですが。

Hunting




11月に初ハンティングジャケットを作ろうと思い、仕様や素材を頭の中で整理しています。

素材、よくあるのが「ダック」 それも防水性を高めるため、パラフィンのような加工が入っているもので独特のバリバリした手触りが特徴。

色はアーミーグリーンやベージュが定番。

次に、手触り柔らかな綾織り生地。生地の組織で言うと何と言うのだろうか???生地屋さんに現物持って行って聞かないといけません。色は、ブラウン系のベージュといったらよいのかな。が定番。

去年、バイクを買ってから俄然着る機会の増えたハンティング。モンゴメリーワードのグリーンのものを一番よく着ます。シンプルでも着心地が一番良いからです。

本当は、下にあるような凝ったものも着たいのですが、結局、使わないディテールが多く重い。ガンパッチの中の樹脂?革?が硬化して、ボロボロと獲物ポケットに落ちてきたり。
後、真ん中の一枚、American Fieldのダックはとにかく固い!

で、着た上での不満を解消した一枚を作りたいなぁと思っていたのが春頃。ちょうどそのころ、海外からいつも買ってくださる人から「ハンティング作らないのかい?ビンテージはでかすぎたり、ぼろかったり、かたかったりで着づらくて!」と私と同じような事を感じてるとメールが。

「秋には作るよ~」と約束してしまったので、いよいよ作る訳です。

まず、その予行練習で今月はフィッシングベストを着やすく作ってみたのですが、さて、次のハンティングは素材を何にしようか。個人的には、少し光沢があるような綾織りや繻子が良いかと思います。ダックの粗野な感じより。


繻子と言えば、WORKERSのモールスキンも繻子織りでした。引っかかりには弱いですが、あのしなやかさと風を防ぐ地厚な感じは良いかもしれません。

Days




昨日はショックなことがあったので、少しでも楽しいことを・・・

今週は所要で大阪・東京へ一日づつ出張しました。
「カルバドスで何かロングは?」と聞いて飲んだハーバードクーラーがおいしかったです。

自分が外にまで行って呑むようになったのが30ぐらいからでしょうか。
当然、最初は人に連れて行ってもらい、カクテルの味、色、見た目が好きになり、出張があればあちこち行くようになりました。

断ってから撮るとはいえ、なかなか、初めて入る店ではお願いもしづらいので一向に写真が増えません。
そして、好きなお店ができると他に行かなくなるので、これまた写真の増えない原因です。

この趣味の良いところは、私のカメラ趣味も満たしてくれるところです。
年中、海外にでも行っていれば撮るものもあるのでしょうが、日々仕事ばかりでろくに撮りたいものも無し。

かといって、撮るためにどこか行くのも嫌なら、人を撮るのも興味が無い。

そんな、わがままなカメラ好きにはカウンターのお酒や、夜の街を撮るぐらいがちょうどよいのです。

Wanted



以前、WORKERSで紹介したBIGYANK、ナス紺の山ポケ。
もうひとつ、USNらしきシャンブレー。
さらに、これから紹介する予定だった、USNのシャンブレー(肩にマーキングの共生地がはってあり、胸に刺繍ネームの入ったテープ付き。

以上三枚、どこを探してもありません。
去年の引越の時にはあり、今年の引越の時にはもうなかった・・・ということは・・・どこかに間違えて送りでもしたのかな?

どれも、思い入れのあるシャツばかりなのでとても残念です。

暑い・・・


今日は朝はジーンズをはいていたのですがさすがに暑すぎて、途中着替えて今はこんな格好です。

一度やりだすと、もう戻れませんね・・・さすがに、出張行くときにこの格好はしたくないので、来年は涼しくてもしゃんとしたトラウザーズも作らないと。

今年は、Baker Shortsしか作りませんでしたが、やっぱり夏になると「もう少しハーフパンツを作っておけばよかった」といつも思います。

来年は、トラッドなショートパンツ、俗に「バミューダ」ってやつですね、を一つ。
チノのショートパンツを一つ。
そして、去年作ったEasy Pantsを復活させたいです。自分ではいていて思うのですが、やっぱり涼しくて楽です。

設備投資のお知らせ



欲しいと思ってから早・・・3年ぐらいかな?今までレンタルしていた革の型抜き機を購入しました。
うれしくてうれしくて・・・早速、現在進行中のツールバッグの革部品を抜きました。

これで、いままで以上に本腰入れてカバンに取り組めます。将来、自分で工場やるときはFILSONにもなれるかも!いや、FILSONになっても仕方が無いのですが。

思えば、どうやって革パーツ作ったらよいのだ?と思い、手で切ったりポンチ抜きしていたあの日からだいぶ遠くまで来ました。

重さ1100キロなので、そう簡単には動かせません。

三親切


江戸から明治にかけての劇作者、河竹黙阿弥の本。
三人吉三や、先日ふれた弁天小僧を書いた人です。

黙阿弥の大事にする事が「三親切」があります。
「役者に親切」「見物に親切」「座元に親切」。

・芝居を演じる役者、その人の個性が引き立つようなものを書く。
・当然それは、見物に来る人にとっても楽しいもの。
・そして、見物が楽しんでくれれば当然売り上げは上がり、座元(興行主)も喜ぶ。

このように、あちらも、こちらも立つように芝居を書けば、自分が本当に書きたかったものではないのではないか?と思うものです。

事実、「自分が書きたいもの」に固執して、一度は売れっ子であったのに後に没落する作者も居ます。

黙阿弥は違います。P126を引用すると

「役者が活き舞台が生きれば、それこそ作者自身がほんとうに生きたことではないか。(中略)黙阿弥が忍をもって小我を滅却し、「三親切」の大我に生き・・・」

まさに、これこそ何を作るにしても大事な事。私にとっては「工場に親切」「買う人に親切」「卸先に親切」を目指しています。

・工場の特性にあった、技術が引き立つものを企画する
・それは、良いものが安くできることにもなり、買っていただくお客様にも買いやすい製品になる
・お客様が買ってくださる製品、これは卸先様も喜ぶ

となるわけです。もちろん、自分が無いのではなく、自分が作りたいものをいかに「三親切」を守って形にするか。ここに、本当のプロの技術が入るのだと思います。

一人で仕事をしていると、つい独りよがりで「ただ、自分が作りたいものを作る」となりそうになりますが、そんな時は、この黙阿弥の「三親切」を思い出し、考え直すようにしています。

Waist Coatも新型作成中

Waist Coatも9月登場に合わせて新型を作成中です。
昨年のWaist Coat、一枚で着ることを考え、着丈は少し長め、身幅も絞ること考えて少しゆとりがありました。

一枚で着るには良いのですが、ジャケットの中に着ようとすると少しゆったりして感じます。1サイズ落とすという方法もあったのですが、今年はジャケット38サイズ・ベスト38サイズでちょうど良く収まるよう型紙を1からひきなおしています。

結果、ベストは身幅でシャツとほぼ同寸。ただ、ベストのバストラインはシャツよりも下なので、単純に寸法は小さくなります。

このあたりは、型紙を乗せて説明しないとサイズ選びがうまくいかないので、また、サンプルができ、モデルにきて貰ってから説明します。

Lot721, after wearing 2 years










お待たせしました、二年物のLot721です。
二年といっても毎日着ていたわけでもなく、倉庫作業、農作業、そのほか作業の時だけ着ていました。

年がら年中ワークウェアを着ることはさすがに無くなり、その時々にふさわしい洋服を楽しむようになったためです。

それでも、二年もたつと金属パーツはくすみ、ラベルは色が落ち、ステッチで沈んだ部分には皺が入りと、だいぶ変化が見られます。

洋服を作るのが仕事なので、次から次に作りますが、リアルに考えると人生でカバーオールは1-2着あればよいのだと思います。よほど、毎日着ない限りですが。

そう考えると、「もう今年はカバーオールを作るまいか」とも思うのですが、まだ欲しいと思ってくださる方がいるかな?と思ってつい作ってしまいました。

それでも、一重のカバーオール、ベーシックなものは来年は作らない・・・かな?
ほかに作りたいものもいろいろあるので、このあたりでデニムカバーオールは一度休もうかと考えています。