2013年もありがとうございました



机の上はとっちらかり、頭の中は春夏の量産と秋冬のサンプル作成で一杯ですが、とりあえず今日で今年も終わりです。

先ほど昼食を食べ終えての感想は「今年も何とか続けることが出来た」です。

買っていただいたお客様、取扱いただいている店舗様。
製品を作ってもらっている工場さん、生地屋さん、付属屋さんなどなど。
ありがとうございました。

来年の年末も「今年も続けられた」と思えるよう精一杯頑張ります。

㈱WORKERS
代表 舘野 高史

Days...




来季作るTシャツの綿を混ぜる工程を見学してきました。

いわゆる「杢」とか「霜降り」と呼ばれる生地。杢も色々な作り方があるのですが、参考にした見本がおそらく「トップ」と呼ばれる染めた「ワタ」を混ぜる方法。

色糸を作るにも、「ワタ」で染める「トップ染め」。
先に、糸にしてそれを「チーズ」呼ばれる巻いた状態で染める「チーズ染色」
さらに、糸を織機にかける寸前の状態まで形を整えて染色機に流す「ロープ染色」。デニムのタテ糸がこれです。

なとなど、いろいろあるのですが、今回はその中でもトップ。
綿の状態で混ぜ、さらにこの後の工程で、何百本と撚っていきます。それにより、杢の複雑な色が作られていくわけです。


WORKERSでTシャツ?と思われるかもしれませんが、実は私はTシャツもスウェットも好きなのです。好きなだけに、作るとなったら「この生地が欲しい!」と成ります。

もちろん、世の中には生地屋さんが企画してくれた既成の生地もあり、それはそれで品質としては良いものもたくさんあります。ありますが、いざ「色がもう少しこうなってほしい」「編み糸がもう少し細いと」などとしたくなると、糸から作るしかないのです。

当然、ある程度の量を作れないと、綿や糸から作る事は出来ません。なので、ずっと作りたかったのですが、ある程度のロットを売れるかもわからない状態で仕込むので、資金面でも万全の状態でしたい。そのため、今まで力を貯めていたわけです。

この糸作りの工程は、写真・動画に撮って来たので、またTシャツをアップする時に詳細はお見せします。








で、帰りは神戸のかばん屋、ル・ボナーさんに立ち寄り。

店主の松本さん、年こそ20ぐらい?離れていますが、技術的なお話、営業戦略などなど、勝手にWORKERSにも通じるところがあるとこちらが思いこみ、近くに行くたびお話をしに行きます。(もちろん、買い物も)

かばん屋なのか、万年筆屋なのか、カメラ屋なのかわからないあやしい仕事場兼店内。
モンブランのミニチュアボトルがかわいい事。



こちら、中々量産に進まないデイトリッパー型リュック。
革がドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフ。う~ん、シュランケンでこの大きさを取るとなるといくら切り替えがあっても相当革が必要。
いったい幾らになるのだろう・・・と思いながら、欲しいな~と眺めていました。

ご注文ありがとうございました!


3月納品予定製品、ご注文ありがとうございました。
今集計が終わりまして、これから職だしです。

パターンを印刷(はしてあります)して、部品を注文したり、在庫がある物は数を揃えて送ったり。
地味かつ、毎月「だれか手伝ってほしい・・・」と思う作業ですが、これで間違えると納期遅れの元なので、慎重に作業を進めます。






で、すでに始めている2014秋冬企画。何やってるかこのたりでだいたいばれます。
より暖かく、よりゆったりと・・・が来季の感じです。

この「感じ」。正直、ちゃんとシーズンで考えて作るまでは感じ取れなかったのですが、いざやりだしてみると確実にあります。

なんか大きめが着たいとか、でも肘はちゃんと絞りたいとか。

日々、自分自身も自社の商品、ビンテージ、現行既成品、色々着るのでそこから感じた事をまた次の製品に反映させていきます。


こちらはあまり反映させすぎないように・・・ただでさえ、ランネコ等など危険な水域に来ているので。

イギリスミリタリー系




http://www.e-workers.net/military/coat_duffle2/1.htm


イギリスミリタリー系のコートを二つ掲載しました。
ラウンドカラーが特徴的なダッフル。
もうひとつは、ベーシックな4トグルのダッフル。

正直、今までダッフルコートは着た事がありませんでした。
学生時代も、冬のアウターの話に成り、「ダッフルとかじゃない?」と言われたのに「A-2、それでも寒ければB-15CかD-1でしょう!」とか言っていた原理主義だったあの頃。

その後、車で移動するようになってしまえばこれまたアウター要らず。
ウールに目が行くようになってもショールカラーのPコート、Prisoner Coatと、徹底してアメリカものばかりでした。

それが、徐々にジャケットを着るようになり、ステンカラーコート、マウンテンパーカーといったものをアウターとして使っていましたが「もう少し温かみのあるものが着たい」という思いからダッフルにも興味を持ちました。

で、ダッフルとなれば本場、英国軍物系から。
とにかく厚い。縫製も正直ひどい。しかし、この縫い方しか無かっただろうなという厚みです。
裏地もついていないので脱ぎ着もしづらい。

ただ、独特としか言いようのないラフなかっこよさがあるのも事実です。

このかっこよさを最大限残しながら、裏地を付けて着やすくした物を着てみたいです。

Labels for 2014FW



来秋冬に向けてのネーム、作りだしています。
ネームを作っていると言う事は大まかですがラインナップはすでに決まっています。

来年はTeds JacketもPrisoner CoatもCruiser JacketもRoyal Mountain Parkaもありません。
需要があれば継続して作る製品もあるのですが、どちらかというと、今は、作った事が無いものにトライしたい気持ちの方が強いです。

気持ちで経営してはいけないのですが、まだ、自分がどこまで作れるのか。自分がこれを作ったらどうなるのか、見てみたいのです。

その気持ちのお供がネームで、せっかく作るならそれ「らしい」ネームをつけたいところです。
ただ、何でもかんでも作れるわけではないので、一部をスタンプ式にしたり、工夫しながら進めます。

Delivery







12月納品のUSN Work Shirt, Cruiser Pants、完成いたしました。
以下の店舗様でもお取扱いただいております。

店舗様により、お取扱商品は違いますので、ご近所でしたらお問い合わせいただくか、特定の品番・サイズがある場合弊社までお問い合わせください。


北海道
Dempsey Clothing
札幌市中央区南3条西1丁目12-19 エルムビル2F #203
011-219-7355
関東
Junky Style
東京都墨田区両国4-37-6 中ビル1F
03-3631-8121
SUPER MAX
東京都町田市森野1-37-8 今村ビル1F
042-722-3204
Pheb International
東京都杉並区高円寺南4-24-11-103
03-5929-9757
BROWN&SEEDLING
東京都中央区京橋1-6-7 京橋高野ビル7F
03-6228-6989
Rhythm
神奈川県横浜市西区南幸2-10-4望月ビル1F
045-412-6488
Mr OLDMAN
群馬県前橋市南町3-48-9
027-289-0153
MameChico
栃木県真岡市台町2418
東海
Spiral
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1385
053-925-6001
BLISSWEAR CLOTHING
静岡県静岡市葵区鷹匠1丁目4-1-1F
054-653-4750
GREAT
愛知県名古屋市中区大須 4-1-6
052-241-7567
Cell Number Eight
愛知県名古屋市中区栄3-20-14 住吉ビル2F
052-242-3888
近畿
Uncle John
和歌山県和歌山市狐島601 シマハイツ1F
073-460-9727
pastime
京都府京都市中京区海老屋町324岡本ビル1F
075-708-5443
中国
Sweet Sue
岡山県岡山市北区中山下1-5-50
086-234-5358
四国
RADICAL
高知県高知市秦南町1-3-12 ジョージハウス1F東
088-873-5270
九州
TURRET 14
福岡県北九州市小倉北区馬借1-3-20-201
093-551-2775
Magic-U
福岡県みやま市瀬高町上庄760-1
0944-63-7661
gigile
熊本県熊本市西梶尾町451-1西嶋第2ビル102
096-245-3866
Acoustics
熊本県熊本市中央区新市街12-9 2F
096-354-4484
GOOD NEIGHBORS
鹿児島県鹿児島市住吉町7-1
099-801-8114
Cape Cod
鹿児島県鹿児島市照国町14-13鹿児島県菓子工業組合ビル1F
099-239-1515

819 819


スタンプを打っていてやってしまいました・・・501 501みたいでいけなくもないか?と思いましたが、やめておきます。





こんな感じで一つづつ打っていくのですが、品番・サイズ・レングス と枚数×3になるので中腰が疲れてきます。でも、縫ってくれる人に比べれば大した作業でも無いので黙々と。





この紙、元々は裏のようにもう少し濃い色でした。
私がビンテージの紙の色にこだわったので、ラベル屋さんが一回少し薄くなるように全体に色を刷ってくれて、それから赤で文字を入れています。

本当にどうでもよいと言えば良い部分なのですが、それでも、出来上がったパッチ見て大満足です。
この少し白っぽい感じが私のイメージするいかにも紙パッチなのです。
原点回帰でベーシックなものに興味が移りつつあります。

来秋冬も企画を始めていますが、ジッパーフライの505モチーフ、819のカツラギや色の落ちない生地バージョン。ウールなどなど。
気持ち的にトラウザーから少し5ポケットに。でもシルエットや素材はトラウザーの気持ちを残しているという感じです。