WORKERS 16SS Tシャツについて

ということで、昨日予告した「このアイテムはここを見て!!!」のコーナーです。

3シーズン目になったTシャツ。
生地自体は昨年の19番単糸、編み目の度目(縦方向のループ)を詰めて編んだしっかりした生地。1シーズン、自分でも着てみて厚すぎず、薄すぎずちょうど良いバランス。

厚すぎるとそもそも真夏に熱い。洗濯しても乾きづらい。
かといって薄すぎると体系丸わかりかつ、透ける。
その最適なバランスが今やってる19番単糸14ゲージを新生さん(ニッターさん)で度詰めで編んでもらった物です。

白でも透けません。フォトショップで消してもいないですよ!


で、今年さらに工夫してみたのが肩線をわずかに後ろにずらす事。
画像で見ると・・・



極力首回りが浮かないようにパターンを微調整

Vネックも同じく、肩線を少し後ろにして肩が浮かないように
Crew NeckもV Neckも、襟ぐりが綺麗に体に沿っているのがわかります。
肩線が本来の肩上にあるとどうしてもそこが突っ張ります。
そこで、肩先に向かって少しだけ後ろにずらしているのです。ちょうど、カバーオールなどで肩線が後ろに回っているのと似た感覚です。

この肩線が後ろに着ているのと同じ考え方。

細めのバインダーネック(身頃をパイピング状に生地ではさんで縫う)なのも人間の胸の曲線に生地を綺麗に沿わせてくれるのに一役買っています。



プリントTはお酒・音楽家・雪柄と、ベタな「カレッジ!」とか「ミリタリー!」とかからは少し離れた物を。基本的に、自分の好きな世界観を表現したものです。

Old Fashioned柄の元写真 移転する前のBar High Fiveにて
Old Fashioned柄はアメリカであるお土産品的なゆるい柄を目指しました。
去年、華々しく移転されたBar High Fiveで撮った写真を元にデザインしました。もちろん、使用許可OKはいただいております。

音楽家はスウェットでおなじみの画題。そのままでは面白くないので、カートゥーン風に描けるイラストレーターさんにお願いしたものです。
小さいピアノの上に乗っているのはピーナッツの影響ですね。音楽家スウェットを古着で見た時も衝撃を受けました。あの子供の頃弾いていたベートーベン、モーツァルト、バッハ。音楽室の上の方に居たあの肖像画がスウェットに!
その後、古着を好きになって今度はスヌーピー、ピーナッツ系の古着達に出会い、最後はシュローダーがベートーベンスウェットを着た1枚。これにしびれました。あの時の思いが、今こんな形に成っているのです。


染み込みプリント カレッジ風のブルー色

割れラバープリント


最後、雪柄はビンテージスウェットではおなじみの柄。今でも持ってます。
おととしかな、久しぶりに着てみたのですが・・・う~ん、やっぱり形が。それに、そもそもプリントスウェットにするにはちょっと柄がくどいかなぁ。でも雪柄好きだしな・・・と悩んでいた時に
「そうだ、Tシャツにカレッジ風のプリント色で乗せてみては?」というアイデアから作ってみました。
あえて、3トーンにはしないで1トーンで。
これなんかも、「枯れた技術の水平思考」的なデザイン方法で、柄もある、プリント技法もある、それをちょっと違う組み合わせで・・・という考え方です。
ゲームボーイで育った世代なので、こんな時にも横井イズムが頭を持ち上げます。

う~ん、製品紹介のはずが、なんだか話がそれました。

Uploaded






http://www.e-workers.net/store/201604/top.htm

新年最初のアップは4月納品予定製品達です。
明日から、一品番づつご案内しよう・・・と思います。

今までは、ウェブページに案内したらおしまい!という感じだったのですが、やっぱりブログでも少しづつ紹介した方が良いよなぁと思っています。

その為には、少しづつ他の仕事を誰かにお願いしないといけないので、徐々に出荷手伝ってもらえる業者さんを探したり、各工場にパターンの最終印刷だけ頼んだりし始めています。

今年のテーマは「いかにして、自分しかできない事をするための時間を作るか」です。頑張ります!

新年のご挨拶と、カタログ正誤ご案内


新年あけましておめでとうございます。
本年も、WORKERSをご贔屓・ご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

さっそく、4月納品予定の更新を明日行います。
一つ気付いたのが、Tシャツの生地についてです。
2015年と同じ、19番単糸を使った生地でオンスは杢(グレー・ブルー・レッド)が5.8オンス程度。昨年5.5と表記しましたが、最終、セットと呼ばれる生地洗い行程で若干詰まって、実測は5.8程度ありました。

また、ホワイト・ネイビーが20番単糸、ほんのわずか糸が細く、5.6-7オンス程度。

これを、WORKERS 16SSカタログでは誤って7オンスおよび6.8オンスと記載しております。これは14SS、12番単糸で作ったTシャツのオンスを誤って記入しております。
正しくは、5.6-5.8オンス程度となりまず。

年末のご挨拶

一座高うはござりまするが、年末のご挨拶を申し上げ奉りまする。

本年は念願であった綿からのオリジナルジーンズに始まり、初の製品であるニットまで作成いたす運びと相成りましてござりまする。これも一重に、ご高覧、ご支持をいただけるお客様方。また、弊社製品をお取扱いいただける卸先様の御威光の賜物と存じ上げ奉りまする。

と、口上調は疲れたのでこので。
最近、子母澤寛の新撰組関係の本を読んでいたので、文語調というか、候とか奉りまするが多いこと多い事。ただ、口上はまたちょっと違うというか。こういうのをすらすら書けた、言えた日本人ってすごいよなぁと思うのです。無駄話はさておき・・・

今年もよく働いてくれたパターンの穴あけ


年末も変わらず仕事はしていますが、一応今日が仕事納め。
ただ、家でも特別することはないので31日まで仕事場にはおります。
趣味を仕事にしてしまった大変さ・・・よりはやはり、私の場合楽しさの方が勝ります。

来年はニットの糸つくりや染め。さらに機会があれば、オーガニックコットンの産地インドへも行ってみたいです。マドラスもインド産なので、輸入商社さんに「そのうち行くから現地駐在員さんにアテンドよろしくお願いします!」と頼んであるので、それと綿と両方見られれば最高です。

2016秋冬から登場するチノの新色ビーカー

皆様におかれましては今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、また末永くWORKERSをご贔屓頂き、お見捨て無きようお願い申し上げ奉りまする。

Sold out!


モデル撮影を待つまでも無く、初回ロットが売り切れてしまいました。
お待ちいただいていて、すぐにオーダーいただきありがとうございます。

さっそく、次ロットの作成を依頼しました。
おそらく、来年の春3-4月頃には完成するのではないかと、希望的観測です。

このリンキングニットは、シルクニットタイと同じで納期がなかなか読めない製品です。また、完全なる新製品につき、いつもの布帛以上に、自分が想像もつかない、また経験もしていない何かが起きても対処できるよう、納期以上に一つ一つの工程を確認しながら進めてもらいました。

実際、作業を見るとどうやっても時間短縮のしようが無い作業であり、できる限り多くの在庫を持ってじっくり販売する必要を感じました。
セカンドロットは、ファーストロットよりは少し多めに作り始めています。

今回お買い求めいただけなかったお客様には、今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

縫ってみないとわからない


来年の秋冬は久しぶりにステンカラーを作ります。
ジャケットの上に、ハイネックの上に。ざっくり着られるステンカラー。
以前作ったものはフード付きや、月腰切り替え。今回は、ビンテージのLondonfogなんかである台襟付のデザインにしています。

ビンテージを見てみると、伸縮性の無い生地なため切り替え線がかなり極端な線をしています。台襟は首に沿うように。でも、羽襟は寸法が不足しないように。

身頃の首回り自体、テン巾(前から見た時の首の巾)も広く、アウターとして作られているので台襟は首に沿わせていかないと襟が抜けてしまうからです。

で、さっそくこの形を元に仮縫いしてみると・・・



襟自体は綺麗に返り、台襟のボタン関係も間違いなし。
ただ縫ってみてわかったのが縫製仕様について。

当初、普通のカバーオールのように表・裏を作って最後に台襟で始末を考えていました。仮縫いはちょうどそれに近い縫い方なので縫ってみると・・・身頃の襟ぐり、台襟のカーブが中々きついので難しい。

良く考えれば当たり前で、カバーオールの台襟は時に二本針でラッパ(金具)を使って縫うこともあるようなまっすぐの襟。あれはつけやすくとも、カーブとカーブを同じつけ方はとてもやりづらいのです。

こうなると、N-1でおなじみの先に襟を作って身頃に流し込むという方法がベター。実際実物を見ると・・・やはりそう成ってます。
やはり、何年やっても古着から学ぶことは多いです。

Cotton Sweater


お待たせいたしました、コットンセーターがやっと完成しました。
詳しくはリンク先で。
http://www.e-workers.net/store/spot/knit/ia1.htm

出来上がったばかりなので、モデルに着てもらって撮影が出来ていません。
先ほど、「クリスマスプレゼントあげるからきてくれ!!!(バイト代は欲しいと言ってたセーターだ)」とセーターで吊ったので近日中に来るはずです。

サイズは1サイズ、LARGEのみですが乾燥機にかけると縮みます。(自己責任でお願いします)
普通の洗濯でも冬のファンヒーターの部屋で倒して干すと若干縮みます。
吊干しすると逆に少し縦方向伸びます。

今回の1サイズ、洗濯での縮み/着用での伸びを考えて、WORKERSで言うと14.5サイズ~17.5サイズの方までほぼ着られる寸法を目指しました。

というのも、コットンニットもウールのニットもそうですが、洗濯をするとたいてい縮みます。そのうえで着ると伸びる。これを繰り返して、だんだん目が詰まって寸法が落ち着いていくのですが、最初少し大き目でないとどうしても縮みすぎてしまうのです。
買った時は「ジャストだな」と思ったセーターが洗濯で縮んでベルトが見えるぐらいまで縮んでしまったことが多々・・・なので、今回のセーターは少し大き目に作っています。

サイズ感というのは難しい物で、私自身、モデルにしたセーターを最初買った時は「まぁ、こんなものかな」と思い着ていましたが、時間が経つにつれ世の中がタイトフィッティング気味になりました。その頃は「ちょっと大きいよなぁ」と思って着ていたのが、今となってはちょうど良い。服そのもののサイズも着続ければ微妙に変わり、また自分の体系も変わり・・・

いろいろありましたが、最終的にセーターは少し大き目をざっくり。これが縮んでも大丈夫、リンキングの縫い目にも負荷がかからないので長く着られる秘訣ではないかと思います。