Organic Cotton Muffler



在庫切れしていたオーガニックコットンマフラーが出来上がりました。

すいません・・・またも売り切れてしまいました。
次ロット製造に入ります。

実際、自分でも使ってみました。
良い点。

・チクチク感0
・ウールよりカサがはらないのでバックに入れやすい
・洗濯ネットに入れて洗える&洗うと目が詰まってきて、それがまたがっしり感が出てよい

弱点
・洗った後は皺に成る。軽くスチームアイロンで皺取ってください
・ウールより若干重みがある

私は、この微妙な重みも好きなのですが。
後お値段ですね。マフラーとしては高いです。でも、どうしても普通の糸使うとこの風合いにならないので、特別注文のオーガニックコットン・コンパクト糸を使っているので高いのです。


ニットは作ってみると面白いのが
・編み機
・編みテンション
・編みの仕様
・糸の太さ(番手)、撚り本数

全く同じであっても、Aという糸、Bという糸でテスト編みをするとまったく風合いが違うのです。生地(織物)以上に、糸の風合いがそのまま編地になってきます。

で、作るとなると自分で持っているサンプル、工場で持たれているもの。いろいろ見比べて「こんな風合いが欲しいな」となると、たいてい

「おっと、その糸は特別に作らないと既製糸はない」がほとんど。
WORKERS程度のロットで糸を作れば、どうしても単価は高くなります。
それでも、世の中にニット製品は腐るほどあるわけで「WORKERSならでは」を求めれば、材料を特別に作るのは必要な部分だと思います。

私自身、別に「なんでもかんでも別注主義」ではありません。
求める風合い、どんぴしゃの糸なり生地なりあればそれを使います。
同じ風合いであれば、生地メーカー・糸メーカーが大量に作っているものの方が安価ですし、その分、製品も安価にお客様に提供できる。
大量に作ると、品質がより安定するというメリットもあります(逆に、特殊な量が無い素材は使えないという制約もありますが)

でも、ニット糸は求める風合いを作れる糸が無いんだから仕方がない。という事で、このコットンニットシリーズは糸から別注品なのです。

4月納品予定製品、更新しました






http://www.e-workers.net/store/201704/top.htm
4月納品予定製品の詳細をアップしました。
いかにも、画像で伝わりづらそうなのがこの3-PLY-T。今までWORKERSで作ってきたTシャツは、ラフィという短繊維をあえて混ぜ込んだり、カードというそもそも短繊維を落とす工程をしたなかったりと、どちらも短繊維が混じっている、だから目を詰めて編んでもどこかふわっとした風合いが特徴でした。

一本の糸でループ状に編んでいくので、どうしても糸の撚り方向で生地がよれる(斜行)が特徴でした。ちょうど、未防縮のデニム生地が斜めになるのと似たような世界です。

おなじみ、カード糸を使ったTシャツ。
身頃部分、網目がちょっと斜めになっています。
表面は若干毛羽が立ちラフな風合い、伸び縮みする生地。着るときはぐっと伸ばして、洗うとまたきゅっと縮む。これはこれで良いのですが、どうしても風合いがカジュアルです。
そこで、今年はジャケットの中に着るような、もう少し品があるTシャツを企画しました。それが3-PLY-Tです。

身頃の目がタテヨコと直角に交わっている。
編み目が四角い。斜行(シャコウ)が少ない。
Z撚り(左より)の糸を3本、S撚り(右より)することで、お互いの撚る力が打ち消しあう。これで編むと斜行を抑えることができるのです。

綿自体も、グレーが長綿。ネイビー・ホワイトは超長綿。綿の繊維自体が長いので毛羽が立ちづらい。そもそも、3本撚りするための糸が、一本の段階で80番糸。かなり細いので、繊維が長く無いと糸にしたとき切れてしまうのです。

う~ん、いくら言ってもなかなかわかりづらいので、また次回の展示会には現物を持って行ってさわり比べてもらいます。
触ればわかる、3-PLY-Tと19/20単糸のラフィーTの話でした。

あけましておめでとうございます、次の更新は週末です




あけましておめでとうございます、本年もWORKERSをよろしくお願いいたします。

年末にアップしようと思っていたのですが、風邪ひいて寝込みましたのでただ今、4月納品予定製品の詳細をまとめています。
土曜日にはアップできる予定です。

4月なので、半袖シャツ、半袖Tシャツ、短パン!と真夏のラインナップ。
まだ寒い時期ですが、どうぞご検討ください。

真冬用には来週、またマフラーが出来上がってくる予定です。

来週登場予定!
この冬の出張に自分でも使ってみました。
ウールよりかさが無いのでバッグに入れて置きやすい。首にじかに巻いて肌触りが良い。
かさが無いと寒くないか?と思われますが、意外と保温性もあります。
そして何より洗えること。首回りは汗をかくので意外とこの「洗えるかどうか」が私は気になります。

出張で数日使い、さっそく洗ってみました。わずかに目が詰まった感じですが、大きく縮むことも無く。コットンニットの良さは洗って使ってを繰り返して、独特の目が詰まった感じになるところなのです。もうおととしに成りますが、最初に作ったセーターも洗って着てを繰り返して、目が若干詰まってがっしり感が増しています。

丸首セーターもマフラーの後にできてくる予定なのですが、こちらは納期未定です。

Days


この織機はヨコ糸をシャトルに巻き取る機構が織機についてます。
空になったシャトルは外れて、次のシャトルがリフィルされる。
で、空のは糸が巻かれる。考えた人、すごい。

17FW用に新しく作っているブラックデニム。
糸は毎度おなじみ、綿から別注、アメリカ綿100%・自然ムラの7番糸。
今回、テンションはある程度かけて織ってます。
少し硬めの仕上がり。

WORKERSオリジナルでLot801/802作って以来、やっぱり良くはきます。
雑に扱っても良いし、でも、コーディネートを変えればすっきりも見える。

そうなると、今度は色のバリエーションが欲しくなります。
その一環で、春夏はホワイトを作りましたが、秋冬はブラックが欲しい。
シャツ+ジャケットだと、あまり激しく色落ちしないブラックは良く似合うんです。
ネイビーやブラックのニットと合わせても良いし。



そんなこんなで、10月から進めていた17FWのサンプルもやっと出し終わったので数日休んでおでかけ。と言っても、顔見世に合わせて大阪京都神戸近辺だけですが。

池波正太郎が若かりし日、12月、仕事のけりをつけて年末ちょっと前に行ってたというのを読んで以来「いいな~」と思っていて、自分の仕事の最近は12月下旬に何日か開くので真似して。

今年は南座はやってません。改装中。

中学生の頃、修学旅行で来て以来
「ここは何だ???」と気に成っていた、橋のたもとに立つ中華料理屋。
数年前、入ってみたら普通の中華屋さんでした。
エレベーターが渋い。

池波正太郎のエッセイで必ず出てくるイノダのサンドイッチ
「上にベーコンが乗って」と書いてあるのでこれでしょう。
最近、はっぴいえんどを良く聞いてるので
はっぴいえんど→松本隆→京都 でも良く出て来るイノダコーヒ。
先日、テレビに出てた時もイノダでインタビューしてました
(ここじゃなくて、奥の旧館ですが)

道沿いの店構えが良いんです。こんな感じのお店がやれたらなぁ
ここは火事の後に建て替えたので、今でも出来ない事は無い・・・か?

建て直しの時のレポート。すごく面白いです。
http://www.inoda-coffee.co.jp/99honten/99hon16.htm



木屋町サンボア
寺町、祇園にもありますが、私はいつもここです
この写真、実は前回行ったとき。今はコースターが違います・・・
もうすぐ寺町が出来て100年!記念コースター!
サンボア何周年だったかな?そのパーティーを山口瞳がエッセイに書いてて読みました。
帰りは神戸によってWORKERS専属モデル(でもちゃんと全部お買い上げいただいています)
松本さんに会いに。お元気でした。
Classic FitのBDが一番お気に入りだそうです。
柔らかくて、ゆとりがきっちりあるからかな?
という事で、私の休みはおしまいです。
年末・年始はそろそろ上がり出すサンプルのチェック、カタログ撮影が始まります。

微調整

今日は、一日微調整に明け暮れました。

画像は、チノパンの腰部分。
ここの裏に「腰裏」という布がつくのですが、今までやっていた半身・半身、別々に腰裏をつける場合、多少、上下で差があってもつきます。

上が36.22/下が38.70。差が2.5。差があっても、半身ならば腰裏はつく。
でも、後ろ中心で割りが無い、ぐるっと腰裏をつけようとすると皺が出来てしまう
もう一つアイデアで、腰裏をバイアス(ななめ)に生地を使う。これで、生地が伸びやすくなるのですが、そもそもビンテージはそんなことやってません。

ではどうやってるかというと・・・

縫う人の手加減で何とかしてます
巻き縫いがぐにゃっと曲がってますよね
これを現代で「手加減で!」といっても、中々うまく出来ないので、パターンで再現していきます。

微調整後。
上下の差寸が2ミリ程度。これなら全体でも4ミリ
脇線だけではなく、後ろ中心、さらにダーツのつまみ方も変更してます
これで、ぐるっと腰裏をつけることが出来ます。
ここのところ、ずっと半身の腰裏だった事。さらに、今、ビンテージを見ながら新に型紙を起こしたので脇線が微妙によく無い線でした。

WORKERS日々の業務、その一端。こんなことを工場と相談しながら繰り返す事で、物はすこーしづつ良くなっていくのです。

WORKERSはどうありたいか

昨日、高速道路を運転しててふと思ったのが「WORKERSってどんな風にありたいのか」。でてきたのは


仕事の事を考えるのはだいたい車運転してる時

「気取ってはいないけれど、どこか品があるというか」


それは、物としてもそうですし、販売方法含めた、ブランド?メーカー?の立ち位置、あり方もそうです。

私自身、ゴリゴリに「こんなお店でこんな風に売って、こんな売り場で」とか限定した考えはありません。
色々なお店で、いろいろな売れ方、いろいろなお客様に見てもらうのがWOREKRSらしいなと考えています。

たとえば、RRLのお店見ると「かっこいいな~」とは思うけど、あれやるならRRLが一番うまいわけで、そこをWORKERSが目指してもあまり意味が無い。

それに、家に持って帰ってシャツにしろ、パンツにしろ、ジャケットにしろ。物単体に成った時には、そのもの+着てもらう人がどれだけ似合うかの勝負になる。
今のところ、WORKERSはあくまで「メーカー」なので、物を作る方に時間も、力もかけた方が良いのだと思います。


「上品」でも「丁寧」でもなんでもよいのですが、言葉にすることとても陳腐です。
そういうのは、感じてもらうものでいう事じゃないよな・・・と思いつつ、言わないと自分が何を考え、どうなりたいかも伝わらないしなと思い、悩みつつも書いてみました。

松本さんの着るWORKERS

ルボナー の松本さんがWORKERSを着ていろいろとアップしてくれていましたので解説です。
ちなみに・・・松本さんとは親しいですがしっかりWORKERSはお買い上げいただいています。その分、私もボナーさんの製品は買います。
このあたりが、お互い、「本気で欲しい物じゃないと要らない」なわけで私にとっては企画するときの良い刺激になってます。(どうだ、こんな良い物出来たぞ!欲しいでしょ!って)


シャツはたぶんクラシックフィットのBD。オールドブルックスそのままの薄いオックスのシャツ。
ネクタイはニットタイ。これだけは還暦祝いでプレゼントしたものです。
中に着てるのはCruiser Vestのウールメルトン。ジャケットはツイードのKing Porter Jacket。
下はLot819のサテン。バックにタックがある、ジーンズのようで型紙自体はチノのそれ。

これはBDがデニムかな?ブラッシュドツイルかな?

そして、今度のマフラーも近日行くので納品しようかと思ったら「早く送ってくれ!」とネットで注文が入りました。
ベンタイルのブラックマウンパと。
ファスナー噛まないようにしてくださいね。

WORKERSは地味です。ぱっと見てわかる派手なディテールがあるわけじゃなし。
でも、その人自身の人柄をうまく伝えられる服には成っていると思います。
私自身がもうアラフォー。WORKERSを初めてあっという間の10年でした。作るものもどんどんベーシックに、着やすい物になり。それが良いのかわからない部分もありますが、自分が作るんだから、結局、自分自身の中から出てくるものを素直に出すしかない。
その結果をこうやって見せてもらえるとうれしい物です。