XX-BIGE-Lot.805


昨晩はモデルに出張してもらってパンツのはきくらべ。

ウェストはほぼ同寸、前股上がLot805は1.5-2センチ程度浅い程度。後ろはほぼ同寸あります。
型紙をそれぞれ取って比較もしましたが、腰回りはやはり思った以上に似ています。

ただ、それも当たり前で、もともとLot.805の元にしたLot.805はXXの紙パッチカットオフを解体したものから型を取り、そこに縮率を入れ、サンプルを作り・洗い、最終洗い後の寸法がそのカットオフとほぼ同じようになるように作ったものです。

なので、股上・ワタリといった寸法はXX・BIG Eに似ていて当たり前なのですね。


やはり違いは膝・裾。

XX革  膝22.5/裾21.8
BIGE  膝22.5/裾20
Lot.805 膝19.0/裾18.5

Lot.805は「スリムストレート」の名の通り、あまりテーパードさせず膝ですでに相当細くしています。

バックスタイルは私の好みにより、もっと変えているのですが・・・それはまた次回。

こんな感じで、パターンを取り、寸法を比較し、着用写真・着用者の感想を記録して今自分が作りたいなと思う形に近づけていく作業をします。

一口に「現代のサイズ感、寸法」と言っても、このような作業の繰り返しを行っています。



追記:おつぎはバック。
ご覧の通り、Lot.805(808も)、ヨークの角度・巾をまったく変えています。
XXとBIGEでも違いますね。

今回、型紙取ってわかったのがウェストに向かう脇線の絞り具合。
途中まではミミですが、最後にぎゅっと絞っています。
この絞り具合がXXのほうが強く、ヒップに寸法=丸みが出ているようです。

ただ、個体差、長くはかれて生地の伸び縮みもあるので全部がそうとは言えませんが画像で見てわかる、XXのヒップの丸みの原因はこれでした。

さぁ、次のジーンズのヒップ・バックポケットはどんな形が良いでしょうか。楽しい悩みです。

2014SS サンプル進行中、毎度営業に悩み中



10月の来春夏展示会に向けてサンプル絶賛進行中です。
後一型、ジーンズを出せばサンプル依頼自体は終わり。

ここから、出来上がったものをチェックしたり、撮影したりが始まります。




で、毎度悩むのが「営業」です。

展示会をするからには、一人でも多くの方に見てもらいたい。
これは、卸先様も顧客様にも同じです。

買う・買わないは別にして、やはり作ったものは見てもらいたい、そして意見をもらいたいです。



普通、ブランドになれば
「今季のテーマはミリタリー。そこに春らしいビビッドな色を落とし込み・・・」みたいなわかりやすい説明があるのですが、WORKERSの場合テーマはアイテムにより違います。

あるものは、マッキノークルーザーとバトルドレストラウザーズを合体させたもの。
あるものは、ミリタリーチノを少し現代的な寸法・シルエットに変更したもの。

全体を通してのテーマというのはあまりなくて、それよりも、単品ごとにデザインソースがあったり、作る意義・意味があったりします。

で、最終的にWORKERSが何を作りたいかと言えば

「ベーシックな服を、古着で面白い!と思う服。それをできる限り生産現場に突っ込んで品質高く、手ごろな値段で、国産で作りたい」になります。

生地を選んだり、作ってもらったり。型紙をひいて、仮縫いしてみて、作ろうとする服のエッセンスを残し、少し現代的にフォルムを変え。
ミシンやラッパ(金具・アタッチメント)を指定して、古着の持つ合理性を取り入れて。

う~ん、毎回文字にすると固い!
もっとキャッチーで「お!見てみたいかも!」と思われるようなアプローチを考えます。

Champion Shirt, Blue Chambray, Faded


9月納品予定のチャンピオンシャツ。
この春先に納品した分を自分で着たものです。

毎日までは着ていません。洗濯回数にして7-80回程度。
とても綺麗な色になってきました。

さすが、インディゴ染めの糸を使ったシャンブレー。最初はそっけないまでのブルーがここまで色落ちします。

各所をチェーンステッチ、またシングルでもごく小さいピッチ、すべて細い綿糸で縫う事で、立体的なでこぼこが出来、その部分が色落ちしています。


この数年、シャンブレーシャツはブームでした。
ワンウォッシュの状態では、正直、WORKERSの物も、1980円で売ってる物もそれほど違わないかもしれません。

でも、洗って着こめばやはり違うと私はこのシャツを見て感じます。
どちらが良い・悪いではなく、設計の目標が違うのです。

反応染料で色糸を染めたシャンブレーを使えばもっと価格を下げる事は出来ます。
各部の縫いにこだわらなければ、もっと安い工賃で作れるかもしれません。

それでも、WORKERSのワークシャツは、いわゆるビンテージと呼ばれるワークシャツと作り方(ミシンや縫い方、生地の作り方)
を近付けています。

着こまれたビンテージを見て「いいな!」と感じる風合い。
これを、WORKERSのワークシャツも着こんだ後に、同じように感じられる事を目指しています。







レーヨンのネームは縮み、その下のサイズネームのコーティングははがれて見えなくなりつつあります。







ワンウォッシュと比較するとよくわかります。
あのどす黒い、そっけないチャンピオンシャツがここまで色落ちするのです。
もちろん、加工でありません。

ぜひ、WOKRERSのワークシャツ、お試しください。



追加:可変減光フィルターという光を減らすフィルターを使って、レンズ開放で撮ってみました。
いつもは、レンズは絞る(全体にピントが合う)で撮っているので、WORKERSらしい、説明的な写真ですが、たまには開放、派手にピントが合う・合わないがある写真で。勝手に「美味しそう系写真」と言っています。




Big E







お次も懐かしのBig E。化繊糸が使われつつ、部分的に綿糸も。
一般的に「Big E=コアヤーン(化繊の芯に綿を巻いた糸)」と言われていますが、どうみても化繊だけに見えるギラギラした糸も使われていたり、逆に、どうみても綿糸も使われていたり。

シルエットは一見先ほどの革パッチとかわらなそうですが、やはり少しだけ膝・裾が細いです。
今回、たまたまほぼ同寸のウェスト寸法の製品が手に入ったので比較がしやすいです。

明日は以上二本の型紙を実物から抜き取って寸法を比較してみます。
ただ、ご覧の通りのねじれ曲がったキバタデニム。完璧に寸法を取るのは至難の業です。
その作業から、XXの特徴、Big Eの特徴をつかみ取ろうと思います。

XXにしろ、Big Eにしろ、借りて寸法を取った事はありましたが、改めてCADを使って出来る限り精密に寸法・形を調べます。
手持ちの紙パッチカットオフも含め、ジーンズの型紙を再度、勉強します。


そもそも、この再勉強を始めたきっかけが、Lot808/815/805と作ってきて、自分なりに今、満足できるシルエットというのは完成しました。

ベースは紙パッチのXXから、何回も修正を重ねたので、今ではそこからかなりかけ離れたものになっています。

そこでもう一度、原典(たしかに原点というよりは原典ですね、我々アメカジ世代にとっては)に立ち返り勉強してみます。

懐かしい感じ






超ベタに、ジーンズの神様、革パッチです。
センターループずれってやつですね。

前・後ろ股上は深く、そこそこ裾幅・膝は広く。
先日、納品したLot.805とは違う、中庸なシルエット。

これをそのまま作ろうとすると「レプリカ」になり、なにもWORKERSがやらなくてもそこを目指している、目指していたメーカーはたくさんあります。

それよりは、このオリジナルが持つエッセンス、どこを取って、どこを変えるか。
これから、一部解体をするので、その前に撮影しておきました。

この後、ウェストベルトが二本ともチェーンのビッグEも撮影します。
仕様、シルエットの違いを改めて勉強してまた新たなジーンズが作れればと考えています。

Lot.805 ご紹介いただきました





Lot.805 ご購入いただいたお客様にご紹介いただいております。
だいぶ、ほめちぎっていただいているので恥ずかしいです。WORKERSはたぶん、そこまでメジャーには成れなような、成らないような。でも、喜んでもらえる製品を作れてうれしいです。

WORKERSは口コミに頼るしかありません。
お客様が応援してくだされば、もっと様々な製品を作ることができます。

ぜひ、ブログ・Facebookなどでご紹介ください。良い事ばかり書かないで、良い点・ここはちょっと・・・という点も教えてください。





ということで、自分でも着ています。

少し短め、軽く折ってくるぶし丈ぐらい。
今日は雨なのでKUDUというオイルがべたべたの革で作られたインディーブーツ。

余談ですが、靴、好きで色々合わせてみますが私はやっぱりALDENのトゥルーバランス・モディファイド・バリーのラストが足に合うようです。
レイドン・アバディーンラストははいて6-7時間は良いのですが、それ以上経つとどうしても痛くなります。

トリッカーズのカントリーブーツ、ローク、バーカーあたりも同じく。足の裏、土ふまずのあたりが痛くなります。木型にもよると思いますが、買ったものは私には合いませんでした。

靴はメーカー云々よりも、やはり足にあっているかどうかですね。35にしてやっとそれがわかりました。
でも、足に合っているかは一日はいてみないとわかりません。それなりに投資して初めて自分の足に合う靴がわかるのだから、靴というのは選ぶのが難しいです。
話がそれました。




マイケルジャクソンではありません。
インターバル撮影なので、大股開きでパソコンの画面をいじっている一枚。
太もも・ワタリは太く、膝から下が急激に細くなっているのがよくわかります。

ということで、Lot.805、絶賛販売中!なのですが、早くも端のサイズの在庫が少なくなってきたような。

ちなみに、今後のジーンズ作成予定、皆さまの応援をいただければ(あんまり言うと、当代猿之助みたいに「お金を払って見に来るのが応援です!」という下品な表現になりかねないので、このあたりにしておきます)
来春夏・秋冬と作る予定ですが、Lot.805は作りません。
出し惜しみという訳ではなく、805をはいてみて、また違ったテイストの物が欲しいと自分自身が感じるからです。
そうやって、少しづつ製品のラインナップを増やしていければと思います。

Work in progress...New Bag, and...



新作バッグの設計図です。

どうしてもカバンは似たような形をしたパターンばかりなのでこんな感じでどうやって組み立てるのか一覧を作っておかないと訳がわからなくなります。

で、一応の縫う順番を考えて、でも実際には現場であてがいぶちでやってみないとうまくいかない部分も多々。いくら机上で厚みを考えて、縫い代を分散させたりしていても、やってみると中々そう簡単にはいかないのです。





そして、久しぶりにニュースペーパーバッグを作ります。WORKERS創業のきっかけになった製品。
思いでもひとしおです。

だいぶWORKERSも日和ったので(いや、変化したと言いましょう、良いように)つい、かわいい色で企画してしまいました。

底当てを追加したのでこれがうまく巻けると良いのですが。

Messenger Bag




展示会以来使っていたMessenger Bag。
だいぶやれてきました。

革はイタリア・ワルピエ社のブッテーロにさらに油を多く含ませたマレンマ。
独特な赤茶色が時間共により深い色に。

最近の革は表面に顔料、ペンキのようなものを塗ってしまい、革なのか、合成皮革なのか分からないものが多いです。というのも、顔料を塗ってしまえば、とりあえず革そのものの傷は見えなくなってしまうからです。

このマレンマはそういった処理をせずに、染料で染め、表面の化粧はごく薄。
そのため、傷は付きやすいけれど革本来の味わいは他には代えがたいものです。

パラフィンダック(帆布)の本体、真鍮の金具、どれも革と共に風合いが変わりつつあります。
もうしばらく使って、次回からは展示会の見本にしようと思います。


そして805、レングス調整中。早速はきこみます。最近、トラウザーズが多かったのでジーンズをはきこむなんで久しぶり。
ふくらはぎがかなりのフィット感ですが、キバタで今は縮み切っている状態。おそらく、人間から出る湿気と動いた時のテンションで生地がある程度伸びるでしょうね。

一週間ぐらいはいて、皺を覚えたころが楽しみです。

Stocks





シーズン始まりと言う事で、久しぶりにたくさんストックも作りました。
ネクタイは売れなければ一生かけて使うので良いのですが、サイズがあって自分で着られないものはどこかに嫁いでくれればうれしいです。

取扱店様からの「売れちゃったから追加で!」もお待ちしております。
早く寒くなって着られる時期が着てほしい・・・なんて思ってるとすぐ来るのですが。

http://www.e-workers.net/store/stocks.htm

1st Delivery , Fall Winter Items







暦の上ではディッセンバー・・・じゃなかった、まだオーガスタですが、ついに秋冬物納品開始です。

個人的にはLot805の劇的な膝から下のフィット感が癖に成ります。

以下、お取扱店様にも出荷予定です。
お取扱いただく商品は店舗様により違いますのでお問い合わせいただくか、特定の商品を探されている場合は弊社にもお問い合わせください。
取扱予定店舗様をご案内いたします。


北海道
Dempsey Clothing
札幌市中央区南3条西1丁目12-19 エルムビル2F #203
011-219-7355
関東
Junky Style
東京都墨田区両国4-37-6 中ビル1F
03-3631-8121
SUPER MAX
東京都町田市森野1-37-8 今村ビル1F
042-722-3204
Pheb International
東京都杉並区高円寺南4-24-11-103
03-5929-9757
Rhythm
神奈川県横浜市西区南幸2-10-4望月ビル1F
045-412-6488
BROWN&SEEDLING
千葉県柏市中央1-3-23
04-7103-8135
Mr OLDMAN
群馬県前橋市南町3-48-9
027-289-0153
東海
Spiral
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1385
053-925-6001
HI-DEE'S
静岡県沼津市新宿町7-1
055-925-5857
BLISSWEAR CLOTHING
静岡県静岡市葵区鷹匠1丁目4-1-1F
054-653-4750
GREAT
愛知県名古屋市中区大須 4-1-6
052-241-7567
Cell Number Eight
愛知県名古屋市中区栄3-20-14 住吉ビル2F
052-242-3888
北陸
SUGAR VALLEY
新潟県長岡市城内町2-6-29
0258-38-6252
matin
富山県魚津市上口一丁目4-21 
0765-22-9221
近畿
McFLY
大阪府大阪市西区北堀江2-2-19
06-6585-7173
MAPS
大阪府堺市堺区五月町1-1
072-222-5459
Uncle John
和歌山県和歌山市狐島601 シマハイツ1F
073-460-9727
pastime
京都府京都市中京区海老屋町324岡本ビル1F
075-708-5443
ERUPTION
兵庫県西宮市門戸荘17-64
0798-52-0880
TAKE OFF
兵庫県神戸市須磨区前池町3丁目4-1 ビバタウン板宿内1F
078-735-0820
PLANTZ GARMENT WORKS
兵庫県神戸市中央区元町通5丁目7-4セイシェル神戸1A
中国
Sweet Sue
岡山県岡山市北区中山下1-5-50
086-234-5358
ROOSTER
広島県広島市中区吉島西1-1-4
082-245-1045
四国
gage
香川県高松市御坊町1-15東側
087-823-6766
INSIST-STACK
愛媛県松山市三番町2-3-5 CIEL BL'D 2F
089-947-5446

九州
TURRET 14
福岡県北九州市小倉北区馬借1-3-20-201
093-551-2775

gigile
熊本県熊本市西梶尾町451-1西嶋第2ビル102
096-245-3866
Acoustics
熊本県熊本市中央区新市街12-9 2F
096-354-4484
GOOD NEIGHBORS
鹿児島県鹿児島市住吉町7-1
099-801-8114
Cape Cod
鹿児島県鹿児島市照国町14-13鹿児島県菓子工業組合ビル1F
099-239-1515
United States
INVENTORY Newyork Store
12 Extra Place, New York, NY, USA
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Canada
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45 Powell St., Vancouver, BC
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