WORKERS BDのこだわり

こだわり!というと恥ずかしいのですが、WORKERSの考えるBDの仕様についてご案内します。


袖口開き部分の切りこみ・地縫い



開きの作り方。
まず画像はWORKERSのBDの開き。縦方向のみ切りこみが入り横方向には切りこみが無いのを覚えていてください。




某アメリカンブランド
現行品の某アメリカンブランドです。
開きの部分、横に向かって切りこみが入っています。これが剣ボロを挟み込むぎりぎりの位置まで入っています。

確かに、このほうが作るのは早く、アメリカ的なゆったりとしたシャツであれば開きにそれほどストレスもかからないのでOKなのだと思います。
でも、私としては少し怖い。ぎりぎりまで切りカマが入っているので、本当ならばカンドメを入れたいぐらいです。ただ、BDなのでそういう訳にも行かず。そこで、先ほどの横に切りこみを入れないやり方です。







WORKERSのボタンダウン、Lot20


 縦にのみ切りこみが入り横には入れていません。
剣ボロステッチの入っている位置、矢印の位置から地縫いのかかっている位置まで1センチ弱ですが距離があるのがわかります。縫い代があるということです。

そのぶん、剣ボロの地縫いの具合を調整したり、そもそも、地縫いが増える分工程=時間=コストはかかります。それでもやはり、ある程度袖も短く、フィット感の高いBDを作りたいのでここはこだわりたいところです。


はぁ、「こだわり」というのが恥ずかしいので言わないようにしていたのですが、最近「それは言うべき!」とあちこちで言われ、また工場さんにももっと楽な方法があるのに、あえて「この方法で」と指定するからには言わなくてはと思い「こだわり」を説明してしまいました。

先日納品したLot20、もしお手元にありましたら開きの裏の部分をそっとご覧ください。