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所用で関東にいくついでに、細野晴臣企画展『細野さんと晴臣くん』を見てきました。


会場。毎日、この横通ってましたが、中がこんなだとは全く知らなかったライフスナイダー館。


種類の問題か?気候の問題か?もうアジサイが咲いてました。うちの周りはまだまだ。




展示は、はるか昔に晴臣くんが書いたノート。それに、今の細野さんがコメントを入れるというもの。

内容は、漫画、イラスト、好きだった音楽のアーティストや曲の羅列。

アメリカに強烈なあこがれがあって、キリスト教系=アメリカのイメージで立教を自分で受けたそうです。

「アメリカへの憧れ」は本当に強烈だったようで、だから大瀧詠一と育った場所が違えど、あれだけ共鳴したのだろうなぁと感じました。


私も、たまたま高校が細野晴臣&高橋ユキヒロと同じ。

私の場合はあちらを落ち、こちらは受験あきらめして立教にたまたま入り、たまたまYMOが好きになったら、卒業生が2人も居た・・・という話。


ただ、YMOを知ればしるほど、彼らは私とは生まれが違う。環境が違うし、才能も違う。

曲を聴けば、メロディもベースも、とてもシンプルなので音は取れる。
頑張ってバイトしたり、祖父母に出してもらったりして、マックのLC630とSC-88VL、簡単なシーケンスソフトでYMOの真似事をしてみたりしました。でも「真似じゃ一生やって食べていける」とは思えず。

後から考えれば、徹底的に真似からすべてが始まるのですが、高校生の頭ではそれが理解できませんでした。

大好きだけど、自分にはできないなぁ・・・と、自分にとっては楽しいけれど半分つらい思い出がYMOなのです。



毎日、この2階の奥にある学食で。チキントマトソース煮定食を食べながら

「まともに就職なんて自分は出来ないだろうし、何をして生きていけばよいだろう」

と悩んでいたのを思い出します。バイトしてA-2買って、そこから何が生まれるのか、当時の自分にはさっぱりわかっていませんでした。