WORKERS 2026年1月デリバリー製品・予約受付中

 






https://www.e-workers.net/store/202601/top.html

WORKERS、早くも2026春夏の受注が始まりました。今月は・・・

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-WORKERS定番、タックイン・タックアウト、両方対応のModified BDのフロントを6ボタンにした、Modified 6 Button BD (ボタンボタンダウンだからちょっと変なのですが)

-オフィサートラウザーズ、裾幅18センチのスリムと、21センチのレギュラー。仕様をいつもと変えつつ、別注のインディゴヘリンボン・WKS Covertも。Lounge Jacketとセットアップ。

-なんでもないロンT」。1枚でインナーにも、中にTシャツ着てアウターとしても。2 PLY T LONG SLEEVE

-Lounge Jacket、見返しを身頃にたたきつけて、「カバーオール」的なジャケット。洗って育てられるジャケット。

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というラインナップ。

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やはり、今月のインパクトがあるのははTCB・井上さんがモデルになってくれたLounge Jacketかな?

別注で作ったヘリンボンも

「表から柄がはっきり見えない、洗いこんで柄が出てくる、育つヘリンボン」で自信作です。

Officer Trousersでもこの生地は使っていて、Lounge Jacketとセットアップも出来る。

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Covert Clothも別注で作って、より杢・10オンス。ビンテージのストライプ系のCovert生地の「無地部分」だけを再現したもの。

ジャケットといっても、普通に洗える、カバーオールみたいなジャケットです。

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受注期間は10/10まで。お届けは2026年1月下旬ごろの予定です。

857 Black

 







やっと着られるGジャン。

今日の恰好は

-857 XX Black

-3 PLY T, Regular

-801 White

-Converse, OX, Black

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人生初、ホワイトジーンズをはくようになったら「モノトーンなら組み合わせ楽だよな」とサードのブラックを上に合わせてみました。

う~ん、楽かつすっきり見える。こういう組み合わせ、はるか昔に名古屋の路上で若い女性がしているのを見ました。

WORKERSのブログを延々さかのぼれば出てくるかも。確か、白いズボンに黒いゆったりしたニット+スエードっぽいハットだったかな。

それに大きめリュックを合わせて。

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メモやイメージボードを作れば早いのですが、それをやりすぎると、「この組み合わせは鉄板」的なマンネリにとらわれる。

なので、自分の頭にず~っと残ってるイメージ、それが今日何があるのか?この思い出す時間が意外に必要。

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ファーストのシルエットで作ったサード。未防縮なのでねじれまで出ています。サード独特なウェスト絞りが無い。今日はTシャツの上なのでかなりゆったり。

もう少し寒くなったら、RAF Sweaterやシャツ+薄手セーターの上にこのサード。その上に、WORKERSと言えばのBal Collar Coatも良いなぁ・・・などと妄想しています。

サードはあと1枚だけ、38サイズが在庫にあります。

https://e-workers.stores.jp/items/6896ed0de4567ce1c5ed161f

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ブラックがもう少しグレー味がかってくるぐらいまで洗って。下のホワイトがちょっと汚れたぐらい。そんな風に育つのが楽しみ。

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さすがに、中のTシャツまでモノトーンもなと思ったり、そもそも、朝、黒Tが見つからなかったので適当にカーキ?オリーブ?の3PLY T。

真夏の暑さ対策で、展開を2PLYに変えましたがこの時期になると全く形崩れしない3PLYもやっぱり良い。

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足元は久しぶりにコンバース。これは確かアディクトだったかな?白も合わせてみましたが、あまりにさわやか過ぎたので黒に。

801XH 耳色の混在について

 


10月納品の801XH、一点ご案内があります。

本来、ヨコ糸に6番を使ったXH生地(14.75オンス)は白耳で作成する予定でした。

が、今回、織り機に対して2ビーム(2ロット)に分けて作成をしたところ、以前も一度やってしまった「間違って青耳」を1ビーム作ってしまいました。

ある意味、ロットごとに耳色が違うので、裁断の時に絶対混ぜない。1着あたりでの色はばっちりそろってはいます。




単位当たりの生地重さも誤差1%以内なので、間違いなく、ヨコ糸は6番を使っています。

ヨコ糸の本数も幅なりで同じ。真ん中にある色糸部分を耳部分に持っていくか・いかないか、だけが違いとなります。

出来上がりは、801XH Buckle Back/ 801 Crotch Rivet、それぞれにランダムに出ている状態です。

申し訳ありませんが、出荷時に、どちらの耳色をという指定は承れません。

本件、気になるようであればキャンセルは承ります。
キャンセルご希望の場合、9月末までにご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

ロングハンドルを手持ちすると・・・

 





お客様からロングハンドルを手持ちするとどんな感じか?とお問い合わせがありました。
身長180・・・は嘘で、167センチの私が持ってこんな感じです。

手が短いから床につかないんだろう?ほっといてください。

床にはそう簡単につきはしないかな、という寸法。その分、冬のダウンとか着てると肩掛けもきつそうな寸法ではありますが。

ちなみに、今日の恰好は・・・
-6 Button BD, Blue Myconos
-Baker Trousers, Trace MIL-838-D
-J.M.Weston, Golf

6ボタンBD、タックインするには落ち着く長さ。
首の「ぐわっと」開くのは好みが分かれるでしょうね。

あと、Modified BDとネック周りは同じなのに緩く感じる。それは当たり前で、身頃第一ボタンの位置が低いから、「わっか」としての寸法が大きい=緩く感じる。
台襟を止めてしまえば同じ寸法になるのですが。

ベーカーはギリギリ硫化時代のものかな?いや、スレンだったか・・・何本も自分でも買っては穿いてるので定かではなく。落ち具合からすると硫化かな?

私が20代後半ぐらいはスリム全盛だったので、こういうぶっといズボンを穿いていると珍しかった。特に、児島で勤めていたので、周りの若者たちは妙に「時代感」に敏感。そんな中、ぶっといチノパンやベーカー。あげくボタンダウンシャツ、オールデンの短靴とか着てると浮くこと浮くこと。

ただ、ほめてもらったのも覚えています。まだ勤めをしてたころ。その日もパンツ・シャツ、オールデンのストレートチップ穿いて裁断仕事していました。
自分としては、Men at workのあの写真で見た世界の中にいる人。

で、勤め先のお客様、聖林公司の企画の方に「いい靴履いてるね!」と通りすがりに言われました。いや、今思うとオールデンほめられただけか?

まぁ、良い思い出なので、全体をほめられたという事にしておきましょう。靴だけ良けりゃいいって話ではなくて、あの若かりし日の私は、たぶん輝いていた「はず」です。

私の根っこはアメカジ。ジーンズ、フライトジャケット、スウェット、Gジャン。そこからワークウェア、カバーオール、ワークシャツ、ワークパンツでした。
20代後半、そこから一歩踏み出して、アメトラや1920-30年代のクラシックに興味を持ち、色々着て、考えて。そうやって、あっちにフラフラ、こっちにユラユラして来たから今の自分があります。芯は「服が好き」というだけで、テイストは色々。

細野晴臣聞いてて良いなぁと思うのも「音楽好きなんだろうな」というだけで、ジャンルはゆーらゆらしていること。芯があれば、あとは何でも自分の気持ち・興味の赴くまま、自由に生きていきたいす。


A customer asked how it feels to carry the long handle.
I'm 167 cm tall , and this is how it looks when I hold it.

My arms are short, so it doesn't touch the floor? Leave me alone.

It's designed so it doesn't easily touch the floor. That said, it might be a tight fit over your shoulders if you're wearing a winter down coat.

By the way, today's outfit is...
-6 Button BD, Blue Myconos
-Baker Trousers, Trace MIL-838-D
-J.M.Weston, Golf (latest one, looks like Paraboots)

The 6-button BD has a length that feels just right for tucking in.
The wide-open neckline is probably a matter of taste.

Also, even though the Modified BD and the neck area are the same, it feels loose. That's natural because the position of the first button on the body is low, so the size of the “loop” is large = it feels loose.
If you fasten the stand-up collar, it will be the same size.

Are the Baker trousers from the sulfur era? No, maybe they were slen... I've bought and worn so many pairs myself that I'm not sure. Judging from the way its fade, maybe they're sulfur?

In my late twenties, slim-fit pants were all the rage, so it was rare to see someone wearing thick pants like these. I worked in Kojima, where the young people around me were strangely sensitive to “the spirit of the times.” In that environment, wearing thick chinos and Baker pants, and to top it off, button-down shirts and Alden shoes, made me stand out like a sore thumb.

However, I also remember receiving compliments. That was when I was still working at sewing factory. That day, I was cutting fabric wearing pants, a shirt, and Alden straight-tip shoes. 
I felt like I was in the world I saw in that "Men at Work" photo.

Then, a client at my workplace, a planner at Seirin Corporation, said to me as he passed by, “Nice shoes!” No, now that I think about it, was he just complimenting my Aldens?

Well, it's a good memory, so let's just say he complimented the whole outfit. It wasn't just about having good shoes. Back in those younger days, I was probably shining. 

My roots are in Amekaji. 
Jeans, flight jackets, sweatshirts, denim jackets. From there, it was workwear, coveralls, work shirts, work pants.
In my late twenties, I took a step further, becoming interested in American traditional and 1920s-30s classics. I tried wearing different things, thinking about it. That's how I ended up here, drifting here and there. My core is simply “I love clothes,” but my tastes are varied.

What I like about listening to Haruomi Hosono is that he just seems to love music, regardless of genre. If you have that core, then everything else should be about following your feelings and interests freely.

Leather Handle Tote Medium受注について





お待たせしました、やっとレザーハンドルトートのMサイズの納期が出ました。

9月末完成予定、10月初旬発送。本日より、9月末までStoresで予約注文も受け付けています。

 https://e-workers.stores.jp/

卸先様にも順次ご連絡・受注を始めており、卸先様にも10月初旬には納品の予定です。

今回はハンドルが手持ちのショート、肩掛けのロングの2種類。

ボディは前回同様、4号帆布。底まで4号なのでガッチガチで自立します。





脇部分は耳は使わず、お互いの切り端を互い違いに折って縫い合わせています。

ここが厚みが出て「骨」のような役割をするので、中に荷物が入ってなくてもしっかり自立します。


持ち手は、伊藤登さんのサドルレザー。ベースは栃木レザーです。

一口に「栃木レザー」の「サドル」と言っても、伊藤さんのような革屋さんにより微妙にスペックが違うようで、表情が違います。

伊藤さんのサドルは革の繊維ががっちり締まってる。表面は少し光沢感がある仕上がり。表面の光沢もをやりすぎると、革なのか、合皮なのかわからなくなる。そこの匙加減がうまいのです。


縫製の腕の見せ所、角の三角。工場さんがハイポストを駆使して縫ってます。

運針をもう少し本家風に広げようかとしたのですが「それだとどうしても綺麗に縫えない、目が踊る」という事で、本家より細かめ。日本的なものつくりですね、このあたりは。

外ポケットは表・裏、両面につけています。
iPhoneがばっちり入るサイズ感。

9月納品・デリバリー

 https://www.e-workers.net/store/202509/top.html









9月納期製品、先週卸先様に、昨日WORKERS直接ご注文のお客様に発送いたしました。

今月は出荷が多くてありがたい!でも大変でした。


・我ながら、加工がとてもよくできたウェスタンシャツ
・半定番、厚手のコットンセーター。今年は新型サドルショルダーとロールネックのRAFセーター。ジャケットにGジャンに、冬のインナーに最適


・ホームベース型のポケット、フロントジッパーのワークパンツ
・そのワークパンツとセットアップのカバーオール


・新型、WOREKRS Jacket。テーラードでも、カバーオールでもない。カジュアルとドレスの間をつくジャケット
・WORKERS Jacketとセットになる、WORKERS Trousers。チクチクしない、全面に貼った裏地がポイント


我ながら、どれも自信作です。個人的にはウェスタンシャツと、サドルショルダーNavy。WORKERS Jacketのチェック、WORKERS Trousersのフランネル。カバーオールのデニムを注文しました。

例によって自分注文が多すぎるのですが、自分が好きな物を作ってるのでどうしても注文も多くなる。着て気づくことも多々あります。


WORKERSへの直接ご注文はジャケットとトラウザーズが圧倒的に多かったです。新作を作って反応をいただけると嬉しい半分、「やっぱり定番だけじゃダメで、これからもアイデア出るか?」という不安半分。

まぁ、まったく新しい何かではなくて、ありそうで無いもの。WORKERSではやったことない。その時々の自分なりのブームを、形、色、サイズ感で表現すれば良いので、今までアイデア切れはありませんでした。

問題は、そのアイデアが受け入れられるかどうか?


私自身、そんなに「唯一無二」とか「人と違う恰好がしたい」とか思いません。よ~く見れば微妙に違う。よく考えられてるな・・・ぐらいが好きなのです。

これはぱっと見では中々わかりづらい。説明と、継続が必要です。自分なりに、それらが出来て来たからWORKERSが続いてきたのだと思いますし、理解してくださるお客様、卸先様がいたからこそです。


September shipment products: Sent to wholesalers last week and to customers who ordered directly from WORKERS yesterday.

This month's shipments were plentiful—thank you! But it was tough.


・Western shirt with exceptionally well-executed wash finish

・Semi-standard, heavy cotton sweater. This year's new saddle-shoulder and roll-neck RAF sweater. Perfect for sport jackets, denim jackets, and winter layering


・Work pants with home-base style pockets and front zipper

・Railroad Jacket that coordinate with those work pants


・The new WORKERS Jacket. Neither tailored nor chore coat. A jacket bridging casual and dress

・WORKERS Trousers, designed to pair with the WORKERS Jacket. The key feature is the full lining that prevents itching


I must say, I'm confident in every piece. Personally, I ordered the Western Shirt and the Saddle Shoulder Navy. The WORKERS Jacket in check, the WORKERS Trousers in flannel. And the Railroad Jacket in denim.

As usual, I ordered way too much for myself. But since I'm making things I love, my orders inevitably pile up. Wearing them often reveals new things.


Direct orders for WORKERS were overwhelmingly for jackets and trousers. When I create new items and get reactions, it's half joy and half anxiety: “ Will new ideas keep coming?”

Well, it's not about creating something completely new, but rather things that seem like they should exist but don't. Things WORKERS hasn't done before. I just express my personal trends at the time through shape, color, and sizing, so I've never run out of ideas.

The real question is whether those ideas will be accepted.


Personally, I don't crave being “one of a kind” or “dressing differently from others.” What I like is something that, upon closer inspection, is subtly different. Something that makes you think, “Wow, that's well thought out...”

This isn't immediately obvious at first glance. It requires explanation and consistency. I believe WORKERS has continued because I've managed to achieve this in my own way, and because we've had customers and wholesalers who understand.


801 Straight Jeans 生産できました

 








ようやっと、801 Straight jeansの再生産が出来上がりました。

https://e-workers.stores.jp/items/5f03bc464adba034f5bf2fe8


作った時のあれや、これやはこちらもぜひご覧ください。

https://www.e-workers.net/store/old/201601/p1.html


WORKERSの定番にするため、生地だけではなく「糸から」別注したのが、この801に使っている「WKS-MEM7」という糸。



昔のジーンズメーカーは、そしてそのメーカーに生地を供給していたテキスタイルメーカーがどんなワタを使っていたか。それを知りたくて、メンフィスの穀物商社に行ったのが10年ほど前。

古参社員さんに聞いてみると答えは明快で「アメリカ産の中長綿、かつEastern、Memphis、 、Orleans、Texas、産地はいくつかあるものを混ぜた綿」でした。

理由は

「特定の畑や地方を指定すると、その年の出来栄えにより全く糸の品質が変わってしまう。最悪、干ばつや洪水で手に入らないこともある。だから、畑や場所は指定しない」

「あくまで、綿の色合い、繊維の長さを一定に保つ。そのため、綿を混ぜる」

「1950年代頃は、今のように中国からの輸入は多くなかったため、米綿100%でジーンズに使われるような太い糸は作られていた(これは若干の推測含む」

と古参社員さんに教えてもらいました。


右に写っているのがそのご本人。手に持っているのは綿の格付けを決めるためのサンプル。現代は機械で行う格付けも、昔は人の手と目で行われていました。だから、このようなサンプルが必要だったそうです。

で、WORKERSでもその「EMOT」と呼ばれる、アメリカ産綿で糸でデニムを作りたい!と思いましたが、糸屋さんにそういった糸が当時はラインナップにありませんでした。

では作るか?となると当然ロットが必要で、1ロット1800kgほど。ジーンズにすると1000本を優に超える数量になります。

最初は、「一生かかってもこの糸をデニムにして使いきれるだろうか???」と不安でした。


が、出来上がった糸で織った生地は、独特の柔らかさとタテ落ち。特に「柔らかさ」はWORKERSのデニムの特徴です。

これぐらい柔らかければ、「デニム=着づらい」ではなく「デニムでも動きやすい。穿きやすい」と感じてもらえます。

糸だけでなく、染・織り・縫製・部品と、話せばキリが無いので、ひとまずはワタと糸の話でした。