WORKERS送料・代金引換手数料改定予定(経緯報告)

8月下旬より、WORKERSの在庫品販売の送料を改訂いたします。
具体的には1オーダー千円程度の送料・代引き手数料を製品代金に加えてのご請求予定です。

ご予約でオーダーいただいている分に関しては今まで通り、基本送料代引き手数料無料/1万円以下のオーダーに限り送料・代引き手数料千円の予定です。


事の発端は、発送に利用している郵便局の集荷サービスが終了したこと。
WORKERSは一人でやっているので、日々のオーダーを集荷してもらえなくなると死活問題なのです。
月に一度、ご予約品に関しては郵便局持ち込みに変更するとして、日々の出荷がすべて持ち込みは現実的に私一人では対応できません。


そこで、代替サービスとしてまず、佐川急便の代金引換を検討(こちらは集荷あり)
ただ、送料が9月より大幅アップになり、現状のクロネコヤマトとほぼ同等。
ということで、在庫製品に関してはクロネコヤマトの代金引換に変更予定です。
ただ、今までの郵便を使う発送に比べ、送料・代金引換手数料ともに大幅にアップになり、今回を良い機会として送料・代金引換手数料をお客様にもご負担いただくよう変更いたします。


こういった話、単純に製品の原価率を良くする。つまり、定価を上げてしまえば吸収できてしまう話です。ただ、そうなると「まとめ買いする人は見えない形で、何着分も送料や代引き手数料」を払うことになります。
また、卸先様でご購入いただいているお客様にも、WORKERSの都合で同じものが無駄に高くなることになります。

私自身、製品を作るのにかかったコストは忠実に製品上代(定価)に反映させるべきだと思います。同じ形でも、生地が変わると微妙に価格が変わるのはそのためです。それができなければ、商売は続けていけません。
他方、不明朗な形で値上げするのも、これまた商売を続けられないと思います。
それが、先ほどの「生地が違えば値段が違う」で、高い方の値段に合わせてしまえば利益は出るのですが、それでは買っていただくお客様・卸先様をだますでは無いですが、私のやりたいことから外れるのでNGです。

今回の送料の件も、黙って単純に製品上代(定価)を上げてしまえば良いのかもしれませんが、私はそういう事はやりたくない。ただ、送料をいただくように変更するからには、理由の説明が必要であろうとこの経緯報告になりました。


流通や決済にかかるコストは本来、製品代金とは別にかかるべきものをかかるものとして請求するべきだと考えています。
ただ、卸先様、また弊社にご予約ご注文いただくお客様には、何か月も前からオーダーをいただくお礼として基本、送料無料でお送りしております。

Amazonが世の中の主流になり広がった送料無料ですが、昨今の運賃値上げを見るとそれももう限界に来ていると思います。
ある意味、そういった流通コストを下げる為に以前は問屋や中卸が存在したのですが、それがまた主流に戻るとも考えられません。

メーカーも、販売店も、そしてもちろんお客様も。皆が、少しづつ助け合い、趣味性の高い洋服が今後も作り続けていける環境ができることを願います。