Creoleを探して・・・NYその2

火曜日は一日、二日酔いで寝込んで開けて水曜日。


秋冬製品のニットキャップ+ローゲージセーター。
ニットキャップは再生産中です。
さらに、ブレザーをラフに着て良い感じです。

さすがに仕事もしないと・・・ということで、秋冬製品のLow Gauge Cotton Sweaterとニットキャップをかぶってもらい、弊社シニアモデルを撮影。
背景ぼかしちゃうと、せっかくのブライアントパークも良くわかりません。
10年ぐらい前、ここでファッションウィークのショーやってたのかな?初めて、ニューヨークに行ったとき、この横を通って「ここがあの、Style.comとかで撮影しているところか!」とわくわくしたのを思い出します。

ここなら良いの撮れるんじゃないか!と思って行きましたが、気合入れすぎて背景ぼかしすぎました。これだと日比谷公園でもわからないような。

そして、2年越しのDead Rabbitへ・・・

マンハッタンでも最南端なので、一応、バッテリーパークで時間つぶしたりした・・・のが間違いでした

PM5:30につくと、すでに店内一階は超超満員。この店、たぶん演奏聴きに来て入れない人も居るのでしょう。メールにも「門番に聴きに来た旨、メール見せて伝えてね」とあるので、メール見せながら説明。そして超満員のウェイティングバーへ。

ここで待つこと1時間半。正直ズンドコズンドコ鳴って、若者ばっかりのウェイティングバーで待つのは不快でしか無いですが、これも二階へ上がる為に我慢我慢・・・ブザーをもらえるので外で待っても良いのですが、寒かったので、中でちびちびDuval呑みながら我慢。
隣で待っていた50代と思しきご夫婦も「いい加減にしてよ・・・」という感じでした。

7時まで待ってダメならあきらめだな、と思った矢先、やっとブザーが。そして二階は上がると、全然いっぱいじゃない。席空いてる。
噂通り、演出的に一階で待たせる店です。若者はそのウェイティングでズンドコズンドコ言って、集まるのが楽しいのでしょうが。

飲み物は悪くはないが、特筆することも無し。
ベストカクテルバー in NYを期待すると肩透かし。

空席だらけ

それでも、上がった瞬間からTerry Waldoの演奏は楽しめました。
楽しめますが・・・この店は周りが聴いてない、あくまでBGM。それもソロなので、本人の演奏楽しむだけならいいけれど、広がりという点ではRum Houseの演奏にはかないません。

だったらとばかり、この日も頼みました。先日はMortonだったので今日はJoplin。Maple Leaf Ragです。

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Maple Leaf Ragはラグタイム。作曲者のScott Joplinはおそらく、クラシック的な弾き方を求めていたようですが、初期ジャズピアニストたちは、それをスイングさせたり、速弾きしたり、アレンジしまくります。

そのアレンジの仕方を解説しながらJelly Roll Mortonの録音。ミズーリのスタイル、ニューオリンズのスタイルの違いを実演しています。



Dead Rabbitでの演奏はそこそこにして、Terry Waldoさんには「また来年来ます」と伝えてお店を後にしました。

Creole・・・まだ良くわかりません。Creoleが出自と言われるのMortonの曲やその演奏スタイルに惹かれるのは独特のミックス感なのだと思います。

Maple Leaf Ragのような、そのままストレートに弾けばともすれば子供っぽくも聞こえる曲。リズムを揺らしたり、右手のアレンジを変えたり、左手のブンチャブンチャを、ブンブンブンとベースに置き換えたり。同じ物をモチーフにしても、その人のバックグラウンドが違えばアプローチの仕方が違う。結果、出来上がる演奏は全く違う。

そういう部分が面白くて、MortonやTerry Waldoの演奏が好きなのだと思います。単純にもっと早く手が動くとか、ミスタッチが無いとかだと他にも上手いピアニストはたくさんと居ます。でも、私にとっては変えがたい何かがこの二人にはあるのです。